田中 昌司(たなか しょうじ)は、日本工学者認知科学知能情報学脳計測科学基盤社会脳科学)。学位工学博士名古屋大学1985年)。上智大学理工学部名誉教授。専門は脳科学

田中 昌司

たなか しょうじ
教育 名古屋大学工学部卒業
名古屋大学大学院
工学系研究科修士課程修了
名古屋大学大学院
工学系研究科博士課程修了
業績
専門分野 情報工学
勤務先 日本原子力研究所
上智大学

日本原子力研究所那珂核融合研究所博士研究員、上智大学理工学部教授などを歴任した。

来歴 編集

生い立ち 編集

岐阜県に生まれ、岐阜県立大垣北高校卒業後、名古屋大学に進学し[1]工学部電気工学科にて学んだ[1]1980年3月25日、名古屋大学を卒業し[1]工学士称号を取得した[2]。同大学の大学院に進学し[1]工学系研究科にて核融合プラズマについて研究した[1][3]1982年3月25日修士課程を修了し[1]工学修士学位を取得した[2]1985年3月25日博士課程を修了し[1]工学博士の学位を取得した[2]

研究者として 編集

1985年より、日本原子力研究所の那珂核融合研究所にて博士研究員として勤務した[3]1986年上智大学に転じ[3]理工学部にて講師[3]助教授[3]教授を務めた[3]2007年まで電気電子工学科の講義を担当していたが[3]2008年より情報理工学科の講義を担当した[3]。また、1998年にはイェール大学医学部にて客員科学者を兼任した[3]2005年にはコロンビア大学の医学部にて客員教授を兼任した[3]。2023年退任。

研究 編集

学会活動:日本声楽発声学会理事、日本音楽表現学会会員、日本演劇学会会員、日本神経科学学会会員、北米神経科学学会会員、他

ワーキングメモリなどの神経回路モデル・シミュレーション研究を行った。現在は、音楽や演劇の脳科学の構築に取り組んでいる。これまで多数の音大生・音楽家の脳イメージング研究(MRI、脳波計測)を行ってきた。最新の成果のひとつとして、オペラ鑑賞時のミラーニューロン活動の脳波計測実験がある(論文サイト)。研究成果を大学の講義に生かすべく、音楽や演劇と脳科学の融合を試みている。

著書 編集

  • 単著:音大生・音楽家のための脳科学入門講義.コロナ社(2021年)ISBN 978-4-339-07825-1
  • 監修:頭が良くなるIQパズル100(田中昌司, 大人のパズル研究会他 | 2019/3/13)
  • 監修:突然頭が良くなるIQパズル(大人のパズル研究会, 田中 昌司他 | 2017/12/21)
  • 監修:大人のIQパズル100special(田中 昌司、 大人のパズル研究会 | 2015/2/10)

脚注 編集

外部リンク 編集