陸奥湊駅

青森県八戸市にある東日本旅客鉄道の駅

陸奥湊駅(むつみなとえき)は、青森県八戸市大字湊町字久保にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)八戸線である。

陸奥湊駅
北口(2022年9月)
むつみなと
Mutsu-Minato
小中野 (1.7 km)
(1.3 km) 白銀
地図
所在地 青森県八戸市大字湊町字久保44-1
北緯40度31分23.9秒 東経141度31分39.7秒 / 北緯40.523306度 東経141.527694度 / 40.523306; 141.527694座標: 北緯40度31分23.9秒 東経141度31分39.7秒 / 北緯40.523306度 東経141.527694度 / 40.523306; 141.527694
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 八戸線
キロ程 9.0 km(八戸起点)
電報略号 ムト
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
126人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1926年大正15年)7月11日[1]
備考 無人駅[2](自動券売機 有)
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南口(2020年2月)

歴史 編集

かつては駅南側にある八戸セメント八戸工場(旧・住友セメント八戸工場)への専用線が分岐しており、当駅は東北地方へのセメントの発送拠点となっていた。

年表 編集

 
リニューアル前の北口(2007年10月)

駅構造 編集

 
ホーム(2020年2月)

島式ホーム1面2線を持つ地上駅橋上駅舎を備える。

八戸駅管理の無人駅。タッチパネル式自動券売機1台、待合所トイレが設置されている。売店(ジャスター)が駅北口前に立地していたが、閉店した。

2021年3月13日ダイヤ改正までは業務委託駅ジャスターJR東日本東北総合サービス委託)で、みどりの窓口も設置されていた。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1 八戸線 下り 種差海岸久慈方面
2 上り 本八戸八戸方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況 編集

JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員の推移は以下の通りであった。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 234 [利用客数 1]
2001年(平成13年) 228 [利用客数 2]
2002年(平成14年) 226 [利用客数 3]
2003年(平成15年) 220 [利用客数 4]
2004年(平成16年) 203 [利用客数 5]
2005年(平成17年) 207 [利用客数 6]
2006年(平成18年) 211 [利用客数 7]
2007年(平成19年) 210 [利用客数 8]
2008年(平成20年) 205 [利用客数 9]
2009年(平成21年) 191 [利用客数 10]
2010年(平成22年) 176 [利用客数 11]
2011年(平成23年)
2012年(平成24年) 160 [利用客数 12]
2013年(平成25年) 158 [利用客数 13]
2014年(平成26年) 157 [利用客数 14]
2015年(平成27年) 149 [利用客数 15]
2016年(平成28年) 143 [利用客数 16]
2017年(平成29年) 136 [利用客数 17]
2018年(平成30年) 134 [利用客数 18]
2019年(令和元年) 126 [利用客数 19]

駅周辺 編集

 
1975年ごろの当駅近隣の空中写真。新井田川を挟んだ至近距離に湊駅があった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
 
北口にある「イサバのカッチャ」の石像

駅前には八戸市営魚菜小売市場があり、毎週日曜日を除く朝から昼にかけて新鮮な魚介類が販売されている。また、駅北口駅舎前には「イサバのカッチャ」の石像が建っており、10月の第一日曜日には駅前で「イサバのカッチャコンテスト」が行われている(2012年は11月4日の第一日曜日に行われた)。館鼻公園下の館鼻岸壁では、毎週日曜日の朝から昼にかけて国内最大規模の朝市が開催されている。2022年7月7日には、当駅前地区の再開発計画を進めるため、まちづくり会社「みちのくみなと未来」と八戸市が事業協定を締結した[新聞 2]

1985年3月までは、新井田川を挟んだ至近距離に湊駅貨物駅)が存在した。当駅の名に「陸奥」を冠する理由は湊駅より後になってから開業したためである。

バス路線 編集

陸奥湊駅前(駅北口側) 編集

上中道(駅南口の道路側) 編集

方面 運行事業者 系統・行先 備考
上柳町方面 八戸市営バス F1大杉平営業所
F4:上二ツ家
C5中心街(三日町)
30旭ヶ丘営業所
35市民病院
 
工大一高前方面 3:旭ヶ丘営業所
M15金浜小学校
M12高等支援学校
M2020:鮫
M24:岬台団地
Y25:平庭団地
 
上柳町方面 南部バス 7ラピアピアドゥ  
工大一高前方面 24:岬台団地  

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
八戸線
小中野駅 - 陸奥湊駅 - 白銀駅

脚注 編集

記事本文 編集

注釈 編集

  1. ^ 当初は2022年(令和4年)11月25日にオープン予定であった[報道 3]

出典 編集

  1. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、26頁。 
  2. ^ a b c 広報はちのへ令和3年2月号 No.1320 >(暮らし)3月12日(金)で陸奥湊駅の窓口営業を終了します。” (PDF). 八戸市. p. 12 (2021年1月20日). 2021年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、507頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 駅の情報(陸奥湊駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2021年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月5日閲覧。
  5. ^ 八戸市魚菜小売市場がリニューアルオープンします”. 八戸市 (2022年11月15日). 2022年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月20日閲覧。
  6. ^ 館鼻岸壁朝市 | 青森県八戸市に突如出現する超巨大朝市”. minatonichiyouasaichikai.com. 2022年6月3日閲覧。
  7. ^ みなと食堂 (陸奥湊/定食・食堂)”. 食べログ. 2022年9月30日閲覧。
  8. ^ みなと食堂(八戸市/季節料理) - Retty”. Retty(レッティ). 2022年9月30日閲覧。
  9. ^ 館鼻公園(八戸市みなと体験学習館)|八戸市”. www.city.hachinohe.aomori.jp. 2022年6月3日閲覧。
  10. ^ 八戸屋形船 新井田丸”. 八戸屋形船 新井田丸. 2022年6月4日閲覧。
  11. ^ 大祐神社 (だいすけじんじゃ)”. 神社巡りジャパン. 2022年6月3日閲覧。
  12. ^ 【八戸市】湊町にあるお食事のデパート「喜代志」が3月9日(月)をもって閉店!”. 号外NET 八戸市(三八) (2020年3月9日). 2022年6月4日閲覧。

報道発表資料 編集

  1. ^ 「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」の開催について” (PDF). JRグループ. p. 8 (2016年5月17日). 2022年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月30日閲覧。
  2. ^ a b (開業日決定)JR八戸線陸奥湊駅1階に「駅ナカ酒場 62731◎」をオープンします!』(PDF)(プレスリリース)みちのくみなと未来/東日本旅客鉄道盛岡支社、2022年11月25日。 オリジナルの2022年11月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221125100748/https://www.jreast.co.jp/press/2022/morioka/20221125_mr11.pdf2022年11月25日閲覧 
  3. ^ (開業日延期)JR八戸線陸奥湊駅1階に「駅ナカ酒場 62731◎」をオープンします!』(PDF)(プレスリリース)みちのくみなと未来/東日本旅客鉄道盛岡支社、2022年11月24日。 オリジナルの2022年11月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221124133051/https://www.jreast.co.jp/press/2022/morioka/20221124_mr12.pdf2022年11月24日閲覧 

新聞記事 編集

  1. ^ “スルメ風鈴 音色はイカに?”. 河北新報. (2016年8月3日). オリジナルの2022年11月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221120042116/https://kahoku.news/articles/20160803kho000000164000c.html 2022年6月6日閲覧。 
  2. ^ “陸奥湊再開発で八戸市とまちづくり会社が協定”. 東奥日報. (2022年7月7日). オリジナルの2022年7月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220707155656/https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1189767 2022年11月20日閲覧。 
  3. ^ “八戸市魚菜小売市場 12月1日全面オープン”. 東奥日報. (2022年10月21日). オリジナルの2022年10月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221021125735/https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1397217 2022年11月20日閲覧。 

利用状況 編集

  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年3月5日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2018年7月7日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月6日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月6日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月16日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集