UFC 84: Ill Will(ユーエフシー・エイティフォー:イル・ウィル)は、アメリカ合衆国総合格闘技団体「UFC」の大会の一つ。2008年5月24日ネバダ州ラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された。

UFC 84: Ill Will
イベント詳細
シリーズ UFCPPV
主催 ズッファ
開催年月日 2008年5月24日
開催地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ネバダ州ラスベガス
会場 MGMグランド・ガーデン・アリーナ
開始時刻 午後7時(PT) / 午後10時(ET
試合数 全11試合
入場者数 14,773人[1]
入場収益 3,732,000USドル[1]
PPV購入数 475,000件[2]
イベント時系列
UFC 83: Serra vs. St-Pierre 2 UFC 84: Ill Will UFC 85: Bedlam

大会メインイベントでは、UFC世界ライト級王者BJ・ペンと前王者ショーン・シャークによるUFC世界ライト級タイトルマッチが行われた。

大会概要 編集

本大会ではシェイン・カーウィンキム・ドンヒョン吉田善行ホジマール・パリャーレス、アントニオ・メンデス、ゴラン・レルジッチがUFCに初めて参戦した。

ライトヘビー級ではUFC 73以来約1年振りの復帰戦となるティト・オーティズが総合格闘技無敗のリョート・マチダに判定で敗れ、契約が満了したことによりUFCを去ることとなった。また、同じく復帰戦となるヴァンダレイ・シウバキース・ジャーディンにKO勝ちを収めた。

メインイベントのUFC世界ライト級タイトルマッチでは、王者BJ・ペンが前王者ショーン・シャークをTKOで降し、UFC世界ライト級王座の初防衛に成功した。

なお、大会は第2・第4試合を除いた全ての試合がペイ・パー・ビューにて放送された。

試合結果 編集

プレリミナリィカード 編集

第1試合 ヘビー級 5分3R
  シェイン・カーウィン vs.   クリスチャン・ウェリッシュ ×
1R 0:44 KO(右ストレート)
第2試合 ウェルター級 5分3R
  キム・ドンヒョン vs.   ジェイソン・タン ×
3R 0:25 TKO(レフェリーストップ:グラウンドの肘打ち)
第3試合 ウェルター級 5分3R
  吉田善行 vs.   ジョン・コッペンヘイヴァー ×
1R 0:56 TKO(レフェリーストップ:スピニングチョーク
第4試合 ライト級 5分3R
  リッチ・クレメンティ vs.   テリー・エティム ×
3R終了 判定3-0(29-28、29-28、29-28)
第5試合 ライトヘビー級 5分3R
  ソクジュ vs.   中村和裕 ×
1R終了時 TKO(レフェリーストップ:脚の負傷)
第6試合 ミドル級 5分3R
  ホジマール・パリャーレス vs.   アイヴァン・サラベリー ×
1R 2:36 腕ひしぎ十字固め

メインカード 編集

第7試合 ライトヘビー級 5分3R
  チアゴ・シウバ vs.   アントニオ・メンデス ×
1R 2:24 TKO(ギブアップ:マウントパンチ
第8試合 ライトヘビー級 5分3R
  リョート・マチダ vs.   ティト・オーティズ ×
3R終了 判定3-0(30-27、30-27、30-27)
第9試合 ライトヘビー級 5分3R
  ゴラン・レルジッチ vs.   ウィウソン・ゴヴェイア ×
2R 3:15 TKO(レフェリーストップ:パウンド
第10試合 ライトヘビー級 5分3R
  ヴァンダレイ・シウバ vs.   キース・ジャーディン ×
1R 0:36 KO(パウンド
第11試合 UFC世界ライト級タイトルマッチ 5分5R
  BJ・ペン vs.   ショーン・シャーク ×
3R終了時 TKO(レフェリーストップ:パウンド
※ペンが王座の初防衛に成功。

各賞 編集

ファイト・オブ・ザ・ナイト: ゴラン・レルジッチ vs. ウィウソン・ゴヴェイア
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト: ヴァンダレイ・シウバ
サブミッション・オブ・ザ・ナイト: ホジマール・パリャーレス
各選手にはボーナスとして75,000ドルが支給された。

脚注 編集

  1. ^ a b Ortiz makes himself center of attention Yahoo! Sports 2005年5月25日
  2. ^ Pay-per-view MMAPayout

関連項目 編集

外部リンク 編集