鶴瀬駅

日本の埼玉県富士見市鶴瀬東にある東武鉄道の駅

鶴瀬駅(つるせえき)は、埼玉県富士見市鶴瀬東一丁目にある、東武鉄道東上本線である。駅番号はTJ 17

鶴瀬駅
西口(2012年9月)
つるせ
Tsuruse
TJ 16 みずほ台 (1.4 km)
(2.2 km) ふじみ野 TJ 18
地図
所在地 埼玉県富士見市鶴瀬東一丁目11-1
北緯35度50分44.9秒 東経139度32分22.2秒 / 北緯35.845806度 東経139.539500度 / 35.845806; 139.539500 (鶴瀬駅)座標: 北緯35度50分44.9秒 東経139度32分22.2秒 / 北緯35.845806度 東経139.539500度 / 35.845806; 139.539500 (鶴瀬駅)
駅番号 TJ17
所属事業者 東武鉄道
所属路線 東上本線
キロ程 22.0 km(池袋起点)
電報略号 ツル
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
44,606人/日
-2022年-
開業年月日 1914年大正3年)5月1日
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東口(2004年11月)
東口(2004年11月)
改札口(2009年2月)
改札口(2009年2月)
1918年頃の鶴瀬駅と汽車
1918年頃の鶴瀬駅と汽車

年表 編集

駅構造 編集

島式ホーム1面2線の地上駅で、橋上駅舎。橋上化前はホームは現在の東口側にあった駅舎と、現在のふじみ野駅寄りにあった構内踏切でつながっていた[4]。かつては本線外側に待避線を有する1面4線の形態で、現在もその跡は残っているが、レールが寸断されており、保線車両の留置を除いては使用されていない。

しかし2015年に鶴瀬駅で展示されていた駅構造図には1面4線と思われる構造図の展示はなく、現在の1面2線になる前は1面3線(下り側線)と思われる。

出口は西口と東口の2か所である。西口は駅ビル(1・2階:東武ストアなどの店舗、3 - 14階:住宅)に直結している。改札外にファミリーマートと惣菜店がある。ホームと改札階との間はエレベーターエスカレーター階段により連絡している。

現行の駅舎(東口側)は1970年代中期に完成した。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先[5]
1   東上線 下り 川越方面
2 上り 池袋方面
  • 2016年3月26日ダイヤ改正以降、日中時間帯に副都心線方面を発着する列車は当駅に停車しなくなっていたが、2023年3月20日ダイヤ改正により副都心線経由の東急新横浜線直通の普通列車が日中時間帯にも設定された。

利用状況 編集

2022年度の1日平均乗降人員44,606人である[6]。最ピーク時は1日平均乗降人員が6万人を越えていたが、1993年にふじみ野駅が開業してからは減少傾向にあり、2006年度に4万人を下回った。しかし、2007年度以降は再度増加傾向にあり、ららぽーと富士見がオープンした2015年度には48,844人と大幅に増加した。

近年の1日平均乗降・乗車人員は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[7]
年度 1日平均
乗降人員[8]
1日平均
乗車人員[9]
出典
1978年(昭和53年) 53,432
1987年(昭和62年) 58,319 29,270
1988年(昭和63年) 60,546 30,430
1989年(平成元年) 61,702 30,880
1990年(平成02年) 62,039 31,616
1991年(平成03年) 63,542 32,176
1992年(平成04年) 63,567 32,378
1993年(平成05年) 60,540 31,201
1994年(平成06年) 53,230 27,981
1995年(平成07年) 53,437 26,794
1996年(平成08年) 50,908 25,590
1997年(平成09年) 48,511 24,352
1998年(平成10年) 47,067 23,583
1999年(平成11年) 45,798 22,821 [* 1]
2000年(平成12年) 44,795 22,335 [* 2]
2001年(平成13年) 43,734 21,847 [* 3]
2002年(平成14年) 42,615 21,232 [* 4]
2003年(平成15年) 42,148 20,890 [* 5]
2004年(平成16年) 41,144 20,423 [* 6]
2005年(平成17年) 40,298 20,022 [* 7]
2006年(平成18年) 39,987 19,889 [* 8]
2007年(平成19年) 39,975 20,054 [* 9]
2008年(平成20年) 40,184 20,176 [* 10]
2009年(平成21年) 40,142 20,159 [* 11]
2010年(平成22年) 40,813 20,487 [* 12]
2011年(平成23年) 41,155 20,581 [* 13]
2012年(平成24年) 42,082 21,049 [* 14]
2013年(平成25年) 43,125 21,590 [* 15]
2014年(平成26年) 43,850 21,966 [* 16]
2015年(平成27年) 48,844 24,485 [* 17]
2016年(平成28年) 48,918 24,537 [* 18]
2017年(平成29年) 49,596 24,875 [* 19]
2018年(平成30年) 50,139 25,131 [* 20]
2019年(令和元年) 50,210 25,160 [* 21]
2020年(令和02年) 38,982 19,526 [* 22]
2021年(令和03年) 41,726
2022年(令和04年) 44,606

駅周辺 編集

東上線開業当時からある駅の一つで、富士見市の代表駅でもある。東口から富士見市役所まで直線で結ぶ道路「鶴瀬駅東通り線」が計画され、富士見市役所周辺の整備が進んでいるのに対し、東口付近は古くからの商店街が広がり、道路の一方通行区間も多かった。2020年時点では土地区画整理事業が進行し、東口が整備されている。

西口から川越街道国道254号)に接続する道路「鶴瀬駅西通り線」も、富士見市内・三芳町内共に完成した。西口付近はテナントが入らないビルもあり貸店舗の看板が目立つ。

1960年代から1970年代にかけては人口急増により上下水道整備や学校建設に追われ、1970年代後半にみずほ台、1980年代中期から1990年代にかけては勝瀬原の土地区画整理事業が行われた。

1957年(昭和32年)11月入居開始の公団鶴瀬第一団地(230世帯)は、日本住宅公団が建設した団地としては東上線沿線でもっとも古いことから「アルビス鶴瀬」として建て替えが進められた。なお、第一団地の建て替えに際して公団と団地住民の話し合いが難航し、その様子がNHK総合テレビの番組でも特集された。

2009年時点では1962年(昭和37年)7月入居開始の公団鶴瀬第二団地(1070世帯)が建て替え工事途上にある。それに伴い鶴瀬西小学校と上沢小学校が「つるせ台小学校」として統合・新設開校するなどの動きが見られる。

2015年(平成27年)4月10日 三井ショッピングパークららぽーと富士見が開業。駅から約1.5kmの距離にあり、徒歩約19分、路線バスも利用可能。

商店街 編集

 
富士ビル(2022年8月)
  • 富士見中央通り商店街 - 埼玉県道334号三芳富士見線に沿っており、鶴瀬駅西口区画整理事業の進行とともに歩道が整備されつつある。東和銀行鶴瀬支店などがある。
  • 鶴瀬駅前通り商店会 - 東口前に位置し、そのほとんどの店舗が埼玉県道245号鶴瀬停車場線にある。
  • 鶴瀬駅東口駅前通り商店会 - 東口から南東方向に伸びている。惣菜店や洋食店があり、「昔ながらの商店街」の雰囲気がある。その他、サンドラッグ鶴瀬店、みずほ銀行鶴瀬支店が立地する。
  • 鶴瀬商業協同組合(富士ビル) - 鶴瀬駅東口区画整理事業により、駅前交通広場になる予定である。
  • 谷津西本通り商店会 - 東口から伸びる道路の延長にあり、駐車場が点在している。大規模なマンションが建設されたこともあり、商店街としての雰囲気はない。
  • 鶴瀬駅西口通り商店会 - 通りは「富士見サンロード」の愛称がある。
  • 鶴瀬西銀座商店会 - 文具・書店のユタカ(ピクニックビル)があった。建物は現在解体され、銀行となっているが、一部のみテナントが営業中で解体されずに残っている。かつては東武ストアの大型店版「マイン」も出店していたが、鶴瀬駅ビルに食品売場が開設されたのちに閉店した。
  • 鶴瀬西小学校前商店会

公的施設 編集

  • 富士見市役所
  • 富士見市役所 西出張所(駅ビル内)
  • 富士見市民文化会館(キラリ☆ふじみ)
  • 富士見市立中央図書館
  • 富士見市立市民総合体育館
  • 富士見市鶴瀬西交流センター
  • 三芳町役場藤久保出張所
  • 三芳町立中央図書館

郵便局 編集

バス 編集

鶴瀬駅東口 編集

東武バスウエスト新座営業事務所

ライフバス

  • 富士見ニュータウン行き

富士見市内循環バス

  • 前谷住宅線:前谷住宅経由 富士見市役所行き
  • 山室会館線:JA鶴瀬支店経由 富士見市役所行き
  • 山室会館・富士見高校線:JA鶴瀬支店・富士見市役所・富士見高校経由 富士見市役所行き

鶴瀬駅西口 編集

ライフバス

  • 三芳・北永井循環
  • 三芳中学経由 西原住宅循環
  • 三芳中学経由 みずほ台駅西口行き
  • 上富経由 ふじみ野駅西口行き
  • セントラル病院経由 ふじみ野駅西口行き
  • 北永井経由 ふじみ野駅西口行き

富士見市内循環バスの発着もあったが、現在は全て東口発着となった。

廃止路線 編集

  • 西武バス
    • 大35 大宮駅西口 - 鶴瀬経由 - 所沢駅西口。晩年は短縮され所60 鶴瀬駅西口 - 所沢駅東口間。2005年3月16日廃止。
  • 東武バスウエスト
    • 志27 志木駅南口 - 鶴瀬駅西口
    • 鶴02 鶴瀬駅東口 - 上福岡駅東口 2009年4月1日廃止。
    • 鶴01 ふじみ野駅西口行き(2021年3月よりふじみ野駅からの片方向のみの運転となったため)

駅名の由来 編集

開業当時の村名「入間郡鶴瀬村」に由来する。鶴瀬村は1889年明治22年)の町村制施行に際し、鶴馬村(つるまむら)と勝瀬村(かつせむら)が合併して成立した。

隣の駅 編集

東武鉄道
  東上本線
TJライナー・川越特急・快速急行・急行
通過
準急・普通
みずほ台駅 (TJ 16) - 鶴瀬駅 (TJ 17) - ふじみ野駅 (TJ 18)

脚注 編集

記事本文 編集

注釈 編集

  1. ^ 1・2番線(下り・上り):「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-[1][2][3]

出典 編集

  1. ^ a b 富士見市★市制施行50周年記念事業 4月8日(金)より、富士見市内にある東武東上線3駅の 発車メロディーをももいろクローバーZの曲に変更します 〜同日より、ももクロメンバーのヘッドマーク掲出列車も運行します〜』(PDF)(プレスリリース)富士見市/東武鉄道、2022年4月4日。 オリジナルの2022年4月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220409041343/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20220404103145FcXBO2NaByP08gAQWTZkbw.pdf2022年4月10日閲覧 
  2. ^ a b 【市制施行50周年記念】富士見市内3駅で、ももいろクローバーZ発車メロディーを放送中!”. 富士見市. 2022年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
  3. ^ a b <ももいろクローバーZ×富士見市市制施行50周年記念>ももクロの楽曲が富士見市内にある東武東上線3駅の発車メロディーとして放送されることが決定!”. 週末ヒロイン ももいろクローバーZ オフィシャルサイト. STARDUST PROMOTION (2022年4月8日). 2022年4月8日閲覧。
  4. ^ 昭和~平成 東武東上線沿線アルバム(アルファベータブックス、2022年6月5日第1刷)p。111 - 113
  5. ^ 鶴瀬駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年6月4日閲覧。
  6. ^ 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
  7. ^ 統計ふじみ - 富士見市
  8. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  9. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県

利用状況 編集

埼玉県統計年鑑

関連項目 編集

外部リンク 編集