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猫は知っていた

仁木悦子による日本の推理小説

猫は知っていた』(ねこはしっていた)は、仁木悦子による日本推理小説。第3回(1957年江戸川乱歩賞受賞作。仁木雄太郎・悦子兄妹が登場する仁木兄妹シリーズの第1作。1958年に映画化、1973年にテレビドラマ化された。

猫は知っていた
著者 仁木悦子
発行日 1957年11月
発行元 講談社
ジャンル ミステリー
日本の旗 日本
言語 日本語
次作 『林の中の家』
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目次

概要編集

この作品は元々、河出書房(現・河出書房新社)の『探偵小説名作全集』の別巻として公募された新人の書き下ろし長編の第一席に入選した作品だった。ところが、その発表前に同社が経営破綻して刊行不可能となった。そこで本作は江戸川乱歩の勧めもあり、公募新人賞の江戸川乱歩賞に回された。

江戸川乱歩賞が公募に変更されたのは本作が受賞した第3回からで、第1回は中島河太郎の推理小説評論集、第2回は早川書房に対する実績表彰であったため、小説作品としての受賞は本作が初となる。

初の受賞者が女性で、なおかつ胸椎カリエスでほぼ寝たきりの生活を送り、学校教育を受けておらず独学で知識を身に付けたという事実は大いに話題となった。

映画編集

猫は知っていた
監督 島耕二
原作 仁木悦子
製作 永田秀雅
出演者 仁木多鶴子
音楽 大森盛太郎
撮影 小原譲治
製作会社 大映
公開 1958年5月7日
上映時間 85分
製作国   日本
言語 日本語
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大映により映画化され、1958年5月7日に公開された。主演の仁木多鶴子は、本作の主演がきっかけで改名した。

キャスト編集

  • 仁木悦子 - 仁木多鶴子
  • 仁木雄太郎 - 石井竜一
  • 箱崎兼彦 - 花布辰男
  • 箱崎敏枝 - 平井岐代子
  • 箱崎英一 - 八木沢敏
  • 箱崎敬介 - 品川隆二
  • 箱崎幸子 - 坂倉春江
  • 桑田ちえ - 浦辺粂子
  • 桑田ユリ - 金田一敦子
  • 家永看護婦 - 大美輝子
  • 野田看護婦 - 苅田とよみ
  • 人見看護婦 - 半谷光子
  • 平坂勝也 - 高松英郎
  • 平坂清子 - 穂高のり子
  • 桐野次郎 - 井上信彦
  • 桐野夫人 - 村田扶実子
  • 有賀悠子 - 千早景以子
  • 宮内 - 花野富夫
  • 松造 - 小杉光史
  • 吉川 - 星ひかる
  • 女中・カヨ - 本山雅子
  • 恒春堂 - 南方伸夫
  • 広田文具店 - 岡崎夏子
  • かずさや - 高村栄一
  • 事務員 - 中江文男
  • 峰岸警部 - 北原義郎
  • 山田刑事 - 藤山浩一
  • 石岡刑事 - 守田学
  • 監察医 - 遠藤哲平

スタッフ編集

  • 監督 - 島耕二
  • 脚色 - 高岩肇
  • 製作 - 永田秀雅
  • 企画 - 米田治
  • 撮影 - 小原譲治
  • 音楽 - 大森盛太郎
  • 美術 - 仲美喜雄
  • 録音 - 橋本国雄
  • 照明 - 久保田行一

テレビドラマ編集

恐怖劇場アンバランス
第8話「猫は知っていた」
ジャンル テレビドラマ
原作 仁木悦子『猫は知っていた』
脚本 満田かずほ
監督 満田かずほ
出演者 島かおり
水木襄
プロデューサー 熊谷健
新藤善之
制作 フジテレビ
放送
放送国・地域   日本
放送期間 1973年2月26日
放送時間 23:15 - 24:10
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円谷プロダクション制作の『恐怖劇場アンバランス』の第8話としてテレビドラマ化された。監督・脚本は満田かずほ。放映は1973年2月26日

『アンバランス』ではそれまではオリジナルのホラー作品を制作していたが、フジテレビ側の要望もあって本作以降原作もののミステリーへと路線変更された[1]。交渉にあたっては監督の満田が仁木のもとへ直接訪れている[2]

元々は市川森一が脚本を担当する予定であったが、なかなか取り掛からなかったため満田が自ら原作のシーンを抜粋しシナリオに仕上げた[2]

セットでの撮影は行われず、箱崎医院のシーンは円谷プロダクションの社屋内で、納戸は怪獣倉庫の一角で撮影された[3]

キャスト編集

スタッフ編集

フジテレビ系列 恐怖劇場アンバランス
前番組 番組名 次番組
夜が明けたら
(原作:山田風太郎『黒幕』)
(1973.2.19)
猫は知っていた
(1973.2.26)
死体置場モルグの殺人者
(1973.3.5)

脚注編集

参考文献編集

  • 『別冊映画秘宝 円谷プロ怪奇ドラマ大作戦』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年。ISBN 978-4-8003-0174-1

外部リンク編集