第201飛行隊 (航空自衛隊)

航空自衛隊の戦闘機部隊

第201飛行隊(だい201ひこうたい、JASDF 201st Tactical Fighter Squadron)は、航空自衛隊北部航空方面隊第2航空団隷下の航空自衛隊の戦闘機部隊である。千歳基地に所属し、戦闘機F-15J/DJ連絡機T-4を運用する。

第201飛行隊
第201飛行隊のF-15DJ
創設 1963年3月5日
廃止 1974年10月1日
再編成 1986年3月19日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 航空自衛隊
所在地 北海道千歳基地
編成地 北海道千歳基地
通称号/略称 201SQ
愛称 ファイティング・ベアーズ
Fighting Bears
上級単位 第2航空団
最終上級単位 北部航空方面隊
担当地域 北部防衛区域
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概要 編集

第201飛行隊は1963年(昭和38年)3月5日に航空自衛隊初のF-104戦闘機部隊として、千歳基地第2航空団隷下で編成された。編成初期は「F-104機種転換操縦課程(操縦者教育)」と対領空侵犯措置任務に基づく実働任務の両方を任務としていた、1964年(昭和39年)12月1日に、F-104戦闘機の4番目の部隊として新田原基地第5航空団隷下に第204飛行隊が編成され「F-104機種転換操縦課程」は第204飛行隊が受け持つことになり、以後第201飛行隊は対領空侵犯措置任務のみとなった。

1974年(昭和49年)10月1日F-4EJを運用する第302飛行隊が編成された為、解隊される。当時冷戦が激化していた1986年(昭和61年)3月19日に、航空自衛隊F-15J戦闘機4番目の部隊として、F-15戦闘機部隊として復活再編された。

部隊マークはF-104戦闘機時代は、「201」の数字をモチーフにしたものが描かれていた。現在のF-15戦闘機の垂直尾翼に描かれている部隊マークは、ヒグマの横顔である[1]

因みにアメリカ海軍のアメリカ海軍戦闘機兵器学校(通称「トップガン」)の航空自衛隊版とも言えるトップパイロットに与えられるベストガイ(織田裕二主演で映画の舞台ともなっており、同隊所属と言う設定)と呼ばれる称号がある(同じ千歳基地を本拠とする203飛行隊にもベストガイ制度がある為、実質には2名である)。

沿革 編集

6月18日 - アラート待機任務開始[3]
8月7日 - 第201飛行隊初のホットスクランブル[3]
6月5日 - コープサンダー2003に参加[5]
6月10日 - コープサンダー2005に参加[5]
10月24日 - 航空自衛隊初の日英共同訓練「ガーディアンノース16」に参加[10]

歴代運用機 編集

登場作品 編集

映画

脚注 編集

  1. ^ 航空自衛隊戦技競技会では、参加機のF-15にF-104時代の部隊マークを描かれていた機体もあった。
  2. ^ a b c d e f イカロス出版 Jwing No.194 2014年10月号 36頁-41頁 「特集 空自創設60周年記念シリーズ企画第3弾!! 日本を守る主力戦闘機 やっぱり、F-15 航空自衛隊F-15部隊ガイド」松崎豊一
  3. ^ a b c d 大日本絵画 月刊モデルグラフィックス2月号別冊 戦競1988 航空自衛隊昭和63年度航空総隊戦技競技会 72頁 「昭和63年度戦技競技会参加部隊史」
  4. ^ 文林堂 航空ファン イラストレイテッド 94-10 No.78 2頁-25頁 「戦競 航空自衛隊戦技競技会の迷彩機(F-104,F-1,F-4EJ,F-15) '94戦競」
  5. ^ a b c イカロス出版 Jwing No.129 2009年5月号 22頁-25頁 「ニッポンの主力戦闘機、F-15イーグル 航空自衛隊F-15史」石原肇
  6. ^ イカロス出版 Jwing No.59 2003年7月号 4頁-13頁 「日の丸イーグル初めての空中給油」伊藤久巳
  7. ^ イカロス出版 Jwing No.83 2005年7月号 36頁-37頁 「今年も実施、空中給油訓練」中野耕志
  8. ^ イカロス出版 Jwing No.94 2006年6月号 12頁-13頁 「第201飛行隊20周年記念式典」石原肇
  9. ^ イカロス出版 Jwing No.214 2016年6月号 26頁 「第201飛行隊創隊30周年記念式典」小田智与
  10. ^ イカロス出版 Jwing No.221 2017年1月号 6頁-7頁 「イギリス軍の戦闘機タイフーンがやってきた!」
  11. ^ イカロス出版 Jwing No.256 2019年12月号 4頁-7頁 「日豪共同訓練 武士道ガーディアン19」鈴木利治

関連項目 編集

外部リンク 編集