Library Genesis
Library Genesis（LibGen）は、様々な分野の論文・書籍の検索エンジンであり[1]、有料で配布されていたり、どこにおいてもデジタル化されていなかったりするコンテンツを無料でアクセス可能にしている[2]。特に、エルゼビアのScienceDirectウェブポータルで配布されているPDFファイルを収録している[3]。
 | |
 Sci-HubのUIのスクリーンショット（英語） | |
| URL |
|
|---|---|
| 言語 | 英語 |
| 営利性 | なし |
| 登録 | 任意 |
| 現在の状態 | 運営中 |
2015年にエルゼビアが論文や書籍へのアクセスを著作権を侵害して提供しているとして提訴したため、訴訟事件に巻き込まれることとなった[3]。LibGenは、ロシアとアムステルダムの両方で登記していると報じられたため、どちらの法律が適用されるか[3][4]、アメリカ合衆国の法廷に被告が出廷するかが不明瞭であった[3]。LibGenはイギリスでは多くのISPによりブロックされているが[5]、そこで行なわれているDNSベースのブロックはアクセスを防止するには不十分であるとされている[3]。2015年10月後半には、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所がLibGenの閉鎖とドメイン名（libgen.org）の利用停止を命じた[6]。しかし、別のドメイン名でアクセス可能な状態が続いている[7][8]。
2018年6月5日現在[update]、Library Genesisは2,700万冊以上の書籍と、5,800万件以上の学術論文ファイルをデータベース化し提供していると表明している[9]。
関連記事 編集
脚注 編集
- ^ On the LibGen homepage hover over topics. (http://libgen.io/#)
- ^ Cabanac, Guillaume (April 2015). “Bibliogifts in LibGen? A study of a text-sharing platform driven by biblioleaks and crowdsourcing”. Journal of the Association for Information Science and Technology 67 (4): 874–884. doi:10.1002/asi.23445 2015年11月28日閲覧。.
- ^ a b c d e Glance, David. “Elsevier acts against research article pirate sites and claims irreparable harm”. 2015年10月5日閲覧。
- ^ Mance, Henry; Correspondent, Media (2015年5月26日). “Publishers win landmark case against ebook pirates”. Financial Times. ISSN 0307-1766 2015年10月5日閲覧。
- ^ “UK ISPs must block ebook pirate sites (Wired UK)”. Wired UK. (2015-05-27) 2017年8月18日閲覧。.
- ^ “Court Orders Shutdown of Libgen, Bookfi and Sci-Hub - TorrentFreak”. TorrentFreak (2015年11月2日). 2017年8月18日閲覧。
- ^ Schiermeier, Quirin (2015). “Pirate research-paper sites play hide-and-seek with publishers”. Nature. doi:10.1038/nature.2015.18876 2015年12月6日閲覧。.
- ^ “Sci-hub, bookfi and libgen resurface after being shut down”. TorrentFreak (2015年11月21日). 2016年1月7日閲覧。
- ^ “LibGen.pw Home Page”. LibGen.pw. Library Genesis. 2018年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月4日閲覧。
外部リンク 編集
- Kaveh Waddell: The Research Pirates of the Dark Web. The Atlantic, February 9, 2016