高木善朗

日本のサッカー選手

高木 善朗(たかぎ よしあき、1992年12月9日 - )は、神奈川県横浜市青葉区出身のプロサッカー選手[2]Jリーグアルビレックス新潟所属。ポジションはミッドフィールダーフォワード

高木 善朗
名前
愛称 ヨシ
カタカナ タカギ ヨシアキ
ラテン文字 TAKAGI Yoshiaki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-12-09) 1992年12月9日(31歳)
出身地 神奈川県横浜市青葉区[1]
身長 168cm
体重 66kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 アルビレックス新潟
ポジション MF / FW
背番号 33
利き足 右足
ユース
0000-2004 あざみ野FC
2005-2007 東京ヴェルディジュニアユース
2008-2009 東京ヴェルディユース
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2011 日本の旗 東京ヴェルディ 43 (6)
2011-2013 オランダの旗 FCユトレヒト 34 (1)
2014-2016 日本の旗 清水エスパルス 13 (0)
2015-2016 日本の旗 東京ヴェルディ(loan) 55 (9)
2017 日本の旗 東京ヴェルディ 37 (7)
2018- 日本の旗 アルビレックス新潟 192 (24)
代表歴2
2008-2009  日本 U-17 8 (1)
2010  日本 U-19 3 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月1日現在。
2. 2011年6月19日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴 編集

プロ入り前 編集

神奈川県所在のあざみ野FCに幼稚園年中で、兄の高木俊幸(以下、俊幸)と同時期に入団[3]。俊幸は小学校入学時に一時辞めているが、善朗は続けている。2005年に東京ヴェルディジュニアユースに加入。同年U-13日本ユース選抜チームに選出され[4]韓国で開催されたユーストーナメントに出場、決勝戦で2得点を挙げて優勝に貢献した[5]。ジュニアユース時代には中学2年時の2006年度に日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会で3位を経験した。中学3年時の2007年度はユースチームで試合に出場し、Jユースカップでは予選リーグで1得点を挙げた[6]

2008年にユースチームに昇格。翌2009年U-17日本代表に選出されて2009 FIFA U-17ワールドカップに出場した。グループリーグ3試合に出場し[7][8][9]、うちブラジル戦では35分に先制点を挙げた[7]

東京ヴェルディ 編集

2009年3月、兄・俊幸ともどもトップチームに2種契約選手として登録された[10]。翌2010年3月14日、J2第2節ロアッソ熊本戦でリーグ戦デビュー[11]、9月12日の第25節横浜FC)戦でリーグ初得点を挙げた。9月17日に、プロA契約を締結[12] し、トップチームに完全昇格。同年度中は33試合の出場で5得点を挙げ、うち第25節[13]、第27節徳島ヴォルティス戦、第28節ギラヴァンツ北九州戦の計3試合で兄弟揃っての得点を挙げた[13]。2011年6月、オランダ・エールディヴィジFCユトレヒトへの移籍が決定[14]。契約期間は3年+2年の延長オプション付きとユトレヒト公式サイトから発表された[15]

ユトレヒト 編集

2011年12月4日、エールディヴィジ第14節FCトゥウェンテ戦で、移籍後初出場を果たす。第16節のフェイエノールト戦で移籍後初のフル出場でアシストも記録。2011-12シーズン最終節のローダJC戦で初得点を決めた[16]。最終的に、オランダでの初シーズンは、15試合に出場して1得点6アシストを記録した[17] アシスト数はチーム最多であった。[17]。2013年2月22日、練習中に左手首を骨折し、後日手術を受けた[18]。2012-13シーズンの出場はわずか7試合に留まった。

清水エスパルス 編集

2013年12月21日、兄・俊幸の所属するJ1清水エスパルスへの完全移籍が発表された[19]

東京ヴェルディ (第2期) 編集

2015年7月15日、期限付き移籍で古巣の東京ヴェルディに4年ぶりに復帰した。契約は、2016年1月1日までとなる。2016年1月4日、期限付き移籍が延長された。契約は、2017年1月31日までとなる。2016年12月22日、東京ヴェルディへの完全移籍が発表された[20]

2017年3月11日、第3節の水戸ホーリーホック戦で2017年シーズン初得点を決めた。

アルビレックス新潟 編集

2018年、アルビレックス新潟へ移籍した[21]

2021年は10ゴール14アシストで公式戦2桁ゴール2桁アシストを達成した。2022年は新潟のJ2優勝・J1昇格に貢献し、ベストイレブンにも選ばれたがシーズン終盤に右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負った[22]

2023年には第23節での湘南ベルマーレ戦の途中で入り自身のJ1初ゴールとなる2ゴールを決め、2-2の引き分けに貢献した。

人物 編集

  • 父は横浜日本ハムで活躍した元プロ野球選手高木豊高木三兄弟の次男である。サッカー選手の高木俊幸は兄、高木大輔は弟である[3][23]
  • 2015年3月3日、クラブのホームページで一般女性と結婚したことを発表。結婚記念日である3月3日にちなんで東京V新潟で33番をつけている[24]
  • 2015年12月10日に第1子男児が誕生、2016年11月18日に第2子男児が誕生[25]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2010 東京V 33 J2 33 5 - 1 0 34 5
2011 8 10 1 - - 10 1
オランダ リーグ戦 リーグ杯KNVBカップ 期間通算
2011-12 ユトレヒト 18 エール 15 1 - 0 0 15 1
2012-13 7 0 - 0 0 7 0
2013-14 12 0 - 1 0 13 0
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2014 清水 23 J1 9 0 3 0 5 3 17 3
2015 4 0 4 1 - 8 1
東京V 33 J2 18 1 - 2 0 20 1
2016 10 37 8 - 2 2 39 10
2017 37 7 - 0 0 37 7
2018 新潟 33 32 0 4 1 0 0 36 1
2019 33 2 - 0 0 33 2
2020 35 1 - - 35 1
2021 42 10 - 0 0 42 10
2022 32 9 - 1 0 33 9
2023 J1 18 2 2 0 1 0 21 2
2024
通算 日本 J1 31 2 9 1 6 3 46 6
日本 J2 309 44 4 1 6 2 319 47
オランダ エール 34 1 - 1 0 35 1
総通算 374 47 13 2 13 5 400 54
  • 2010年9月17日プロA契約締結

その他の公式戦

タイトル 編集

クラブ 編集

東京ヴェルディ1969ジュニアユース
  • MBC国際ユーストーナメント(2005年)
アルビレックス新潟

個人 編集

代表歴 編集

脚注 編集

  1. ^ 東京V 高木Jr.善朗がユトレヒト電撃移籍 スポニチ、2011年6月15日
  2. ^ 安藤隆人『プラチナ世代のW杯』p.74
  3. ^ a b 安藤隆人『プラチナ世代のW杯』p.75
  4. ^ 検索結果.【U-13日本ユース選抜】韓国遠征/2005MBC国際ユーストーナメント(6/11~21)[JFA] J's GOAL 2005.5.24付ニュースリリース
  5. ^ [세계유소년축구] 일본, 남아공 꺾고 우승 -중앙일보- (朝鮮語) 韓国MBC公式サイト 2005.6.19付記事 (データ元: 中央日報)
  6. ^ Jユースカップ 過去の試合記録 2007年予選リーグ得点ランキング Jリーグ公式サイト 2011.6.19 09:11 (UTC) 閲覧
  7. ^ a b Matches Brazil vs Japan (英語) FIFA公式サイト 2009.10.24付
  8. ^ Matches Switzerland vs Japan (英語) FIFA公式サイト 2009.10.27付
  9. ^ matches Japan vs Mexico (英語) FIFA公式サイト 2009.10.30付
  10. ^ 登録選手 追加・変更・抹消のお知らせ Jリーグ公式サイト 2009.3.27付ニュースリリース
  11. ^ 試合出場記録 2010Jリーグ ディヴィジョン2 1ページ Jリーグ公式サイト 2011.6.19 09:43 (UTC) 閲覧。東京Vは開幕節は試合なし。
  12. ^ 高木善朗選手 プロA契約締結のお知らせ(9/17) 東京ヴェルディ公式サイト 2010.9.27付ニュースリリース
  13. ^ a b 試合出場記録 2010Jリーグ ディヴィジョン2 2ページ Jリーグ公式サイト 2011.6.19 09:47 (UTC) 閲覧
  14. ^ 高木善朗選手 移籍のお知らせ 東京ヴェルディ公式サイト 2011.6.20付ニュースリリース
  15. ^ Presentatie Yoshiaki Takagi (オランダ語) FCユトレヒト公式サイト 2011.6.26付ニュースリリース
  16. ^ 高木、移籍初ゴール!今季最終戦で「やっとです」 スポニチ 2012年5月7日
  17. ^ a b 高木喜朗 成長過程の真っ只中”. スポーツニッポン (2012年5月10日). 2012年8月19日閲覧。
  18. ^ ユトレヒトのMF高木善朗、手首の複雑骨折で今季絶望に SOCCER KING 2013年2月23日
  19. ^ 高木善朗選手(FCユトレヒト)完全移籍にて加入決定のお知らせ 清水エスパルス公式サイト 2013年12月21日
  20. ^ “高木 善朗選手完全移籍加入のお知らせ”. 東京ヴェルディ. (2016年12月22日). http://www.verdy.co.jp/lancelot/cms/siteuser/newsdetail/user_id/f98c078b5e46cce02fd686fadbff9929/id/0778e95ef1a2d416f7a08d857d8377e4 2016年12月22日閲覧。 
  21. ^ “東京ヴェルディから高木 善朗選手 完全移籍加入のお知らせ”. アルビレックス新潟. (2018年1月5日). http://www.albirex.co.jp/news/top_team/53883 2018年1月5日閲覧。 
  22. ^ 高木 善朗 選手の手術について』(プレスリリース)アルビレックス新潟、2022年10月4日https://www.albirex.co.jp/news/63332/2023年1月9日閲覧 
  23. ^ 善朗が生まれた1992年のオフ、父・豊が所属していた横浜大洋ホエールズは横浜ベイスターズに球団名を改称した。
  24. ^ トップチーム(高木 善朗) - ウェイバックマシン(2019年3月30日アーカイブ分)
  25. ^ “J2東京V MF高木善朗に第2子次男誕生 高木家6人連続の男児”. スポニチアネックス. (2016年12月7日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/07/kiji/K20161207013863940.html 2016年12月7日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集