一般社団法人生命保険協会(せいめいほけんきょうかい、: The Life Insurance Association of Japan)は、人の生死に関する保険を扱う生命保険会社の業界団体[1]

一般社団法人生命保険協会
The Life Insurance Association of Japan
生命保険協会が入居する新国際ビルヂング
生命保険協会が入居する新国際ビルヂング
団体種類 一般社団法人
設立 1908年12月7日
所在地 東京都千代田区丸の内三丁目4番1号
新国際ビルヂング3階
北緯35度40分35秒 東経139度45分44秒 / 北緯35.67639度 東経139.76222度 / 35.67639; 139.76222座標: 北緯35度40分35秒 東経139度45分44秒 / 北緯35.67639度 東経139.76222度 / 35.67639; 139.76222
法人番号 7010005003222 ウィキデータを編集
起源 生命保險會社談話會
主要人物 清水博(代表理事会長)
活動地域 日本の旗 日本及び世界の旗 世界
主眼 生命保険業の健全な発達及び信頼性の維持を図り、もって国民生活の向上に寄与すること
活動内容 生命保険事業に関する情報提供及び理解促進に関する事業 他
会員数 42
ウェブサイト https://www.seiho.or.jp/
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概説 編集

日本国内で営業活動をする生命保険会社42社すべてが加入している。

会長は、現在の慣例では日本生命保険第一生命保険明治安田生命保険住友生命保険の4社の社長が輪番(日生→明治安田→住友→第一の順番)で務めることになっている。

保険業法第276条(第280条第1項)に基づく生命保険募集人の登録、変更、廃業に関する手続きのほか、生命保険に関するADR機関として苦情の裁定審理、税制や規制改革への意見提言、生命保険に関する法制度や生命保険業界の統計作成など調査研究の推進、生命保険に関する相談、保険会社営業職員、代理店への養育の実施などを行っているほか[2]、生命保険業界の共通教育制度として一般課程、専門課程、応用課程、生命保険大学課程の各課程を定め、生命保険業に従事する者への教育を実施している[3]

認定資格 編集

  • 生命保険募集人 生命保険募集人試験(一般課程)を合格した者に付与される資格。位置づけとしては民間資格だが、生命保険業界は、生命保険の営業に従事する者は生命保険募集人試験に合格しなければ保険業法第276条に基づく登録ができない制度を確立している。
  • ライフ・コンサルタント 専門課程合格者に付与される資格。
  • シニア・ライフ・コンサルタント 応用課程合格者に付与される資格。
  • トータル・ライフ・コンサルタント 生命保険大学課程全科目合格者で一定の要件を満たす者に付与される資格[3]
  • 変額年金保険販売資格 生命保険募集人として登録済みで専門課程を合格するなどの条件を満たした者で変額年金保険販売資格試験に合格した者に付与される資格。

沿革 編集

  • 1898年明治31年) - 生命保險會社談話會が設立される。
  • 1905年(明治38年) - 談話会を改組し、生命保險會社協會となる。
  • 1908年(明治41年) - 設立認可を得て、社團法人生命保險會社協會が設立され発足。
  • 1942年昭和17年) - 新たに生命保險統制會を設立し、協会の大部分の業務を移管。生命保險會社協会は、生命保險輯(集)會所と改称する。
  • 1945年(昭和20年) - 新たに生命保険中央會を設立し、管掌事務を移管する。生命保險統制會は解散。生命保險輯會所が、名称を社団法人生命保険協会に改めて、生命保険中央會から事務を継承する。

組織 編集

  • 委員会
  • 地方委員会
  • 事務局
    • 総務部
    • 広報部
    • 業務教育部
    • 企画部
    • 調査部
    • 共同システム室
    • 生命保険相談室
    • 国際部
    • 地方事務室
  • 監査室
  • 生命保険相談所
    • 裁定諮問委員会
    • 裁定審査会

加盟会社 編集

日本で営業活動する生命保険会社すべて。詳細は生命保険を参照。

脚注 編集

  1. ^ 生命保険協会ウェブサイト「協会のご案内
  2. ^ 生命保険協会ウェブサイト「協会の取り組み」参照。
  3. ^ a b TLC(生保協会認定FP)会ウェブサイト「TLC資格とは」参照。

参照文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集