補完財(ほかんざい)とは、相互に補完して効用を得るの関係のこと。交差価格弾力性が負の値をとる2つの財の関係である[1]

例としてはパンとジャム、自動車とガソリンなどがある。

補完財では、どちらかの財(第1財)の価格が上昇すると、もう一方の財(第2財)の需要は一緒に減ってしまう。反対に第1財の価格が下がったとき、両方の財の需要が増加する。このとき第2財は第1財の粗補完財であるといわれる。

脚注 編集

  1. ^ 丸山雅祥『経営の経済学』(新)有斐閣、2011年、28頁。ISBN 978-4-641-16376-8 

関連項目 編集