現代俳句協会
現代俳句協会(げんだいはいくきょうかい)は、全国規模の俳句団体。
歴史編集
1947年(昭和22年)9月に結成。東京では石田波郷・神田秀夫、関西では西東三鬼が中心となった。代表は石田波郷。翌年、機関誌「俳句芸術」を創刊。創設時の会員は38名だったが、2006年現在は約9000名の会員を擁している。現在の会長は中村和弘。前会長は宮坂静生(現在は特別顧問)。月刊の機関誌「現代俳句」を発行している。また現代俳句大賞、現代俳句協会賞、現代俳句新人賞、現代俳句評論賞の各賞を主催している。
1961年(昭和36年)には、現代俳句協会賞の選考をめぐって団体内の対立が激化し、当時幹事長だった中村草田男を中心にしたグループが「有季定型」を掲げて俳人協会を設立した。この協会存亡の機をのり越え、現代俳句協会は拡大路線をとり、俳人協会や後に「花鳥諷詠」を掲げて設立された日本伝統俳句協会に並ぶ全国的な俳人組織となっている。他の2組織と比べ自由な句形式を許容しており、また結社ではなく個人ベースでの入会ができる。