1999 カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA

第29回目となる1999年カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAは、コリンチャンスが優勝した。得点王はアトレチコ-MGギリェルメ(28ゴール)だった。

第1フェーズ 編集

順位 クラブ 試合 勝点 備考
1   コリンチャンス 21 14 2 5 49 31 44 準々決勝進出
2   クルゼイロ 21 12 6 3 46 32 42 準々決勝進出
3   ヴァスコ・ダ・ガマ 21 10 6 5 33 23 36 準々決勝進出
4   ポンチ・プレッタ 21 10 5 6 23 16 35 準々決勝進出
5   サンパウロ 21 11 1 9 35 24 34 準々決勝進出
6   ヴィトーリア 21 10 4 7 31 33 34 準々決勝進出
7   アトレチコ-MG 21 10 3 8 39 30 33 準々決勝進出
8   グアラニ 21 10 3 8 31 22 33 準々決勝進出
9   アトレチコ-PR 21 9 4 8 36 31 31
10   パルメイラス 21 8 7 6 36 23 31
11   サントス 21 8 6 7 25 26 30
12   フラメンゴ 21 9 2 10 30 33 29
13   コリチーバ 21 7 8 6 31 29 29
14   ボタフォゴ-RJ 21 8 2 11 23 37 26
15   ガマ 21 7 5 9 24 29 26 降格
16   インテルナシオナル 21 7 3 11 18 26 24
17   パラナ 21 6 6 9 23 29 24 降格
18   グレミオ 21 6 4 11 24 43 22
19   ジュベントゥージ 21 5 7 9 18 32 22 降格
20   ボタフォゴ-SP 21 5 6 10 27 38 21 降格
21   ポルトゥゲーザ 21 4 6 11 27 31 18
22   スポルチ 21 3 8 10 14 25 17

準々決勝 編集

準決勝 編集

決勝 編集

コリンチャンスが優勝。

降格 編集

この年より過去2シーズンの平均成績によって降格チームが決まる新降格システムが導入された。平均勝点は前シーズンの勝ち点を23(試合数)で割った数に、このシーズンの勝ち点を21(試合数)で割った数を足し、それを2で割って算出される。前シーズンに参加していないチームは、このシーズンの成績のみを対象とする。

サンパウロが起用していたサンドロ・ヒロシが出場資格を有しない選手(年齢詐称)であることが判明したため、スポーツ裁判所は8月4日のボタフォゴ-RJ戦(6-1でサンパウロの勝利)および10月10日のインテルナシオナル戦(2-2で引き分け)の試合結果を取り消し、サンパウロとの対戦相手チームの1-0の勝利とする判決を下した。これは“サンドロ・ヒロシ事件” (Caso Sandro Hiroshi) と呼ばれる。

もしもサンパウロに関係する2試合の試合結果が変更されていなければ降格チームはボタフォゴ-RJ、パラナジュベントゥージボタフォゴ-SPになっていたため、ガマはこの降格に抗議した。一般裁判所はガマの訴えを認め、それが2000年のカンピオナート・ブラジレイロの中止およびその代替大会としてのコパ・ジョアン・アヴェランジェ開催へと繋がっていく。

順位 クラブ 1998
勝点
1999
勝点
平均勝点
17   インテルナシオナル 32 24 1.267
18   ボタフォゴ-RJ 29 26 1.249
19   ガマ - 26 1.238
20   パラナ 24 26 1.141
21   ジュベントゥージ 26 22 1.089
22   ボタフォゴ-SP - 21 1.000

参考文献 編集