A.J.パック
アンドリュー・ジェイコブ・パック（Andrew Jacob Puk, 1995年4月25日 - ）は、アメリカ合衆国アイオワ州シーダーラピッズ出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。MLBのマイアミ・マーリンズ所属。
| マイアミ・マーリンズ #35 | |
|---|---|
_(cropped).jpg) マイアミ・マーリンズ時代 (2023年3月31日) | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 アメリカ合衆国 |
| 出身地 | アイオワ州シーダーラピッズ |
| 生年月日 | 1995年4月25日（28歳） |
| 身長 体重 |
6' 7" ＝約200.7 cm 248 lb ＝約112.5 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 左投左打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2016年 MLBドラフト1巡目 |
| 初出場 | 2019年8月21日 |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
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この表について
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経歴 編集
プロ入り前 編集
2013年のMLBドラフト35巡目（全体1056位）でデトロイト・タイガースから指名されたが、この時は契約せずにフロリダ大学へ進学した。
プロ入りとアスレチックス時代 編集
2016年のMLBドラフト1巡目（全体6位）でオークランド・アスレチックスから指名され[1]、プロ入り。契約後、傘下のA-級バーモント・レイクモンスターズでプロデビュー。10試合に先発登板して0勝4敗、防御率3.03、40奪三振を記録した。
2017年はA+級ストックトン・ポーツとAA級ミッドランド・ロックハウンズでプレーし、2球団合計で27試合（先発24試合）に登板して6勝10敗、防御率4.03、184奪三振を記録した。また、この年はオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された[2]。
2018年の開幕前にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは32位、アスレチックスの組織内では1位にランクインした[3][4]が、トミー・ジョン手術を受けることになり[5]、この年は全休した。
2019年は6月にA+級ストックトンで2年ぶりに実戦復帰した。その後、AA級ミッドランドとAAA級ラスベガス・アビエイターズを経て8月20日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[6]。翌21日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは10試合に登板して2勝0敗、防御率3.18、13奪三振を記録した。
2020年はメジャーでの登板は無かった。
2021年は先発ローテーション5番手のマイク・ファイヤーズが故障者リストで開幕を迎えたため、ドールトン・ジェフリーズ、コール・アービンとその枠を争ったが、パックはマイナーで開幕を迎えることになった[7]。シーズンでは12試合に登板して0勝3敗、防御率6.08、16奪三振を記録した。
2022年は62試合に登板して4勝3敗4セーブ、防御率3.12、76奪三振を記録した。
マーリンズ時代 編集
2023年2月11日にJJ・ブレデイとのトレードで、マイアミ・マーリンズへ移籍した[8]。
投球スタイル 編集
身長2メートル超の本格派左腕であり、ランディ・ジョンソンと比較する声もあるが、制球力不足でリリーフ向きとも言われる。速球とスライダーで牛耳る姿はデーブ・リゲッティやアンドリュー・ミラーを思わせる[9][10]。
詳細情報 編集
年度別投手成績 編集
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | OAK | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | 47 | 11.1 | 10 | 1 | 5 | 0 | 0 | 13 | 2 | 0 | 4 | 4 | 3.18 | 1.32 |
| 2021 | 12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | 65 | 13.1 | 18 | 1 | 6 | 0 | 1 | 16 | 2 | 0 | 9 | 9 | 6.08 | 1.80 | |
| 2022 | 62 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 4 | 20 | .571 | 281 | 66.1 | 53 | 7 | 23 | 3 | 10 | 76 | 6 | 1 | 27 | 23 | 3.12 | 1.15 | |
| 2023 | MIA | 58 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 5 | 15 | 2 | .583 | 242 | 56.2 | 54 | 10 | 13 | 2 | 2 | 78 | 1 | 0 | 29 | 25 | 3.97 | 1.18 |
| MLB：4年 | 142 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 | 11 | 19 | 24 | .542 | 635 | 147.2 | 135 | 19 | 47 | 5 | 13 | 183 | 11 | 1 | 69 | 61 | 3.72 | 1.23 | |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績 編集
| 年 度 |
球 団 |
投手（P） | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2019 | OAK | 10 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2021 | 12 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2022 | 62 | 0 | 7 | 1 | 1 | .875 | |
| 2023 | MIA | 58 | 1 | 6 | 0 | 0 | 1.000 |
| MLB | 142 | 1 | 16 | 1 | 1 | .944 | |
- 2023年度シーズン終了時
記録 編集
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2017年）
背番号 編集
- 31（2019年）
- 33（2021年 - 2022年）
- 35（2023年 - ）
脚注 編集
- ^ “Athletics draft LHP A.J. Puk at No. 6” (英語). ESPN (2016年6月10日). 2018年11月11日閲覧。
- ^ “2017 Futures Game U.S. Roster Preview” (英語). SB Nation (2017年7月7日). 2018年11月11日閲覧。
- ^ 2018 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on November 11, 2018.
- ^ 2018 MLB Prospects Watch – Oakland Athletics Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on November 11, 2018.
- ^ Jane Lee (2018年4月11日). “Puk undergoes TJ surgery, will miss '18 season” (英語). MLB.com. 2018年11月11日閲覧。
- ^ Martin Gallegos (2019年8月20日). “Top prospect A.J. Puk joins A's” (英語). MLB.com. 2019年8月21日閲覧。
- ^ Martin Gallegos (2021年4月2日). “Irvin wins A's final roster spot; Rosenthal to IL” (英語). MLB.com. 2021年4月11日閲覧。
- ^ Martin Gallegos (2023年2月11日). “A's get outfielder Bleday from Miami for Puk” (英語). MLB.com. 2023年2月13日閲覧。
- ^ 「2018 - 2022 全30球団未来予想図 オークランド・アスレティックス」『隔月刊スラッガー』2018年3月号 日本スポーツ企画出版社 54頁
- ^ 「2018 プロスペクト・ランキングTOP101」『隔月刊スラッガー』2018年5月号 日本スポーツ企画出版社 46頁
関連項目 編集
外部リンク 編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- A. J. Puk stats MiLB.com （英語）
- AJ Puk (@Aj_Puk11) - X（旧Twitter）
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