1984年ロサンゼルスオリンピックの自転車競技

1984年ロサンゼルスオリンピックの自転車競技(1984ねんロサンゼルスオリンピックのじてんしゃきょうぎ)は1984年に開催されたロサンゼルスオリンピック自転車競技の結果を一覧にしたものである。

西側諸国の多くが前回のモスクワ大会をボイコットした報復処置として、ソビエト連邦東ドイツ等の東側諸国の多くが当大会をボイコットしたことも影響し、地元アメリカ合衆国が大活躍。トラックレースの男子スプリントでは日本坂本勉日本大学)が3位決定戦でフランスのフィリップ・ベルネを下し、日本人選手として初めてオリンピック自転車競技においてメダルを獲得した。

また、女子の種目が初めて採用され、個人ロードレースが行われた。さらに男子トラックの新種目としてポイントレースも行われるようになった。

ロードレース 編集

男子 編集

個人ロードレース 編集

190.2 km
順位 選手名 国・地域 記録
1 アレクシー・グレウォール   アメリカ合衆国 4時間59分57秒
2 スティーヴ・バウアー   カナダ
3 ダグ・オットー・ラウリッツェン   ノルウェー +21秒
45 高橋松吉   日本 +21分20秒

チームタイムトライアル 編集

順位 選手名 国・地域 記録
1 マルチェッロ・バルタリーニ
マルコ・ジョヴァンネッティ
エロス・ポーリ
クラウディオ・ヴァンデッリ
  イタリア 1:58:28
2 アルフレット・アッハーマン
リヒャルト・トリンクラー
ローラン・ヴィアル
ベノ・ヴィス
  スイス 2:02:38
3 ロン・キーフェル
クラランス・クニックマン
デイヴィス・フィニー
アンドリュー・ウィーヴァー
  アメリカ合衆国 2:02:46

女子 編集

個人ロードレース 編集

順位 選手名 国・地域 記録
1 コニー・カーペンター   アメリカ合衆国 2時間11分14秒
2 レベッカ・トゥイッグ   アメリカ合衆国
3 ザンドラ・シューマッハー   西ドイツ
40 阿部和香子   日本 +28分58秒

トラックレース 編集

男子 編集

スプリント 編集

順位 選手名 国・地域 1本目 2本目 決定戦
決勝 1 マーク・ゴルスキー   アメリカ合衆国 10.49 10.95
2 ネルソン・ヴェールズ   アメリカ合衆国
3位決定戦 3 坂本勉   日本 11.35 11.42
4 フィリップ・ヴェルネ   フランス
三次予選敗退 中武克雄   日本

1000mタイムトライアル 編集

順位 選手名 国・地域 記録
1 フレディ・シュミットケ   西ドイツ 1分06秒10
2 カート・ハーネット   カナダ 1分06秒44
3 ファブリス・コラ   フランス 1分06秒65
13 坂本勉   日本 1分08秒87

4000m個人追い抜き 編集

順位 選手名 国・地域 記録
1 スティーヴ・ヘッグ   アメリカ合衆国 4分39秒35
2 ロルフ・ゲルツ   西ドイツ 4分43秒82
3 レオナルド・ニッツ   アメリカ合衆国 4分44秒03

4000m団体追い抜き 編集

順位 選手名 国・地域 記録
1 マイケル・グレンダ
コヴィン・ニコルズ
マイケル・ターター
ディーン・ウッズ
  オーストラリア 4分25秒99
2 デビッド・グリルズ
スティーヴ・ヘッグ
R.パトリック・マクドノー
レオナルド・ニッツ
  アメリカ合衆国 4分29秒85
3 ラインハルト・アルバー
ロルフ・ゲルツ
ローラント・ギュンター
ミヒャエル・マルクス
  西ドイツ 4分25秒60
11 岡田晴光
桑沢秋雄
猿館貢
円谷義広
  日本 4分34秒39

ポイントレース 編集

順位 選手名 国・地域 記録
1 ロジェ・イレヘムス   ベルギー 37
2 ウーヴェ・メサーシュミット   西ドイツ 15
3 ホセマヌエル・ヨウシマツ   メキシコ 29(-1)
桑沢秋雄   日本
予選敗退 佐藤仁   日本

各国メダル数 編集

国・地域
1   アメリカ合衆国 4 3 2 9
2   西ドイツ 1 2 2 5
3   オーストラリア 1 0 0 1
  ベルギー 1 0 0 1
  イタリア 1 0 0 1
6   カナダ 0 2 0 2
7   スイス 0 1 0 1
8   フランス 0 0 1 1
  日本 0 0 1 1
  メキシコ 0 0 1 1
  ノルウェー 0 0 1 1

外部リンク 編集