1951年イギリス総選挙(1951ねんイギリスそうせんきょ、英語: 1951 United Kingdom general election)は、1951年10月25日イギリスで行われた英国議会庶民院(下院)議員を選出する総選挙である。

1951年イギリス総選挙
1951 United Kingdom general election
イギリス
1950年 ←
1951年10月25日
→ 1955年

庶民院(下院) 全625議席
投票率 82.6%
  第1党 第2党 第3党
 
党首 ウィンストン・チャーチル クレメント・アトリー クレメント・デービス
政党 保守党 労働党 自由党
党首就任 1940年10月9日 1935年10月25日 1945年8月2日
党首選挙区 ウッドフォード ウォルサムストウ西 モンゴメリーシャー
前回選挙 298 315 9
獲得議席 321 295 6
議席増減 増加 23 減少 20 減少 3
得票数 13,717,851 13,948,385 730,546
得票率 48.0% 48.8% 2.5%
得票率増減 増加 4.6% 増加 2.7% 減少 6.6%

選挙区別投票結果

選挙前首相

クレメント・アトリー
労働党

選出首相

ウィンストン・チャーチル
保守党

英国議会議事堂

選挙データ 編集

 
首相に返り咲いたチャーチル
 
クレメント・アトリー(労働党)

選挙結果 編集

党派別議席数及び得票数・率
党派 得票数 得票率 候補者 議席数
Conservative 保守党 12,660,061 44.3% 562 302
Labour 労働党 13,948,883 48.8% 617 295
National Liberal 自由党国民政府派 1,058,138 3.7% 55 19
Liberal 自由党 730,546 2.6% 109 6
Irish Nationalist アイルランド国民党 92,787 0.3% 3 2
Irish Labour アイルランド労働党 33,174 0.1 1 1
合計(Total) 625

有効得票総数:28,596,594票

得票率において労働党は保守党を僅差で上回ったものの、議席数では前回を大きく下回った。加えて選挙後に自由党国民政府派が保守党と合同したため、保守党が過半数を制して政権の座を奪回しチャーチルが再び首相の座についた。以後、労働党は13年間に渡り野党となった。戦争中から続いてきた統制経済に対して不満を強く抱いた中産階級や熟練労働者層の票が一気に保守党に流れたこと、労働党内における左右両派間の対立が表面化した事などが敗因としてあげられている。

参考文献 編集

関連項目 編集