玉泉寺 (恵那市)

岐阜県恵那市にある曹洞宗の寺院

玉泉寺(ぎょくせんじ)は、岐阜県恵那市上矢作町下にある釈迦如来を本尊とする曹洞宗の寺院。山号は龍洞山。岩村町盛巌寺の末寺。恵那三十三観音霊場十六番。

玉泉寺
所在地 岐阜県恵那市上矢作町下62
位置 北緯35度16分20秒 東経137度28分44秒 / 北緯35.27211度 東経137.47889度 / 35.27211; 137.47889座標: 北緯35度16分20秒 東経137度28分44秒 / 北緯35.27211度 東経137.47889度 / 35.27211; 137.47889
山号 龍洞山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 慶長12年(1607年)
開山 宗薫
中興 盛巌寺六世 在天三龍
札所等 恵那三十三観音霊場十六番
法人番号 5200005009466 ウィキデータを編集
玉泉寺の位置(岐阜県内)
玉泉寺
玉泉寺
玉泉寺 (岐阜県)
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歴史 編集

慶長12年(1607年)に岩村藩主の松平家乗が開基となり、宗薫を開山として谷下の地に開かれる。創建時は蟠龍山 長松寺と称した。

慶長15年(1610年)には龍波和尚が二世住持となった。

慶長19年(1614年)に澄ヶ瀬射去の地に移り、山号寺号を現在の龍洞山玉泉寺に改めた。

正保3年(1646年玄悦が住持となる。

延宝3年(1679年)に祝融の災いに遭ったが、玄悦の法嗣の求峰が再建に尽力し、岩村の盛巌寺六世の在天三龍を中興開山に招き末寺となり、自らは中興二世となった。

明治7年(1874年)の『寺院明細』によると、次のような規模であった。

本堂 萱葺 縦六間 横八間、位牌堂板葺 縦二間半 横三間、禅堂 萱葺 縦二間半 横四間、庫裏 萱葺 縦四間半 横十間、檀家二三七戸

恵那市上矢作町の、下・漆原・小田子の各集落を檀家としている。

本尊の他、恵那三十三観音霊場十六番札所の本尊として如意輪観音菩薩が祀られている。

また、境内の桜は火災による焼失を免れたことから不死身の桜と称されている。

参考文献 編集

  • 『上矢作町史』 通史編 第三部 近世 第五章 近世の信仰と寺社 p366~p367  2008年
  • 『恵那郡史』 第八篇 現代 第四十一章 人文の発展(一) 【各宗寺院】 p612~p619 恵那郡教育会 1926年