遠藤要 (俳優)

日本の俳優

遠藤 要(えんどうかなめ、1983年12月25日[2] - )は、日本の元俳優。格闘家。千葉県出身[2]

えんどうかなめ
遠藤 要
生年月日 (1983-12-25) 1983年12月25日(40歳)
出生地 日本の旗 日本千葉県野田市
身長 175cm
活動期間 2006年 - 2019年
主な作品
テレビドラマ
てっぱん
映画
クローズZERO
イエローキッド
備考
2017年2月9日 - 4月10日 活動謹慎処分[1]
テンプレートを表示

かつてはラ・セッテエイベックス・マネジメントエイベックス・ヴァンガード)に所属。事務所との契約解除後は、複数の不祥事により俳優活動は事実上休止状態となったが、2023年に格闘技デビューし、表舞台に復帰した[3]

来歴 編集

役者を目指して19歳の時に上京[4]

2007年に公開された映画『クローズZERO』にてストーリーを左右する重要な役・戸梶勇次を演じ、これが本格的な映画初出演となった。

2009年3月末に、所属事務所のラ・セッテを退所。同年8月1日よりエイベックス・マネジメント(2013年10月〜2017年3月はエイベックス・ヴァンガード)に所属。

2014年に一般女性と結婚。

2015年、第1子の男児が誕生[5]

2017年2月10日発売の写真週刊誌『FRIDAY』にて清水良太郎とともに違法営業の遊技場で賭博を行ったと報じられた。この報道を受け、発売の前日の2月9日に所属事務所のエイベックス・ヴァンガードより遠藤の謹慎処分が発表された[6]。同年4月11日付で謹慎処分は解除されたが[1]、2018年3月に契約を解除された[7]

2018年4月13日、遠藤は飲食店で提示された飲食料金に納得が行かずアルバイト従業員として会計を担当した俳優の谷川功に因縁を付けた挙げ句、顔面を数発殴って怪我をさせ、谷川は16日に被害届を提出[7]。のちに不起訴となった[8]

2019年、妻と離婚[要出典]。同年、ホストクラブ経営者の今賀峻との共同YouTubeチャンネル『遠藤要と今賀峻』を開設したが、3か月ほどで更新を停止している[9]

事務所からの契約解除後も芸能界復帰を目指し、東京に滞在していたが、家賃の高さなどからかつて共演した俳優仲間の高岡蒼佑から移住を勧められ、知人の誘いで徳島県に移住[8]。2021年から徳島市内でバーを経営していた[9]。6月13日、アルバイトの男子大学生のサボり癖に腹を立てて、暴行を加え、全治1週間の怪我を負わせたとして傷害容疑で逮捕された[8][10][11]。この事件も不起訴となった[8]

2022年6月に格闘技デビューしていた高岡から誘いを受け、2023年1月7日に大阪府堺市で開催の格闘技大会「競拳22」に出場[8][3]。俳優で格闘家の黒石高大と2か月間のトレーニングを積み、試合当日は黒石がセコンドについた。今回の格闘技挑戦について、遠藤は、「今回の挑戦は自分への挑戦でもある一方で、 不祥事で芸能界を干された役者がひょんなことから格闘技に出会って、準備期間2か月でリングに上がるという設定の役をいただいた感覚に近い」としている[12]。22歳のYouTuber相手に3ラウンド2分でKO負けを喫したが[13]、大会主催者側は次回大会もオファーをかける見込みであることを明言している[14]

人物 編集

出演 編集

テレビドラマ 編集

映画 編集

Vシネマ 編集

  • 佐藤健ファーストDVD「My Color」(2008年)短編映画『white sand garden』
  • ガチバンVI 野獣降臨(2009年11月20日) - 黒鉄丈
  • ザ・代紋(2016年4月8日) - 主演・田代紋次郎
  • 修羅の男と家なし少女2(2017年3月3日) - 岡野
  • 頂点(てっぺん)(2017年) - 土井方陣
    • 頂点(てっぺん)1・2(2017年7月7日・8月4日) - 神田組若頭補佐
    • 頂点(てっぺん)3(2017年9月1日) - 神田組若頭
  • 極道天下布武 第三幕・第四幕・第五幕(2017年10月6日・12月25日・2018年2月25日) - 美濃 堀江組組長 堀江秀政
  • 我王伝 第一章(2018年2月25日) - 山本組幹部 平野進
  • ギャングシティ 大阪黙示録1・2(2018年6月25日・8月25日) - 裕哉
  • 任侠哀歌3(2018年7月25日)
  • 外道憤砕1・2(2018年8月25日・9月25日) - 龍文字一家 長谷部組若頭

舞台 編集

  • 露出狂(2012年7月26日 - 8月4日、パルコ劇場 他) - -佐反町
  • SOLID(2013年7月12日 - 21日、赤坂RED/THEATER) - 主役・木戸正一
  • AVM(2014年8月7日 - 10日、六本木・俳優座劇場) - 火柱誠
  • フレンド —今夜此処での一と殷盛り-(2014年9月26日 - 10月19日、東京グローブ座 他)- 中原中也
  • マクベス(2016年6月 - 7月、東京グローブ座) - マクダフ[19]

バラエティ 編集

CM 編集

CD 編集

  • REAL'「ウソツキ」

ラジオ 編集

声優 編集

  • 池袋ウエストゲートパーク(BeeTV『Beeマンガ』、2011 - 2012年、全30話) - 真島誠(マコト)[21]

配信 編集

  • YouTube 田村敦のアーシーch セカンドチャンス第13弾(2023年4月22日)

戦績 編集

アマチュアキックボクシング 編集

キックボクシング 戦績
1 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
0 0 0 0 0 0
1 1 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× しょうと 3R KO 競拳22 2023年1月7日

受賞歴 編集

脚注・出典 編集

  1. ^ a b 賭博報道の遠藤要、謹慎処分が解除 騒動後初公の場で謝罪「役者道を突き進む」 ORICON NEWS
  2. ^ a b 遠藤要のプロフィール”. ORICON NEWS. オリコン株式会社 (2017年10月13日). 2021年6月16日閲覧。
  3. ^ a b スズキヒロシ (2023年1月5日). “遠藤要、不祥事で「人生終わった」諦めの日々からの出口を探してーー格闘技デビューで見せたい役者魂”. クランクイン!: p. 1. https://www.crank-in.net/interview/120367/1 2023年1月5日閲覧。 
  4. ^ a b 演技一つで成り上がる『人間力』遠藤要(俳優) - 日刊大衆、2015年3月29日
  5. ^ 遠藤要 第1子男児誕生を報告「感謝の気持ちでいっぱい」”. スポニチ (2015年9月10日). 2015年9月10日閲覧。
  6. ^ 遠藤要が謹慎処分 違法賭博報道受け 所属事務所が発表”. スポニチ (2017年2月10日). 2017年2月12日閲覧。
  7. ^ a b “遠藤要 六本木で顔面殴打、バー会計「高い」因縁つけ4、5発”. スポニチ. (2018年4月18日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/04/18/kiji/20180417s00041000352000c.html 2018年4月18日閲覧。 
  8. ^ a b c d e 遠藤要(インタビュー)「「闇カジノ」報道で謹慎、傷害事件で契約解除…遠藤要が告白「馬鹿にされても見せたかったモノ」」『FRIDAYデジタル』、講談社、2022年12月13日https://friday.kodansha.co.jp/article/2786462023年1月5日閲覧 
  9. ^ a b きなくさいゾ…元俳優・遠藤要容疑者 徳島でバー経営→元バイトを暴行 実話系雑誌に掲載された「ボコボコ写真」は本人か”. zakzak. p. 2 (2021年6月17日). 2023年1月5日閲覧。
  10. ^ “逮捕の遠藤要は〝東京にはいられない身〟だった! 雑誌に掲載「ボコボコ写真」の意味”. 東スポWeb. (2021年6月19日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/68001 2023年1月5日閲覧。 
  11. ^ きなくさいゾ…元俳優・遠藤要容疑者 徳島でバー経営→元バイトを暴行 実話系雑誌に掲載された「ボコボコ写真」は本人か”. zakzak. p. 1 (2021年6月17日). 2023年1月5日閲覧。
  12. ^ スズキヒロシ (2023年1月5日). “遠藤要、不祥事で「人生終わった」諦めの日々からの出口を探してーー格闘技デビューで見せたい役者魂”. クランクイン!: p. 3. https://www.crank-in.net/interview/120367/3 2023年1月5日閲覧。 
  13. ^ “遠藤要、格闘技デビュー 無骨なファイトスタイルで善戦も3ラウンドKO負け”. クランクイン!. (2023年1月7日). https://www.crank-in.net/news/120549/1 2023年2月19日閲覧。 
  14. ^ “【競拳】元俳優・遠藤要KO負け「まだ倒れている」主催者側は次回大会出場オファーへ”. 日刊スポーツ. (2023年1月7日). https://www.nikkansports.com/battle/news/202301070000831.html 2023年2月19日閲覧。 
  15. ^ エハラマサヒロ 顔そっくり遠藤要の結婚祝福「うれしい限り」”. スポニチ (2015年1月24日). 2015年12月6日閲覧。
  16. ^ miwa×六角精児×大空祐飛 「紅白が生まれた日」 出演者発表第二弾!”. 日本放送協会 (2015年1月26日). 2015年2月4日閲覧。
  17. ^ 勝地涼、主演ドラマ撮了に感無量 山崎努は脚本を絶賛”. ORICON STYLE (2016年4月19日). 2016年4月26日閲覧。
  18. ^ 遠藤要インタビュー - 累計発行部数3200万部の伝説的な漫画「クローズ」。映画の中の強面とは一味違う、今後大注目の新人俳優の素顔に注目! - プラス アクト、2007年10月28日
  19. ^ “丸山隆平主演「マクベス」東京グローブ座の公演を梅田芸術劇場で生中継”. ステージナタリー. (2016年6月21日). https://natalie.mu/stage/news/191655 2016年6月22日閲覧。 
  20. ^ 小栗旬のオールナイトニッポン公式サイト2009年3月4日
  21. ^ “マンガ版「池袋ウエストゲートパーク」がBeeTVで配信中”. ナタリー (ナターシャ). (2011年12月2日). https://natalie.mu/comic/news/60591 2015年12月22日閲覧。 

外部リンク 編集