琴ノ若傑太

日本の大相撲力士、2代目琴ノ若

琴ノ若 傑太(ことのわか まさひろ、1997年11月19日 - )は、千葉県松戸市出身で、佐渡ヶ嶽部屋所属の現役大相撲力士。本名は鎌谷 将且(かまたに まさかつ)。身長189.0cm、体重172.0kg[2]血液型はAB型[3]。得意技は右四つ、寄り、押し[2]。最高位は東小結2023年5月場所)。父は元関脇・初代琴ノ若(13代佐渡ヶ嶽親方)、母方の祖父は第53代横綱・琴櫻(12代佐渡ヶ嶽親方)[4]

琴ノ若 傑太 Sumo pictogram.svg
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基礎情報
四股名 琴ノ若 傑太
本名 鎌谷 将且
生年月日 (1997-11-19) 1997年11月19日(25歳)
出身 千葉県松戸市
身長 189.0cm
体重 172.0kg
BMI 48.2
所属部屋 佐渡ヶ嶽部屋
得意技 右四つ、寄り、押し
成績
現在の番付 東小結
最高位小結
生涯戦歴 278勝200敗14休(45場所)
幕内戦歴 144勝112敗14休(18場所)
優勝 序ノ口優勝1回
敢闘賞3回
データ
初土俵 2015年11月場所
入幕 2020年3月場所
趣味 音楽鑑賞[1]
備考
史上初の3代三役
2023年5月28日現在

現在の四股名は、2019年7月場所の新十両昇進に合わせて改名したもので、父親の現役時代の四股名である「琴ノ若」を継承するとともに、祖父琴櫻傑將の四股名からも「傑」の一字を取ったものである[5] 。それ以前は本名に佐渡ヶ嶽部屋伝統の琴の通字を冠した「琴鎌谷 将且(ことかまたに まさかつ)」の四股名で土俵を務めていた。

来歴編集

大相撲入門前編集

1997年11月19日、当時現役の幕内力士だった琴の若(当時)の長男(一人っ子[6])として誕生。当日は11月場所の11日目だった。協会公式プロフィールによると、相撲を始めたのは2歳の時[7]。幼少期から祖父の琴櫻に相撲の基本を叩き込まれ[8]、5歳から地元の相撲道場(柏少年相撲教室)に通った[1]。松戸市立松飛台小学校を卒業後は親元を離れて埼玉栄中学校へ進学した[1]。当初は中学卒業後の大相撲入りを考えていたが、中学卒業時点では大相撲で通用する自信を持てなかったため[9]埼玉栄高校普通科スポーツコースに進学した[1]。高校では3年次に主将を務め[10]全国高等学校総合体育大会相撲競技大会を団体優勝に導き、世界ジュニア相撲選手権大会では団体戦と個人戦(重量級)で優勝した[1]

大相撲入門後編集

 
土俵入りする琴ノ若関(2019年9月場所

高校卒業後の進路は、大相撲入りを選択した。在学中の2015年10月6日に、父親が師匠を務める佐渡ヶ嶽部屋への入門を発表し[11]、同年11月場所で初土俵を踏んだ[12]。四股名は本名に佐渡ヶ嶽部屋伝統の琴の字を冠した「琴鎌谷 将且」で、前相撲は3連勝だった[1]新序出世披露では、後援者の要望を受けて父親である初代・琴ノ若の現役時代に使用していた化粧廻しを締めた[13]

初めて番付に名前が載った2016年1月場所は、7戦全勝で序ノ口優勝とした[14]。翌3月場所で序二段に昇進し、6勝1敗。同年5月場所と7月場所は三段目で相撲を取り、9月場所からは幕下に昇進。2017年3月場所で三段目落ちを経験したが、翌5月場所で幕下に復帰した。2019年5月場所では十両が目前の東幕下2枚目まで番付を上げて、3連勝3連敗から勝ち越しの4勝目を挙げた[15]。場所後の番付編成会議において、7月場所での新十両昇進が決まり、合わせて、父親の現役時代の四股名である「琴ノ若」を襲名することとなり[16]、襲名と同時に本名の「将且」から、祖父の琴櫻が名乗っていた「傑將」から一字を取り「傑太(まさひろ)」に改名することとなった[5]。祖父、父親、子と3世代で関取になった例は史上初(ただし祖父と父は養子縁組関係)[17]

新十両(西十両14枚目)で迎えた2019年7月場所は、12日目までに5勝7敗と後がなくなった状況から3連勝し、千秋楽で勝ち越しを決めた[18]。その後も順調に勝ち越しを続け、2020年1月場所にて西十両2枚目で8勝7敗の成績を残すと、翌3月場所にて新入幕を果たし、新十両から所要4場所で十両を突破した[19]。新入幕時の番付は幕尻の東前頭18枚目で、前頭に18枚目が載るのは19枚目まであった1959年9月場所以来61年ぶりのことである[20]。またこの新入幕は、2014年5月場所の佐田の海に続く、史上9組目・12人目の親子幕内記録となった[21]

新入幕場所直前の3月4日には部屋に出稽古に来た錦木らと計10番取って7勝3敗と概ね好調である事を示した[22]。迎えた3月場所は9日目まで7勝2敗と勝ち越し目前にこぎ着けながら、そこから4連敗を喫したが、14日目に錦木を上手出し投げで破り、祖父琴櫻・父琴ノ若も果たせなかった新入幕場所での勝ち越しを決めた[23]

2021年7月場所は、西前頭11枚目で12勝3敗と大きく勝ち越した。千秋楽で12勝目を挙げることが受賞条件であった敢闘賞を受賞し、自身初の三賞獲得となった[24]

9月場所は7日目の照ノ富士戦で横綱初挑戦となった。八角理事長は取組前には横綱初挑戦にあたり、琴ノ若の心の持ち方について「横綱に勝つうんぬんでなく(館内を)わかせてやろう、というぐらいの気持ちでいいんじゃないか。(照ノ富士には)どこから行っても…(勝ち目は薄い)という感じだから」と話し、寄り切りで敗れた後は「まあ、頑張ったんじゃないかな。抵抗したうちには入らないけど」と琴ノ若と照ノ富士の力の差を解説した[25]。10日目、日本相撲協会に「左膝内側側副靱帯、左膝内側半月板損傷により全治10日間の見込み」との診断書を提出して休場した[26]。11月場所は左膝の調子が悪く、7日目の千代大龍戦で敗れた際もABEMA大相撲中継の解説を務めた花田虎上から「左膝をかばっていますよね。怪我をして恐怖心があるのか、体を入れられないんです。まだ痛いのか、まわしを取っても、右の上手の取り方も良くないですよね。もう少し、浅く取らないといけない」と指摘された[27]。因みに6日目の碧山戦で誕生日白星を記録した際には「20代前半の最後の年なので、もっと上で相撲を取っていないといけない。自分の持ち味を全力で出せるようにしたい」と、より一層の精進を誓った[28]

2022年3月場所は中日終了時点で7勝1敗と、同時点で8戦全勝で幕内最高優勝争い単独トップの髙安を追う格好となった[29]。14日目に3敗同士の対決となる御嶽海戦で白星を収め、これにより千秋楽に2敗の髙安、若隆景が黒星を喫し、自身が白星を収めた場合に限って巴戦に進出できる状況となった[30]。しかし、千秋楽では、勝ち越しをかける豊昇龍に敗れ、4敗に後退し、優勝争いから脱落した。この場所は、千秋楽まで優勝争いに参加し続けたことが評価され、千秋楽の結果を待たず2場所連続3度目の敢闘賞受賞が決定[31]

5月場所直前の北の富士のコラムでは、高安とともに期待の候補に挙がっていた[32]。場所中日の若隆景戦は師匠の誕生日であったため奮起して下手投げで白星を収め、取組後に「負けて(部屋に)帰るわけにはいかないと思っていたので、勝って良かった」と胸を張った[33]。この場所は9勝6敗の勝ち越しに終わり、通常であれば翌7月場所の三役昇進は確実に近いが、三役から平幕に落ちた力士がいなかったため番付運に恵まれず僅か半枚上昇にとどまる東前頭2枚目の地位で土俵に上がることとなった。7月場所は10日目まで7勝3敗と勝ち越しが目前であったが、部屋でコロナ感染者が出たため11日目から休場。三役の目標は持ち越された。それでも琴ノ若は「仕方ないとしか言いようがない。落とされなかっただけ良かった」と番付据え置きもネガティブには捉えていなかった[34]。11月場所は西前頭筆頭の地位で9勝6敗と勝ち越し、翌2023年1月場所は新三役となる西小結に昇進。親子三役は大相撲史上6組目。新三役会見では「これで終わりではないので、またしっかりと上を目指したい。師匠が言ってくださったように、先代(祖父・琴櫻)の名を継げるように努力していきたいと思います」と話していた[35]。迎えた2023年1月場所では12日目に5勝7敗となって負け越しの危機に瀕したが、残りを勝って8勝7敗の勝ち越し[36]。3月場所は10日目に勝ち越しを決め、この時点では2敗で優勝戦線に残った[37]。次期大関候補との呼び声が高まる中、現在の心境を問われ、番付が近いライバルたちを念頭に「突き抜けるぐらいの気持ちじゃないといけない」と話した[38]

人物編集

2020年3月場所中の記事で部屋のタニマチ筋は「本人はややお坊ちゃん然とした素直さはあるけど、自分が決めた目標には必死に向かっていく芯の強さもある」と評していた[39]

元々の力強さや覇気に欠けた坊ちゃん気質から高校2年次まで鳴かず飛ばずであったが、3年次で主将に指名されてから意識改革が起こって急激に強くなったという指摘もある[40]。佐渡ケ嶽部屋所属力士の中で唯一実家暮らしである(実家と所属部屋が併設のため)。

取り口編集

右四つに組み止め、恵まれた体格を活かして寄る師匠・父の初代琴ノ若譲りの取り口を基本とするが[21]、リーチを活かした押し相撲も得意手とする[41]。左四つでもある程度取れる上に、押し込まれても回り込む器用さも備わっている[42]。一方、師匠からは新十両や新入幕の際、相撲が大人しいと評され、立ち合いの厳しさや攻める相撲が必要と指摘されている[43][44]

非常に体質が柔軟であり、2020年3月場所で対戦した千代大龍は「かち上げにいったけど柔らかくて芯を捉えられなかった。白鵬関みたいな感じ。白鵬関に失礼だけど、白鵬関の次くらいに、当たっても押し込めない」と感想を述べていた[45]。一方15代武蔵川によると、下半身は祖父・琴櫻譲りというのか硬いという[46]

部屋の兄弟子の琴奨菊は「琴勝峰の力強さ、琴ノ若の柔らかさが欲しい」とその才能を羨んでいた[47]

2020年7月場所の相撲を見た北の富士勝昭は「父の琴ノ若より相撲の速さでは、はるかに勝っている」と評した[48]

出足は14代秀ノ山から伝授されており、2021年7月場所中は立合いの強さに注目が集まった[49]。一方2021年9月場所中に8代尾車は、頭から思い切り当たるなど立合いのがむしゃらさが必要だと指摘している[50]

2020年9月場所番付発表の際には「上に上がるにつれて簡単に自分の形にならせてくれませんし、稽古をしていて四つだけじゃ上がっていけないなと思って、四つになるための押しだったり、逆四つでも相撲を取れるようにと頭に入れていってますね」と、柔軟な取り口を意識している旨を語った[51]。その9月場所2日目には押し相撲の大栄翔を押し出しで破る活躍を見せ、押し出しで敗れると予想した北の富士を感嘆させた[52]

2022年3月場所中に花田虎上は自身のコラムで、気持ちが表情に表れにくかった父の初代琴ノ若と異なり闘志が顔から伝わる点、廻しの切り方や二本を差された時の対処に優れる点を指摘した[53]。同場所11日目に自身より体格の劣る貴景勝(自身が身長188cm・体重165kgであるのに対し、貴景勝は身長175cm・体重163kg)に対して立合いで張りながら右に変化した相撲を見た相撲ファンから、メンタル面など前途を心配する声が上がった[54]。一方5月場所では、初日に貴景勝に勝った1番を指して花田虎上のコラムで「心技体の『心』が強くなった」と評される、2日目の正代戦で土俵際、右足一本で残り、正代を突き落としで破った1番に関して指導係の13代粂川から「(相撲が)良かった。(相手は)押しづらいんでしょうね。落ち着いているし慌てていない」と評価されるなど、精神面を評価される相撲が目立った[55][56]

8代尾車は2022年7月場所中の自身のコラムで、懐の深さと体の柔らかさは水戸泉ばりだとしつつも、がむしゃらに出る水戸泉と異なり相手によって相撲を変える引き出しの多さがあると評している[57]

2022年9月場所前の本人のコメントによると、徐々に上手を取る相撲や投げなど父親と重ね合わされるイメージからの脱却を図っているようであり、押し相撲も少しずつできるようになったという[34]

エピソード編集

  • 初代琴ノ若の現役最後の取組は、2005年11月場所13日目の駿傑戦であったが、当時8歳の鎌谷将且少年は家族と共に福岡国際センターでこの取組を観戦していた。現役を引退し、年寄・佐渡ヶ嶽を襲名した父親からは、将来琴ノ若を継承するように言われており、父親の引退に立ち会った経験から「次は自分だ」との思いを持つようになった[9]。初代琴ノ若の引退相撲は翌2006年に行われたが、この時に琴ノ若の最後の対戦相手を務めた[58]
  • 四股名については、初土俵時は本名に由来する「琴鎌谷」となったが、三段目に昇進すれば父親の「琴ノ若」を継承する予定で、大関に昇進すれば祖父の「琴櫻」を継承する意向を持っていた[59]。しかし、実際には三段目昇進時には改名をせず、「琴鎌谷」のまま土俵を務め、新十両となる2019年7月場所から琴ノ若に改名した。
  • 幼少期の相撲大会で初めてメダルを獲得した際、それが2位の選手に渡される銀メダルであったため、祖父の琴櫻から「1位じゃないと意味がない。金メダル獲ってこい」と突き放された。十両昇進時、本人はこれを忘れられない言葉として挙げている[17]
  • 2019年12月23日、祖父の琴櫻の出身地である倉吉市から化粧廻しが贈呈された[60]
  • 子供時代から度々、父の郷里の山形県を訪れ、地元後援会組織も引き続き佐渡ヶ嶽部屋と琴ノ若を後援している。これらから、NHK山形放送局の地域ニュースでも「山形県ゆかりの力士」のタイトルで取組結果が報道されている(それ以前の地域ニュースでは「山形県出身力士」であった)[61]
  • 2022年5月場所の記事によると、好きなドラマは『ちむどんどん[62]

主な成績編集

2023年5月場所終了現在

通算成績編集

  • 通算成績:278勝200敗14休(45場所)
  • 幕内成績:144勝112敗14休(18場所)

三賞・金星編集

  • 三賞
    • 敢闘賞:3回(2021年7月場所、2022年1月場所・3月場所)
  • 金星:なし

各段優勝編集

  • 序ノ口優勝:1回(2016年1月場所)

場所別成績編集

琴ノ若 傑太
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2015年
(平成27年)
x x x x x (前相撲)
2016年
(平成28年)
東序ノ口20枚目
優勝
7–0
東序二段10枚目
6–1 
東三段目49枚目
5–2 
西三段目24枚目
5–2 
西幕下59枚目
5–2 
東幕下43枚目
3–4 
2017年
(平成29年)
東幕下50枚目
3–4 
西三段目3枚目
5–2 
東幕下46枚目
4–3 
西幕下36枚目
2–5 
西幕下53枚目
4–3 
東幕下45枚目
5–2 
2018年
(平成30年)
西幕下27枚目
3–4 
西幕下36枚目
4–3 
東幕下28枚目
4–3 
東幕下19枚目
4–3 
東幕下15枚目
4–3 
東幕下9枚目
3–4 
2019年
(平成31年
/令和元年)
東幕下14枚目
5–2 
西幕下5枚目
5–2 
東幕下2枚目
4–3 
西十両14枚目
8–7 
東十両11枚目
9–6 
西十両7枚目
10–5 
2020年
(令和2年)
東十両2枚目
8–7 
東前頭18枚目
9–6[注 1] 
感染症拡大
により中止
西前頭13枚目
4–6–5[注 2][注 3] 
西十両2枚目
9–6 
西前頭14枚目
7–8[注 2] 
2021年
(令和3年)
西前頭15枚目
10–5 
東前頭8枚目
6–9[注 2] 
東前頭11枚目
7–8[注 4] 
西前頭11枚目
12–3
西前頭3枚目
3–7–5[注 5] 
東前頭11枚目
6–9 
2022年
(令和4年)
東前頭14枚目
11–4
西前頭6枚目
11–4
西前頭2枚目
9–6 
東前頭2枚目
7–4–4[注 6] 
東前頭2枚目
8–7 
西前頭筆頭
9–6 
2023年
(令和5年)
西小結
8–7 
西小結
9–6 
東小結
8–7 
x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

合い口編集

2023年5月場所終了現在
  • 第73代横綱・照ノ富士には5戦全敗。
  • 大関・貴景勝には3勝5敗。直近では、2023年5月場所で勝利した。
  • 大関・霧島には2勝5敗。
  • 元大関・栃ノ心には3勝3敗。(うち不戦敗1)
  • 元大関・髙安には2勝3敗。(うち不戦敗1)
  • 元大関・御嶽海には6勝2敗。
  • 元大関・正代には6勝3敗。2022年9月場所まで5戦全勝であったが、2022年11月場所で初黒星を喫した。
  • 最高位が関脇以下の力士との幕内での対戦成績は以下の通りである。
力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
関脇
碧山 3 1 阿炎 3 2 0 1 逸ノ城 5 1
魁聖 3 3 大栄翔 5 4(1) 隆の勝 3 1 宝富士 4 1
玉鷲 7 3 豊昇龍 1 10 妙義龍 1 2 明生 4 4
若隆景 4 5 若元春 4 2
小結
遠藤 2 4 松鳳山 2 0 千代大龍 3 2 翔猿 5 4
北勝富士 3 2 竜電 2 2
前頭
明瀬山 0 1 天空海 3 0 東龍 1 0 石浦 1 4
一山本 2 0 宇良 2 1 王鵬 1 0 2 4
金峰山 1 0 佐田の海 4 1 志摩ノ海 3 2 大奄美 1 2
千代ノ皇 0 1 千代翔馬 6 1 千代の国 2 1 千代丸 3 2
剣翔 3 0 照強 4 3 德勝龍 1 1 錦木 2 1
錦富士 1 1 英乃海 1 1 翠富士 5 1 豊山 4(1) 1

(カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数、太字は2023年5月場所終了現在、現役力士)

改名歴編集

  • 琴鎌谷 将且(ことかまたに まさかつ)2015年11月場所 - 2019年5月場所
  • 琴ノ若 傑太(ことのわか まさひろ)2019年7月場所 -

メディア出演編集

テレビ番組編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 無観客開催。
  2. ^ a b c 東京開催。
  3. ^ 左膝内障のため中日から休場
  4. ^ 3日目まで無観客開催。
  5. ^ 左膝内側側副靱帯、左膝半月板損傷のため10日目から休場
  6. ^ 2019新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性があるため11日目から休場

出典編集

  1. ^ a b c d e f ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2015年12月号(九州場所総決算号) 108頁
  2. ^ a b 琴ノ若 傑太 - 力士プロフィール”. 日本相撲協会公式サイト. 2020年2月25日閲覧。
  3. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2018年5月号(夏場所展望号)別冊付録 平成30年度版 最新部屋別 全相撲人写真名鑑 24頁
  4. ^ 「横綱の孫対決」琴ノ若が王鵬下す「勉強になった」祖父と父の偉大さ再確認”. 日刊スポーツ (2022年1月16日). 2022年1月16日閲覧。
  5. ^ a b 新十両の琴鎌谷が琴ノ若継承「しこ名に恥じぬよう」”. 日刊スポーツ (2019年5月29日). 2019年5月29日閲覧。
  6. ^ “佐渡ケ嶽親方の長男が入門!父「琴ノ若」→祖父「琴桜」継承の道”. スポニチ. (2015年10月7日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/10/07/kiji/K20151007011272730.html 2020年9月11日閲覧。 
  7. ^ 琴ノ若 傑太 - 力士プロフィール 日本相撲協会 (2022年1月13日閲覧)
  8. ^ “季節外れの大型新弟子!佐渡ケ嶽親方の長男、話題の初土俵になりそう”. SANSPO.COM. (2015年10月8日). https://www.sanspo.com/article/20151008-4P3Z4CVVARJUNMAMCIKAD5MWHM/ 2018年8月28日閲覧。 
  9. ^ a b “鎌谷将且、2人の「おやじ」に背中押され角界へ”. 日刊スポーツ. (2015年10月30日). https://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/1559524.html 2018年8月28日閲覧。 
  10. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年2月号(初場所総決算号) 69頁
  11. ^ “佐渡ケ嶽部屋に“帰郷”した17歳・鎌谷、息子から弟子になる覚悟”. スポニチアネックス. (2015年10月15日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/10/15/kiji/K20151015011324660.html 2018年8月28日閲覧。 
  12. ^ “野田頭(本籍六ケ所)ら4人新弟子検査合格”. 東奥日報. (2015年11月9日). https://www.toonippo.co.jp/articles/-/7472 2018年8月28日閲覧。 
  13. ^ “琴鎌谷が父の化粧まわしで出世披露”. デイリースポーツ. (2015年11月15日). https://www.daily.co.jp/newsflash/general/2015/11/15/0008568246.shtml 2018年8月28日閲覧。 
  14. ^ “佐渡ケ嶽親方の長男琴鎌谷が序ノ口優勝「関取狙う」”. 日刊スポーツ. (2016年1月22日). https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1595334.html 2018年8月28日閲覧。 
  15. ^ 横綱DNA持つ琴鎌谷、重圧から逃げず新十両に前進」『日刊スポーツ』、2019年5月25日。2019年5月26日閲覧。
  16. ^ “琴ノ若が10組目の親子関取に 名古屋場所の新十両”. デイリースポーツ. (2019年5月29日). https://www.daily.co.jp/general/2019/05/29/0012375234.shtml 2019年5月29日閲覧。 
  17. ^ a b 史上初「3世代」で関取 2代目琴ノ若、父のしこ名継承 Sponichi Annex 2019年5月30日 05:30(2019年12月12日閲覧)
  18. ^ 新十両・琴ノ若、15番は「7回負けられる」3連勝で勝ち越し/名古屋場所”. サンケイスポーツ (2019年7月21日). 2020年2月25日閲覧。
  19. ^ 新入幕 琴ノ若 元横綱 琴櫻の祖父と佐渡ヶ嶽親方の父越え誓う”. NHK NEWS WEB (2020年2月24日). 2020年2月25日閲覧。
  20. ^ 琴ノ若22歳 史上9組目の父子幕内誕生!デビューから4年“幕尻”前頭18枚目から土俵沸かす”. スポーツニッポン (2020年2月25日). 2020年2月25日閲覧。
  21. ^ a b 史上9組目の親子幕内が誕生 琴ノ若、まずは三賞狙う 祖父は横綱、父は関脇”. 毎日新聞 (2020年2月25日). 2020年2月25日閲覧。
  22. ^ 新入幕の琴ノ若、無観客開催も「やれることしっかりやって場所に臨むだけ」 SANSPO.COM 2020.3.4 15:55(2020年3月7日閲覧)
  23. ^ 琴ノ若 父もできなかった新入幕での勝ち越し 兄弟子に感謝”. スポーツニッポン (2020年3月22日). 2020年3月22日閲覧。
  24. ^ 琴ノ若が初の敢闘賞 技能賞の豊昇龍は初三賞 殊勲賞は該当者なし 日刊スポーツ 2021年7月18日17時36分 (2021年7月18日閲覧)
  25. ^ 横綱初挑戦の琴ノ若「まあ、頑張った。抵抗したうちには入らないが」理事長 日刊スポーツ 2021年9月18日20時8分 (2021年9月19日閲覧)
  26. ^ 琴ノ若が休場 左膝の靱帯と半月板損傷、全治10日間の見込み 診断書提出 日刊スポーツ 2021年9月21日13時45分 (2021年9月22日閲覧)
  27. ^ 負けた琴ノ若に手を差し出す千代大龍 その姿に相撲ファンほっこり「優しい千代ちゃん」「紳士であり、かわいい」 ABEMA TIMES 2021/11/21 10:18 (2021年11月22日閲覧)
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関連項目編集

外部リンク編集