第8回ベルリン国際映画祭

第8回ベルリン国際映画祭は1958年6月27日から7月8日まで開催された。

概要 編集

1951年からはじまったベルリン国際映画祭であるが、1958年は更に国際的なラインナップとなり、来場者数も増えていった。また、日本から出品された今井正監督の『純愛物語』が監督賞に選ばれた。

受賞 編集

上映作品 編集

コンペティション部門 編集

長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名
原題
監督 製作国
愛する時と死する時
A Time to Love and a Time to Die
ダグラス・サーク   アメリカ合衆国
恋はすばやく
Anna di Brooklyn
ヴィットリオ・デ・シーカ
Carlo Lastricati
  イタリア  フランス
カイロ中央駅
Bab el hadid
ユーセフ・シャヒーン   エジプト
怪談 白夜の妖女 滝沢英輔   日本
Der 10. Mai フランツ・シュナイダ   スイス
Djajaprana Kotot Soekardi   インドネシア
ふたつの目、12本の手
Do ankhen barah haath
ラジャラム・ヴァンクドレ・シャンタラム   インド
それはある晴れた日に起こった
Es geschah am hellichten Tag
ラディスラオ・ヴァホダ   西ドイツ  スイス  スペイン
Guld og grønne skove
(The Girls Are Willing)
ガブリエル・アクセル   デンマーク
恐怖の砂
Ice-Cold in Alex
J・リー・トンプソン   イギリス
純愛物語 今井正   日本
国境の村
La legge è legge
クリスチャン=ジャック   イタリア  フランス
Los Dioses ajenos
(Strange Gods)
ロマン・ヴィニオリ・バレット   アルゼンチン
Miriam William Markus   フィンランド
灰の水曜日
Miércoles de ceniza
ロベルト・ガバルドン   メキシコ
制服の処女[1]
Mädchen in Uniform
ゲツァ・フォン・ラドヴァニ   西ドイツ  フランス
Oi Paranomoi ニコス・コンドゥルロス   ギリシャ
Shab-neshini dar jahannam
(A Party in Hell)
Mushegh Soruri
Samouel Khachikian
  イラン
野いちご
Smultronstället
イングマール・ベルイマン   スウェーデン
手錠のまゝの脱獄
The Defiant Ones
スタンリー・クレイマー   アメリカ合衆国
秘境の情熱
Tumulto de Paixões
ジグムント・スリストラフスキー   アメリカ合衆国
Una Cita de amor エミリオ・フェルナンデス   メキシコ
Ut av mørket Arild Brinchmann
Alex Brinchmann
  ノルウェー
野性の息吹き
Wild Is the Wind
ジョージ・キューカー   アメリカ合衆国
¡Viva lo imposible!
(Long Live the Impossible!)
ラファエル・ヒル   スペイン
  1. ^ 1931年版のリメイク

審査員 編集

  • フランク・キャプラ (アメリカ/監督)
  • J・ノヴァイス・テイシェイラ(J. Novais Teixeira、ブラジル/)
  • ゲルハルト・ランプレヒト(西ドイツ/監督)
  • ポール・ローサ (イギリス/監督)
  • ドゥイリオ・コレッティ (イタリア/監督)
  • 田中路子 (日本/女優)
  • ジャン・マレー (フランス/俳優)
  • ゲルハルト・T・ブッフホルツ(Gerhard T. Buchholz、西ドイツ/脚本家)
  • ウィリー・ハース (西ドイツ/脚本家)
  • レオポルト・ライテマイスター(Leopold Reitemeister、西ドイツ/)
  • L・B・ラオ(L.B. Rao、インド/)

外部リンク 編集