齊藤勝

日本の元プロ野球選手

齊藤 勝(さいとう まさる、1988年1月6日 - )は、東京都大田区出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

齊藤 勝
日本ハム時代
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都大田区
生年月日 (1988-01-06) 1988年1月6日(36歳)
身長
体重
187 cm
89 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 ドラフト6位
初出場 2013年9月16日
最終出場 2014年
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

修徳高校時代は、2年時に夏の甲子園第86回選手権大会)に出場。同大会の東東京大会(予選)で左ひざに死球を受けており、万全の状態ではないながらも2試合連続完封勝利を収めるなど、チームをベスト8進出に導いた。3年時の春は第77回選抜大会に出場したが、肩の故障もあり初戦敗退。同年夏も東東京大会準決勝で敗退した。

高校在籍時からプロ球団の複数のスカウトが指名対象として調査に動いたが、高校卒業後はセガサミーに入社、2006年から活動を開始した硬式野球部の創設メンバーとなる。4年間は故障の影響も残り目立った結果を残せずにいたが、5年目の2010年に頭角を現し、調子を崩していたエース・上津原詳に代わって投手陣を引っ張る中心選手となった。

2010年のプロ野球ドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズから6巡目で指名[1]。契約金3000万円、年俸800万円(金額は推定)という条件で入団した。なお、この会議では、セガサミー硬式野球部のチームメイトであった宮﨑祐樹オリックス・バファローズから3巡目で指名。宮崎も後に入団したため、宮崎と共に、同部出身者で初めてのプロ野球選手になった。

プロ入り後 編集

入団2年目の2012年までは、一軍公式戦への登板機会がなかった。

2011年には、イースタン・リーグ公式戦15試合に登板。1勝2敗、防御率4.25という成績を残した[2]

2012年には、イースタン・リーグ公式戦24試合に登板。3勝4敗1セーブを記録したが、防御率は4.96で、前年より悪化した。

2013年には、イースタン・リーグ公式戦44試合に登板。1勝4敗2セーブながら、防御率を3.76にとどめた。さらに、9月16日の対福岡ソフトバンクホークス戦(ヤフオクドーム)で、3番手投手として一軍にデビュー[3]。ビハインドの場面での初登板ながら、1回を三者凡退に抑えた[3]。一軍公式戦では通算5試合に登板したが、勝敗は付かず、防御率5.40でシーズンを終えた。

2014年には、一軍公式戦4試合に登板。前年より多い4イニングを投げたものの、勝敗は付かず、防御率は6.75に達した。25試合に登板したイースタン・リーグ公式戦でも勝敗は付かなかったが、防御率1.66を記録している。

2015年には、イースタン・リーグ公式戦27試合に登板。1勝1敗、防御率9.75を記録した。一軍公式戦への登板機会がないまま、10月3日に球団から戦力外通告を受けた[4]12月2日付でNPBから自由契約選手として公示されたが、現役を引退。引退を機に、一般企業へ就職した[5]

人物 編集

愛称は「まーしゃる[6]

理容組合北海道日本ハムファイターズ後援会が球団とコラボレーションして、毎年の最新ヘアデザインのモデルを若手選手の中よりファン投票で選出している企画「ファイターズスタイル」の2015年度モデルに選ばれた[7][8]

選手としての特徴 編集

自身によれば武器となるのはストレートチェンジアップ[9]。長身から繰り出すキレのある変化球が売りの左腕[9]だが、クイックモーションに課題がある[2]。本人が理想としている選手は武田勝[9]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2013 日本ハム 5 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 15 3.1 1 0 4 0 0 3 0 0 3 2 5.40 1.50
2014 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 20 4.0 4 0 4 0 0 4 0 0 3 3 6.75 2.00
通算:2年 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 35 7.1 5 0 8 0 0 7 0 0 6 5 6.14 1.77

年度別守備成績 編集



投手












2013 日本ハム 5 0 0 0 0 ----
2014 4 0 2 0 0 1.000
通算 9 0 2 0 0 1.000

記録 編集

背番号 編集

  • 58 (2011年 - 2015年)

登場曲 編集

脚注 編集

  1. ^ 北海道日本ハムファイターズ 2010年ドラフト会議
  2. ^ a b 週刊ベースボール2012年2月13-20日号 P92
  3. ^ a b c d “ハム斉藤、3者凡退の満点デビュー”. 日刊スポーツ. (2013年9月17日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130917-1190639.html 2013年9月17日閲覧。 
  4. ^ 北海道日本ハムファイターズ (2015年10月3日). “来季契約について”. http://www.fighters.co.jp/news/detail/5736.html 2015年12月24日閲覧。 
  5. ^ “惜別球人2015【日本ハム】斉藤 勝投手”. スポーツニッポン. (2015年12月24日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/sekibetsu2015/kiji/K20151224011740040.html 2015年12月24日閲覧。 
  6. ^ 青空百景. “768日ぶりの一軍登板! “埼玉のダルビッシュ”中村勝に関する二、三の事柄”. 文春オンライン. 2021年9月29日閲覧。
  7. ^ 日本ハムのおもしろ“髪ラツ”企画 若手選手がヘアデザインのモデルに 今年はダレ?ZAKZAK、2017年7月3日閲覧。
  8. ^ ファイターズスタイルカットハウスしばた、2017年7月3日閲覧。
  9. ^ a b c 週刊ベースボール2012年2月13-20日号 P93
  10. ^ http://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2013091605/stats 2013年9月17日閲覧。
  11. ^ 2013年選手登場曲北海道日本ハムファイターズ、2016年11月11日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集