ベルリン国際映画祭における女優賞Silberner Berliner Bär, Beste Darstellerin)は、銀熊賞(Silberner Bär)の一部門であり、1956年から2020年まで授与されていた[1]

受賞者 編集

開催年 受賞者 題名
原題
1956 エルザ・マルティネッリ   Donatella
1957 イヴォンヌ・ミッチェル   Woman In A Dressing Gown
1958 アンナ・マニャーニ   野性の息吹き
Wild Is the Wind
1959 シャーリー・マクレーン   恋の売り込み作戦
Ask Any Girl
1960 ジュリエット・メニエル   Kirmes
1961 アンナ・カリーナ   女は女である
Une femme est une femme
1962 リタ・ガム  
ヴィヴェカ・リンドフォース  
No Exit
1963 ビビ・アンデショーン   Älskarinnan
1964 左幸子   にっぽん昆虫記
彼女と彼
1965 マドハール・ジャフリー   インドのシェイクスピア
Shakespeare-Wallah
1966 ローラ・オルブライト   スター誕生の夢
Lord Love a Duck
1967 イーディス・エヴァンス   哀愁の旅路
The Whisperers
1968 ステファーヌ・オードラン   女鹿
Les biches
1969-70 なし
1971 シモーヌ・シニョレ   Le Chat
シャーリー・マクレーン   Desperate Characters
1972 エリザベス・テイラー   Hammersmith Is Out
1973 -74 なし
1975 田中絹代   サンダカン八番娼館 望郷
1976 ヤドヴィガ・バランスカ   Noce i dnie
1977 リリー・トムリン   レイト・ショー
The Late Show
1978 ジーナ・ローランズ   オープニング・ナイト
Opening Night
1979 ハンナ・シグラ   マリア・ブラウンの結婚
Die Ehe der Maria Braun
1980 レナーテ・クレスナー   ソロシンガー
Solo Sunny
1981 バーバラ・グラボフスカ   Goraczka
1982 カトリン・ザース   Bürgschaft für ein Jahr
1983 エフゲニヤ・グルシェンコ   Wljubljon po sobstvennomu zhelaniju
1984 インナ・チュリコワ   ワッサ
Voenno-polevoy roman
1985 ジョー・ケネディ   Wrong World
1986 シャルロット・ヴァランドレイ   ルージュ・ベーゼ/15才の恋
Rouge baiser
マルセリア・カルタショ   A hora da estrela
1987 アナ・ベアトリス・ノグエイラ   Vera
1988 ホリー・ハンター   ブロードキャスト・ニュース
Broadcast News
1989 イザベル・アジャーニ   カミーユ・クローデル
Camille Claudel
1990 なし (個人賞と共演賞が授与された)
1991 ビクトリア・アブリル   アマンテス/愛人
Amantes
1992 マギー・チャン   ロアン・リンユィ 阮玲玉
阮玲玉
1993 ミシェル・ファイファー   ラブ・フィールド
Love Field
1994 クリシー・ロック   レディバード・レディバード
Ladybird Ladybird
1995 ジョセフィン・シャオ   女人、四十。
女人四十
1996 アヌーク・グランベール   私の男
Mon homme
1997 ジュリエット・ビノシュ   イングリッシュ・ペイシェント
The English Patient
1998 フェルナンダ・モンテネグロ   セントラル・ステーション
Central do Brasil
1999 ユリアーネ・ケーラー  
マリア・シュラーダー 
Aimée und Jaguar
2000 ビビアナ・ベグロー 
ナディヤ・ウール  
Die Stille nach dem Schuß (Legend of Rita)
2001 ケリー・フォックス   インティマシー/親密
Intimacy
2002 ハル・ベリー   チョコレート
Monster's Ball
2003 メリル・ストリープ  
ニコール・キッドマン  
ジュリアン・ムーア  
めぐりあう時間たち
The Hours
2004 シャーリーズ・セロン   モンスター
Monster
カタリーナ・サンディノ・モレノ   そして、ひと粒のひかり
Maria Full of Grace
2005 ユリア・イェンチ   白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々
Sophie Scholl - Die letzten Tage
2006 ザンドラ・ヒュラー   レクイエム〜ミカエラの肖像
Requiem
2007 ニーナ・ホス   イェラ
Yella
2008 サリー・ホーキンス   ハッピー・ゴー・ラッキー
Happy-Go-Lucky
2009 ビルギット・ミニヒマイアー   恋愛社会学のススメ
Alle Anderen
2010 寺島しのぶ   キャタピラー
2011 レイラ・ハタミサレー・バヤト
サリナ・ファルハーディーキミア・ホセイニ  
別離
جدایی نادر از سیمین
2012 レイチェル・ムワンザ   魔女と呼ばれた少女
Rebelle
2013 パウリナ・ガルシア   グロリアの青春
Gloria
2014 黒木華   小さいおうち[2]
2015 シャーロット・ランプリング   さざなみ
45 Years
2016 トリーヌ・ディルホム   ザ・コミューン
Kollektivet[3]
2017 キム・ミニ   夜の浜辺でひとり
밤의 해변에서 혼자
2018 アナ・ブルン   相続人
Las herederas
2019 ヨン・メイ   在りし日の歌
地久天長
2020 パウラ・ベーア   水を抱く女
Undine

脚注 編集

  1. ^ ベルリン国際映画祭が「男優賞」「女優賞」を廃止 「俳優賞」に統一して新設”. 映画.com ニュース(2020年8月30日). 2021年9月28日閲覧。
  2. ^ 山田洋次監督「小さいおうち」の黒木華に女優賞…ベルリン国際映画祭(2014年2月16日)、スポーツ報知、2014年2月16日閲覧。
  3. ^ ベルリン国際映画祭、難民問題捉えたジャンフランコ・ロージ監督作が金熊賞に”. 映画ナタリー (2016年2月21日). 2016年2月22日閲覧。

関連項目 編集