美波 (シンガーソングライター)

美波(みなみ、1997年9月14日 - )は、日本シンガーソングライター[1]。所属レコード会社はワーナーミュージック・ジャパン

美波
生誕 (1997-09-14) 1997年9月14日(26歳)
出身地 日本の旗 日本 埼玉県
ジャンル アニメソング
ロック
ポップロック
J-POP
職業 シンガーソングライター
作詞家
作曲家
担当楽器 ボーカル
ギター
レーベル Water Reflection(2017年
FlyingDog2019年
Warner Music Japan2020年 - )
事務所 Water Reflection
共同作業者 大塚巧(ギター
難部一真(ベース
公式サイト 美波 OFFICIAL WEB SITE
美波
YouTube
チャンネル
活動期間 2016年 -
ジャンル 音楽
登録者数 140万人
総再生回数 497,615,923回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年12月12日時点。
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経歴 編集

デビュー前 編集

中学生の頃にみた尾崎豊のライブ映像(「太陽の破片」)に刺激を受け、作詞を始める[2]。高校進学後にギターを購入してから作曲も行い、本格的な音楽活動を開始する[2]

2017年、ファーストミニアルバム『Emotional Water』及びファーストシングル『main actor』をリリース。渋谷・札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡のタワーレコードにて限定販売された。 同年8月24日、渋谷eggmanにて初のワンマンライブを開催。10代でワンマンライブを開催するという夢を実現したことから「Emotional Water 〜my teen finale〜」というライブタイトルであった。

アニメ音楽レーベル・FlyingDogが主催する「第2回フライングドッグオーディション」でグランプリを受賞し[3]2018年2月21日、渋谷eggmanにて開催した2度目のワンマンライブ「ETERNAL BLUE」にて、同レーベルよりメジャーデビューすることを発表。さらに同ワンマンライブの追加公演として、初の大阪公演を開催することを発表[4]。4月1日には南堀江knaveにて初の大阪公演「『ETERNAL BLUE』大阪 追加公演」を開催したが、メジャーデビューに伴う悩み等から最後まで歌いきることが出来ない結果となった[5]。そのため8月18日に同会場にて再公演を開催することを決定[6][7]

8月18日に行われた再公演のタイトルは、前回のライブでの失敗の後悔から「ETERNAL BLUE 〜Never forget April〜」と発表された[6][7]

2018年夏のツアー「LILAC」を開催[8]。自身にとっての初のツアーであり、名古屋・仙台・福岡・広島・沖縄・札幌・渋谷の全7会場を回った。ツアーファイナルとして、9月9日に渋谷CLUB QUATTROでワンマンライブを行った[9]

9月3日、エフエム北海道(AIR-G')の『IMAREAL』にて、初のラジオ生出演[10]。10月8日開催の「THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2018」に出演[11]。初のフェス出演となる。11月3日・4日に、渋谷eggman及び渋谷WWWにて、2daysワンマンライブ「アメヲマツ、」を開催[12]。当初、この2daysワンマンがメジャーデビュー前最後のライブであり「いろんな感情的意味でのラストライブ」と報告されていたが[13]、応募が殺到したため、急遽、大阪にて同ワンマンライブの追加公演が決定[14]

12月4日、大阪MUSEにて「『アメヲマツ、』大阪 追加公演」の開催が予定されていたが[14]、本人の体調不良により本人・スタッフ間で協議した結果開催中止となり[15]、当日の物販のみ開催された[16]

デビュー後 編集

2019年1月放送開始のテレビアニメ『ドメスティックな彼女』のオープニング主題歌「カワキヲアメク」を担当することが決定[17][18][19]。本人は「他とは違うのよって感じを見せたい時、そんな時があったなと書きました。それが何故かは分からなかったのですが、結局そんな事してるとなかなか幸せやってこないなと気付きました」と語っている[19]。2019年1月30日にメジャーデビューシングル『カワキヲアメク』をリリースし、オリコン週間デジタルアルバムランキング1位 (週間CDシングルランキング14位) を獲得した[20]

2019年春のツアー「カワキヲアメク」の開催決定[21]。メジャーデビューして初のライブであり、初のワンマンツアーでもある。福岡・広島・仙台・札幌・渋谷・名古屋・大阪・沖縄の全8会場を回る。

2024年3月30日には、初の日本武道館公演『美波 JOYINT in Nippon Budokan』を開催[22]

人物 編集

  • 主に関東を拠点として活動している。またライブ配信アプリ・ツイキャスにて弾き語りやオリジナルソングを配信している。
  • ファンと身近で親しみやすい存在であることを大切にしており、Twitterでのやり取りやツイキャスでの配信におけるリスナーとの交流も行っている。ツイキャスでは、誕生日のリスナーにバースデーソングを歌うなど、ファンとの距離感を大切にしている。
  • 本人曰く「絶対意志は曲げない頑固人間」であり、自らの個性を大切にしている。
  • ライブ以外では素顔を露出せず、公式プロフィール画像ではイラストを使用している。

使用楽器 編集

  • 主にギターを使用。MartinのGPC-Auraを愛用している[23]。さらに、プリアンプとしてFISHMANのAuraを搭載している[23]。現在はMartin OO-28 をメインに使用している。
  • ギターのエリクサー・ストリングス英語版のフォスファーブロンズ弦のカスタムライトに、より滑るようにFAST FRETを塗って使用している[23]
  • 本人曰く「ギターは、たくさん練習して引き倒して長年使って湿気が抜けてきてから初めて本当のめちゃくちゃいい音が出る」[23]

ディスコグラフィ 編集

美波のディスコグラフィ
リリースリスト
EP 3
シングル 2
配信シングル 3

シングル 編集

配信シングル 編集

  発売日 タイトル 初出アルバム
Warner Music Japan
1st 2020年7月1日 アメヲマツ、 DROP
2nd 2022年11月11日 グッドラッカー LOSE LOOSE Day
3rd 2023年1月27日 ルードルーズダンス

CDシングル 編集

  発売日 タイトル 販売形態 規格品番 収録内容 最高位 初出アルバム
Water Reflection
2017年12月1日 main actor CD 未収録
FlyingDog
1st 2019年1月30日 カワキヲアメク CD VTCL-35294(通常盤) 14位 未収録
VTCL-35295(アニメ盤)

アルバム 編集

EP 編集

  発売日 タイトル 販売形態 規格品番 収録内容 最高位
Water Reflection
2017年6月21日 Emotional Water CD
Warner Music Japan
1st 2021年7月21日 DROP CD+キャンバスアート WPCL-13311(初回限定盤A) 18位
WPCL-13312(初回限定盤B)
CD WPCL-13313(通常盤)
2nd 2023年3月22日 LOSE LOOSE Day CD+コミック WPCL-13461(初回限定盤 RED CHECK) 18位
CD+トランプ WPCL-13462(初回限定盤 YELLOW CHECK)
2CD WPCL-13463/4(初回限定盤 GREEN CHECK)
CD WPCL-13465(通常盤 BLUE CHECK)

参加作品 編集

発売日 アーティスト名 タイトル
2022年10月14日 MAISONdes アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti
2022年11月29日 美波、大橋ちっぽけ 水星 × 今夜はブギー・バック nice vocal meets Yuri on ICE

タイアップ一覧 編集

起用年 楽曲 タイアップ
2019年 カワキヲアメク テレビアニメ『ドメスティックな彼女』オープニングテーマ[24]
2022年 アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti テレビアニメ『うる星やつら』オープニングテーマ
2023年 ルードルーズダンス アニメ『終末のワルキューレII』オープニングテーマ[25]

ミュージックビデオ 編集

タイトル 公開日
正直日記
Eternal Blue
main actor 2018年2月21日
ライラック 2018年6月12日
ホロネス 2018年8月3日
Monologue
Prologue 2019年5月28日
カワキヲアメク 2019年1月29日
アメヲマツ、 2020年6月30日
DROP 2021年7月22日
この街に晴れは来ない 2022年1月21日
グッドラッカー 2022年11月11日
ルードルーズダンス 2023年1月27日
ブルーグラス 2023年3月22日
タイムグラム 2023年6月27日

主なライブ 編集

ワンマン 編集

日程 タイトル 形態 会場 備考
2017年 8月24日 美波 1st ONE MAN LIVE『Emotional Water 〜my teen finale〜』 単発 渋谷eggman
2018年 2月21日 美波 2nd ONE MAN LIVE『ETERNAL BLUE』 渋谷eggman
4月1日 美波 2nd ONE MAN LIVE『ETERNAL BLUE』大阪 追加公演 大阪 南堀江knave 最後まで歌唱できなかったため、8月18日に再公演開催。
8月18日 美波 2nd ONE MAN LIVE『ETERNAL BLUE 〜Never forget April〜』大阪 再公演 大阪 南堀江knave
8月20日 -
9月9日
美波 2018 SUMMER TOUR『LILAC』 ツアー
11月13日 美波 2days ONE MAN LIVE『アメヲマツ、』 単発 渋谷WWW
11月14日 渋谷eggman
12月4日 美波 2days ONE MAN LIVE『アメヲマツ、』大阪 追加公演 大阪 ESAKA MUSE 体調不良により物販のみの開催。
2019年 3月30日 -
5月11日
美波 ONE MAN TOUR『カワキヲアメク』 ツアー
2019年 9月8日-9月21日 美波『ORIGIN』2Days ONEMAN LIVE 単発
2019年-2020年 10月27日-1月18日 美波 ONE MAN TOUR 「TURQUOISE」 ツアー
2020年 3月23日 美波「¥373 Live@渋谷eggman」 単発 渋谷eggman ※東京都在住者限定ライブ
3月28日 -
6月6日
美波「DROP TOUR 2020」 ツアー 新型コロナウイルスの影響により全日程延期。

その後一時中止を発表

7月24日 美波『Freiheit』ONEMAN LIVE 単発 東京 NHKホール
9月6日 大阪 大阪城野外音楽堂
2021年 10月9日 美波 ONEMAN LIVE「YELLOW LINE」 単発 9月11日 大阪 大阪城野外音楽堂

10月9日 東京 LINE CUBE SHIBUYA

新型コロナウイルスの影響により大阪公演延期。
2021年 12月22日 美波 ONEMAN LIVE「STRAY CITY」 単発 中野サンプラザ
2022年 4月3日 - 6月25日 美波「Black Heart Side Tour 2022」 ツアー
2022年 12月21日 美波「BAD SWEEPER 2022」 単発 豊洲PIT
2023年 3月25日 - 7月1日 美波「FREEZING CANDY TOUR 2023 〜RE:DROP〜」 ツアー
2023年 9月13日 美波「FREEZING CANDY TOUR 2023 〜MELT DROP〜」 単発 NHKホール
2024年 3月30日 美波 JOYINT in Nippon Budokan 単発 日本武道館 [22]

出演イベント 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ BIOGRAPHY”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2022年12月22日閲覧。
  2. ^ a b 美波”. プロフィール. フライングドッグ. 2019年2月9日閲覧。
  3. ^ “フライングドッグオーディション、20歳のSSW・美波がグランプリに! 自身作詞・作曲の「main actor」MV公開”. エンタメステーション. (2018年2月22日). オリジナルの2018年9月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180929233340/https://entertainmentstation.jp/news/183746 2022年12月22日閲覧。 
  4. ^ 美波 2nd ONE MAN LIVE『ETERNAL BLUE』大阪 追加公演”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  5. ^ ご報告”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  6. ^ a b 美波 2nd ONE MAN LIVE『ETERNAL BLUE 〜Never forget April』大阪 再公演のお知らせ。”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  7. ^ a b 美波 2nd ONE MAN LIVE『ETERNAL BLUE final 〜Never forget April〜』in大阪 詳細決定”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  8. ^ 美波 2018年夏のツアーが決定しました!”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  9. ^ 美波、2018年夏、ツアー決定!ツアーファイナルは渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライブが決定しました!”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  10. ^ ?ミナミエーーーール?”. AIR-G' FM北海道 80.4. 2022年12月22日閲覧。
  11. ^ 美波 10/8(月・祝)にフェス初出演決定!”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2022年12月22日閲覧。[リンク切れ]
  12. ^ 美波 2days ワンマンライブの詳細が決定致しました。”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  13. ^ この2daysワンマンが今年のラストライブになります。
  14. ^ a b 美波 ワンマンライブ「アメヲマツ、」大阪追加公演が決定致しました!”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  15. ^ 美波ワンマンライブ「アメヲマツ、」大阪追加公演開催中止のお詫びとお知らせ”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  16. ^ 大阪追加公演 開催中止後の物販に関して
  17. ^ 1月30日(水)デビューシングルCD美波「カワキヲアメク」のリリースが決定致しました。”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  18. ^ TVアニメ「ドメスティックな彼女」OP主題歌を描かせて歌わせていただきました。
  19. ^ a b 主題歌アーティスト発表!”. テレビアニメ「ドメスティックな彼女」. 2018年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  20. ^ “美波のデビュー作「カワキヲアメク」がデジタルアルバムランキング1位獲得”. スポーツ報知. (2019年2月5日). https://hochi.news/articles/20190205-OHT1T50189.html 2019年2月9日閲覧。 
  21. ^ 美波 全国8ヶ所、「カワキヲアメク」ワンマンツアー決定!”. 美波 OFFICIAL WEB SITE. 2018年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
  22. ^ a b 美波、デビューから5年かけて辿り着いた日本武道館で何を歌い届けたのか? “これまで”と“これから”を繋いだ夜”. Real Sound (2024年4月5日). 2024年4月6日閲覧。
  23. ^ a b c d ギター何使ってるんですかーと色んなとこで聞かれるので。”. 2022年12月22日閲覧。[リンク切れ]
  24. ^ 美波、デビュー・シングル『カワキヲアメク』を5月にストリーミング配信 表題曲はアニメ『ドメスティックな彼女』OP”. Billboard JAPAN (2019年5月10日). 2023年5月5日閲覧。
  25. ^ 「終末のワルキューレ」2期の配信は来年1月から、キービジュやPV解禁”. コミックナタリー (2022年11月25日). 2023年5月5日閲覧。

外部リンク 編集