K98 155mm榴弾砲フィンランド語: 155 kanuuna 98 )は、フィンランドが開発した榴弾砲である。

K98 155mm榴弾砲

概要 編集

国産のK83 155mm榴弾砲を基にパトリアが開発した。1998年制式採用されフィンランド陸軍に配備された。また、エジプトではライセンス生産された。

牽引式であるが、FH70榴弾砲のように補助動力装置(APU)を装備しているので、短距離なら自走できる。補助動力装置は出力78 kWのディーゼルエンジンで、最大時速15kmの自走が可能である。

スペック 編集

  • 口径:155mm
  • 砲身長:52口径
  • 全長:m
  • 全幅:m
  • 重量:13,500kg
  • 砲架:開脚式、補助動力装置(APU)装備
  • 仰角:-5°/+70°
  • 旋回角:65°
  • 運用要員:名
  • 発射速度:6発/分
  • 初速: 827m/秒
  • 砲弾:47kg
  • 射程:27,000m(通常弾)/40,000m(長射程弾)

派生型 編集

T-55戦車の車台を使用した自走榴弾砲。試作のみに終わり、のちにエジプトに売却された。

使用国 編集

関連項目 編集