Quartz 2D は、macOSiOStvOSの主要なグラフィックスAPIのひとつであり、下位レベルの軽量な2Dレンダリング(描画)機能を提供している[1]解像度非依存・デバイス非依存である。APIはCore Graphicsフレームワークの一部として組み込まれているので、QuartzのことをCore Graphics(あるいはCG)と呼ぶこともある。[2]

概要 編集

Quartz 2Dは、ビットマップ画像およびベクター画像、テキストをレンダリングする。macOSのアプリケーション環境で共通して利用でき、ディスプレイ表示と印刷時に使われる。

Quartz 2Dは次の機能を持っている[3]

  • Apple Type Services (ATS) によるテキストレンダリング
  • PDFドキュメントの表示・処理・レンダリング
  • PostScriptデータとPDFデータの相互変換
  • ImageIOクラスのビットマップ画像の処理、レンダリング
  • Aquaユーザインタフェースの表示

脚注 編集

関連項目 編集

macOSの他のグラフィックスAPI 編集

類似技術 編集

  • cairo
  • Skia
  • GDI/GDI+
  • Direct2D
  • WPFSystem.Windows.Media.DrawingContextによる直接描画、XPSドキュメントの表示など)

外部リンク 編集