田浦駅

日本の神奈川県横須賀市にある東日本旅客鉄道の駅

田浦駅(たうらえき)は、神奈川県横須賀市田浦町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線である。駅番号JO 04

田浦駅
Taura-Sta-S.JPG
南口(2012年5月)
たうら
Taura
JO 05 東逗子 (3.4 km)
(2.1 km) 横須賀 JO 03
所在地 神奈川県横須賀市田浦町一丁目6
駅番号 JO04
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 横須賀線
キロ程 13.8km(大船起点)
東京から品鶴線経由で63.2 km
電報略号 タウ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
2,232人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1904年明治37年)5月1日
備考 業務委託駅(早朝時間帯無人駅)
テンプレートを表示
北口(2012年5月)

京浜急行電鉄本線京急田浦駅とは直線距離で北西へ約1.5km離れており、乗り換えには適さない[1]

歴史編集

駅構造編集

島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、駅舎は橋上駅舎であり、跨線橋の両端に入口が設けられ、跨線橋の中央部に改札口自動改札機)が設置されている。2010年3月に改札内コンコースとホームおよび、南口改札外コンコースと出入口を結ぶエレベーターおよび多機能トイレが設置された。ホームの屋根は戦時中に建設され、木製とレール型鉄製のものが混在した柱が今も屋根を支えている。

谷戸地形によるトンネルが多い地域のため、当駅は両端をトンネルで挟まれている。このためプラットホーム有効長が10両弱分しかなく、11両編成の列車は、当駅においては先頭1両(上り列車は大船方、下り列車は久里浜方)のすべてと2両目の一番前寄りの扉を締め切り扱い(ドアカット)としている。このためE217系以降の横須賀線の車両には、当駅での扉締め切りに対応するスイッチが特別に装備されている他、ドアカットを行うドアには注意書きのステッカーを貼付している。かつて運用していた3扉の113系11両では、先頭1両のみのドアカットで対処できていた。9両以下の編成についてはドアカットは行わない。

逗子駅管理の業務委託駅JR東日本ステーションサービス委託)で、早朝時間帯(初電 - 6時25分)は無人となる。無人の時間帯はインターホンで横須賀駅が対応する。かつてはみどりの窓口が営業していたが、これに代わって2007年6月30日から指定席券売機が設置された。しかし、それも2015年2月22日に廃止された。

のりば編集

番線 路線 方向 行先
1   横須賀・総武線(快速) 上り 横浜東京千葉方面
2   横須賀線 下り 横須賀久里浜方面

(出典:JR東日本:駅構内図

専用線編集

かつては横須賀駅方面へ向けて相模運輸倉庫が保有する専用線が分岐していた。この路線は長浦港に張り巡らされ、一部は在日米軍の施設である田浦送油施設へ続いていた。その施設から発送されるジェット燃料や周囲の倉庫からの飼料輸送などを行っていたが、1998年より使用を中止し、2006年にはJR貨物の駅も廃止となっている。2007年のリフレッシュ工事で本線から分断された後も線路の大部分はしばらく放置されていたが、2012年より道路改良工事などで撤去された箇所も増えている[4]

利用状況編集

2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員2,232人で、横須賀線の駅では最も乗車人員が少ない。近年、当駅の乗車人員は減少傾向にある。

近年の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員[5][6]
年度 1日平均
乗車人員
1995年(平成07年) [7]3,710
2000年(平成12年) [JR 1]3,235
2001年(平成13年) [JR 2]3,132
2002年(平成14年) [JR 3]3,129
2003年(平成15年) [JR 4]3,089
2004年(平成16年) [JR 5]2,995
2005年(平成17年) [JR 6]2,915
2006年(平成18年) [JR 7]2,768
2007年(平成19年) [JR 8]2,673
2008年(平成20年) [JR 9]2,687
2009年(平成21年) [JR 10]2,650
2010年(平成22年) [JR 11]2,561
2011年(平成23年) [JR 12]2,515
2012年(平成24年) [JR 13]2,530
2013年(平成25年) [JR 14]2,504
2014年(平成26年) [JR 15]2,372
2015年(平成27年) [JR 16]2,353
2016年(平成28年) [JR 17]2,304
2017年(平成29年) [JR 18]2,292
2018年(平成30年) [JR 19]2,278
2019年(令和元年) [JR 20]2,232

駅周辺編集

 
駅前広場遠景(2004年11月)

北口は狭いため、南口にのみ小さな駅前広場が存在し、路線バスが発着する。

北口周辺は近年建設されたマンションがある他は住宅はあまりなく、海上自衛隊の関連施設・倉庫群やいくつかの工場が立地する(長浦倉庫群)。旧海軍時代に建てられた古い建築物も多く残っているのが特徴。また前述の専用線の跡も確認できる。

南口は住宅地となっている。その先の山林には梅の名所で知られる田浦梅林があり、春頃には賑わう。

バス路線編集

駅南口ロータリーおよび国道16号上にある「田浦駅」が最寄りバス停。国道側の乗り場は「田浦駅(国道)」と表記される。全路線京浜急行バスが運行する。

田浦駅
  • 1番乗り場
    • 逗20 - 逗子駅行 ※平日のみ
    • 逗21 - 逗子駅行(グリーンヒル経由) ※土休日のみ
  • 2番乗り場
田浦駅(国道)
  • 北方向
    • 田17 - 追浜駅行(深浦経由)
    • 逗20 - 逗子駅行 ※平日のみ
    • 逗21 - 逗子駅行(グリーンヒル経由) ※土休日のみ
    • 八31 - 内川橋行(追浜一丁目・追浜駅経由)
    • 追34 - 追浜駅行(追浜一丁目経由) ※夜のみ
  • 南方向
    • 八31・追35 - 安浦二丁目行(米ヶ浜経由) ※18時台まで
    • 八31 - 安浦二丁目行(日ノ出町経由) ※18時台以降

その他編集

当駅から程近い、横須賀寄りにある長浦トンネルは芥川龍之介の小説『蜜柑』のモデルとなったといわれている。なお、近隣の吉倉公園には文学碑がある。

隣の駅編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
  横須賀線
東逗子駅 (JO 05) - 田浦駅 (JO 04) - 横須賀駅 (JO 03)

脚注編集

[脚注の使い方]

記事本文編集

  1. ^ むしろ、南東へ約1kmの安針塚駅の方が近い。
  2. ^ 大正7年4月13日付官報(第1706号)鉄道院告示第二十四号 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ “貨物駅の廃止及び呼称の統一について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 日本貨物鉄道, (2006年3月16日), オリジナルの2021年3月17日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210317072100/https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/b28ffdfef63004276740e6dca3a48f75.pdf 2021年3月17日閲覧。 
  4. ^ “田浦港町の廃線跡 偶然残った平面交差”. タウンニュース横須賀版 (タウンニュース社). (2012年12月7日). https://www.townnews.co.jp/0501/2012/12/07/168656.html 2020年4月6日閲覧。 
  5. ^ 神奈川県県勢要覧
  6. ^ 横須賀市統計書 - 横須賀市
  7. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 17ページ

利用状況編集

JR東日本の2000年度以降の乗車人員

関連項目編集

外部リンク編集