太公(たいこう、? - 紀元前385年、在位:紀元前386年 - 紀元前385年)は、中国戦国時代田斉の初代君主。田白の子。陳完の10世の孫にあたる。

略歴 編集

宣公康公の2代にわたって斉の宰相であったが、前391年、康公を追放し、自ら斉公を名乗った。

紀元前386年、田和は安王によって諸侯に列せられ、正式に斉の君主となった。以後の斉を、それ以前の斉(姜斉)と区別して田斉と称する。

前379年に康公が死去し、太公望(呂尚、姜斉の太公)以来の姜氏の家系は断絶した。これにより、斉の支配権は完全に田氏に移ることとなった。