STS-1は、人類初のスペースシャトル計画のミッションである。1981年4月12日コロンビアアメリカフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、同年4月14日カリフォルニア州エドワーズ空軍基地に帰還した。コロンビア号は高度307キロメートルの軌道上を36回にわたって周回した。

STS-1
徽章
ミッションの情報
ミッション名 STS-1
シャトル コロンビア
乗員数 2
発射台 ケネディ宇宙センターLC39-A
打上げ日時 1981年4月12日 6:00:03 CST (12:00:03 UTC)
着陸または着水日時 1981年4月14日 12:20:57 CST (18:20:57 UTC),
エドワーズ空軍基地23番滑走路
ミッション期間 2日 6:20:53
周回数 36
高度 307 km
軌道傾斜角 40.3 °
航行距離 172.8万 km
乗員写真
ジョン・ヤング(左)とロバート・クリッペン(右)。
年表
前回 次回
ASTP STS-2

乗員 編集

予備乗員 編集

ミッション内容 編集

経過 編集

 
コロンビアの打上げ

1981年4月12日、人類初のスペースシャトルの打上げが行われた。ジョン・ヤング機長とロバート・クリッペン操縦士の2人の宇宙飛行士が乗船したコロンビアは、東部標準時7時00分(協定世界時12時00分)にアメリカフロリダ州ケネディ宇宙センター39番A発射台から打ち上げられた。当初コロンビアは4月10日にケネディ宇宙センター24番A発射台から打ち上げられる予定であったが、コロンビアの汎用コンピュータの1つに不具合が発見されたため、2日後の4月12日に延期された。

主要任務は、スペースシャトルのシステム全体を点検すること、軌道上を安全に周回すること、そして地上へ無事に帰還すること、の3つであった。そしてこれらの任務はすべて達成され、宇宙船としてのスペースシャトルの能力が確認された。

コロンビアは軌道を36周し、1981年4月14日太平洋標準時10時21分(協定世界時18時21分)に、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地23番滑走路に着陸した。

帰還後のコロンビア号のオービタからは16枚の耐熱タイルが剥がれ落ち、148枚の耐熱タイルが損傷していた。

外部リンク 編集