琵琶新聞』(びわしんぶん)は、明治時代末期から昭和時代戦中にかけて発行された月刊邦楽専門誌。編集発行は琵琶新聞社、発行人編集主幹は椎橋松亭1909年(明治42年)2月に創刊し、途中休刊期があったもののほぼ連続して刊行されたが、太平洋戦争末期に物資統制のあおりを受けて政府より廃刊を命ぜられ、1944年(昭和19年)6月の第393-394合併号をもって終焉した[1]。名称に「新聞」が付くが、体裁はA5判の冊子であった。

琵琶新聞194号(大正14年)

姉妹誌として錦心流薩摩琵琶専門誌の『水聲』があった。これは錦心流琵琶が最盛期を誇った大正末期の1923年大正14年)1月の創刊号から昭和初期の1931年(昭和6年)1月の第72号まで[2]、『琵琶新聞』と並行もしくは同誌を休刊させつつ発行された月刊誌であった。

主な編集者 編集

脚注 編集

  1. ^ 『琵琶新聞』第393-394合併号 p. 2
  2. ^ 水聲名義で発行されたは1930年(昭和5年)6月発行の第66号までで、以降『琵琶新聞』に戻る。その切り替え時期は非常に曖昧である。

刊行書物 編集

関連項目 編集