龍頭山神社(りゅうとうさんじんじゃ)は、李氏朝鮮江戸時代)から日本統治時代にかけて朝鮮慶尚南道釜山府(現・大韓民国釜山広域市)にあった神社である。社格国幣小社

龍頭山神社
所在地 朝鮮慶尚南道釜山府弁天町
主祭神 天照大神
国魂大神
大物主神
表筒男命
中筒男命
底筒男命
社格 国幣小社
創建 1679年延宝7年)
例祭 10月16日
テンプレートを表示

祭神は天照大神国魂大神大物主神金毘羅神)・住吉三神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)であった。

歴史 編集

朝鮮との外交窓口であった対馬藩は、釜山に「倭館」と呼ばれる日本人居留地を置いていた。倭館は1679年延宝7年)に龍頭山に移転したが、そこに創建されたのが龍頭山神社である。通商船の安全を祈願して、航海の神である金毘羅神が奉斎された。

韓国併合後の1915年大正6年)7月10日日本の法律に基づく正式な神社となり、1936年昭和11年)8月1日京畿道京城府京城神社とともに国幣小社に列格した。

1945年の日本の第二次世界大戦敗戦の後に破壊された。跡地を含む龍頭山一帯は、龍頭山公園となっている。

脚注 編集