玄海町
玄海町(げんかいちょう)は、佐賀県の北西部にある町で、東松浦郡に属する。
現在、東松浦郡を構成する唯一の自治体となっている。町名は玄界灘の別名である「玄海」に由来する。
佐賀県の全市町の中で人口が最も少ない。
かつて福岡県に同名の町が存在したが、2003年に宗像市との新設合併により消滅した。
げんかいちょう 玄海町 | |
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![]() 浜野浦の棚田 | |
国 |
![]() |
地方 | 九州地方 |
都道府県 | 佐賀県 |
郡 | 東松浦郡 |
市町村コード | 41387-9 |
法人番号 |
4000020413879 ![]() |
面積 |
35.92km2 |
総人口 |
5,433人 [編集] (推計人口、2019年10月1日) |
人口密度 | 151人/km2 |
隣接自治体 | 唐津市 |
町の木 | ケヤキ |
町の花 | サクラ |
玄海町役場 | |
町長 | 脇山伸太郎 |
所在地 |
〒847-1421 佐賀県佐賀県東松浦郡 玄海町大字諸浦348番地 北緯33度28分20秒東経129度52分28.9秒座標: 北緯33度28分20秒 東経129度52分28.9秒 |
外部リンク | 玄海町 |
ウィキプロジェクト |
地理編集
地形編集
- 山岳:天狗岳(146m)
- 河川:有浦川・石田川・浜野浦川・八田川・志礼川
- 湖沼:諸藤ノ平ダム
- 島:竹ノ子島、三島
気候編集
- 対馬海流を北上する対馬暖流の影響を受けて比較的温暖で、寒暖の差が少ない海洋性気候の特徴がある。
隣接する自治体編集
大字編集
- 旧有浦村
- 有浦上
- 有浦下
- 大串新田
- 小加倉
- 新田
- 轟木
- 長倉
- 牟形
- 諸浦
- 旧値賀村
- 石田
- 今村
- 大薗
- 仮屋
- 値賀川内
- 浜野浦
- 平尾
- 普恩寺
- 旧切木村
- 田代
- 藤平
これら2大字は玄海町編入時に大字大良から分割された部分である。なお、大良の残りは唐津市に編入された。
- 座川内
- 湯野尾
歴史編集
近現代編集
行政編集
町長・議会編集
- 町長:脇山伸太郎(2018年7月から、1期目)
- 議会:定数10名 - 在籍9名 - 欠員1名(議席番号6番の脇山伸太郎が町長選挙に立候補して当選、町長に就任したため)
平成の大合併編集
平成の大合併により、東松浦郡のほかの町村は2005年から2006年にかけて唐津市と合併した。
玄海町も当初参加していたが、周辺地域における行政支援の立ち遅れを懸念し合併協議会より脱会、単独自治の方向を選択。
現状では以下の玄海原子力発電所立地による多額の税収のため財政状況は比較的よいが、将来の運営については問題が山積する。
税収はこれから漸次減少していく上、原発での労働者が生活に便利な唐津市に定住してしまうため、高齢化の進行が必至であり、対策が急がれる。
姉妹友好都市・提携都市編集
県政編集
国政編集
- 衆議院 - 玄海町は、佐賀県第2区(2013年までは佐賀県第3区)。比例区では九州ブロックに属する。詳細は、それぞれの選挙区を参照のこと。
- 参議院 - 玄海町は、佐賀県選挙区(全県区、定数2議席)に属する。
警察編集
- 唐津警察署
- 駐在所
- 有浦警察官駐在所
- 値賀警察官駐在所
- 駐在所
消防編集
消防は唐津市に業務委託
- 唐津市消防署
- 西部分署(町外に位置する)
産業編集
市外局番編集
- 市外局番は全域が0955である。
郵便局編集
金融機関編集
テレビ編集
- ケーブルテレビ
健康・福祉編集
教育編集
高等学校編集
小中学校編集
廃校編集
- 町立有浦中学校 - 2015年3月
- 町立値賀中学校 - 2015年3月
- 町立有徳小学校[2] - 2015年3月
- 町立値賀小学校 - 2015年3月
保育所編集
- 町立
- 保育所あおば園
- 保育所ふたば園
交通編集
鉄道編集
町内を鉄道路線は通っていない。電車を利用する場合の最寄り駅は、九州旅客鉄道唐津線の西唐津駅。
バス編集
- 昭和自動車が唐津市中心部の唐津大手口バスセンターと玄海町内各地を結ぶ路線を運行する。
道路編集
- 国道・主要地方道
文化施設編集
- 町民会館
- 値賀分館
スポーツ施設編集
- 社会体育館
- 総合運動場
- 野球場
- ゲートボール場
- テニスコート
特産品編集
- 海魚のうに
- ありうらまんじゅう
- 養殖タイ
- 和牛
- タマネギ
- 葉タバコ
- 温州みかん
- ハウスイチゴ
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集
名所・史跡・観光スポット編集
- 玄海エネルギーパーク
- わくど岩
- トリカ崎
- 藤ノ平ダム
- 三島公園
- 轟木公園
- 漁り火銀座
- 玄海海上温泉パレア
- 浜野浦の棚田 - 静岡県のNPO法人「地域活性化支援センター」が、カップル向けのスポットとして全国の観光地を認定する「恋人の聖地」に認定。
祭事・催事編集
玄海町出身の有名人・著名人編集
不祥事編集
2017年(平成29年)12月、玄海町役場の課長が、2013年から2016年の4回にわたり区長研修のためのバスの借り上げ料を水増し請求し、研修中の飲食代やコンパニオン代に使っていたとして、町は課長を12月から6カ月、減給10分の1の懲戒処分にした[3]。
2019年(平成31年)1月31日、佐賀県警サイバー犯罪対策課と唐津署は、玄海町役場から私的利用で個人情報を持ち出したとして、玄海町個人情報保護条例違反の疑いで、町住民福祉課長を逮捕した。逮捕容疑は、2017年5月18日、2013年3月時点の全町民に当たる約6,300人の個人情報が記録されたデータを町役場から持ち出した疑い。第三者への流出の有無を調べている[4]。
出典編集
- ^ 玄海みらい学園 公式ウェブサイト
- ^ 2010年4月に有浦小・仮屋小・牟形小が統合して開校
- ^ “玄海町課長のバス経費水増し 飲食やコンパニオンに使用 6カ月、減給10分の1の懲戒処分|行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE”. 佐賀新聞LiVE. 佐賀新聞 (2017年12月4日). 2019年1月31日閲覧。
- ^ “全町民の個人情報持ち出し、玄海町課長を逮捕 約6300人分を私的利用で 内部資料約35万件も|行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE”. 佐賀新聞LiVE. 佐賀新聞 (2019年1月31日). 2019年1月31日閲覧。
外部リンク編集
- こころふるさと玄海町(公式ウェブサイト)- 2018年5月28日にリニューアル。スマートフォン対応済み。