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甲子道路

国道289号標識
甲子大橋

甲子道路(かしどうろ)は、国道289号自動車通行不能区間および狭隘区間であった福島県南会津郡下郷町から福島県西白河郡西郷村までの23.3kmを結ぶ代替路線として建設された道路である。2008年9月21日、主トンネルである甲子トンネルを含む区間が開通し、自動車通行不能区間が解消した。現在、残された下郷町内のおよそ2.7kmの区間が事業中。

目次

概要編集

  • 起点 : 福島県南会津郡下郷町大字塩生
  • 終点 : 福島県西白河郡西郷村大字真船
  • 全長 : 23.3km
  • 規格 : 第3種第2級
  • 設計速度 : 60km/h
  • 道路幅員
  • 車線幅員 : 3.25m
  • 車線数 : 2車線

構造物編集

施設名欄の背景色が白色である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が完成していないことを、施設名欄の背景色がである部分は部分的に施設が供用済みであることを示す。

名称 延長 開通年 工区 所在地
剣桂トンネル 109.0m 1995年(平成7年)6月16日 第1工区(甲子工区) 西郷村
第一剣桂橋 173.3m
第二剣桂橋 141.0m
きびたきトンネル 1020.4m 2006年(平成18年)4月3日
縞石橋 61.0m 1995年(平成7年)6月16日
縞石坂トンネル 178.3m
安心坂トンネル 887.0m
甲子大橋 199.0m 2008年(平成20年)9月21日 第2工区(直轄権限代行区間)
甲子トンネル 4345.0m
下郷町
観音川橋 30.0m
雨沼橋 90.0m
柄沢橋 24.0m
南倉沢橋 30.0m 事業中 第3工区(南倉沢工区)
南倉沢トンネル 240.0m
東開橋 65.0m 2008年(平成20年)9月21日
松合橋 86.0m 2001年(平成13年)3月 第4工区(大松川工区)
旭橋 --m 1997年(平成9年)7月
2001年(平成13年)11月
 
甲子道路・きびたきトンネルの下郷町寄り坑口(福島県西郷村)。左側は廃道となった石楠花トンネルの坑口(現在はコンクリートで塞がれている)。
 
きびたきトンネル内再掘削部カーブ。右手方向は廃道

両端区間は福島県が施工し、下郷町側国道121号より5.3kmは1997年7月から2001年3月までに順次供用開始しており、西郷村側5.8kmは1995年6月16日に供用開始した。

現在のきびたきトンネル区間は、1995年の供用開始時は3トンネル2橋梁のほぼ直線ルートだった。

  • きびたきトンネル(295.0m)
  • 第一片見橋(63.0m)
  • 片見トンネル(66.1m)
  • 第二片見橋(63.0m)
  • 石楠花トンネル(349.2m)

しかし、2002年7月の台風6号による豪雨により石楠花トンネル付近地下で地すべりが発生。石楠花トンネルの補強も考えられたが、地すべりが予想以上に激しいため、第一片見橋から石楠花トンネルまでの2トンネル2橋梁を破棄し、災害復旧工事として既存のきびたきトンネル途中から分岐し石楠花トンネルの坑口まで旧ルートの南側の山中をカーブで貫く新しいきびたきトンネル(再掘削部896.3m)が建設され、2006年4月3日より供用開始した。

車輌通行不能区間5.9kmは、この道路の核となる甲子トンネル(4,345m)・甲子大橋(199m)などを含む難工事区間であるため国土交通省の直轄権限代行区間となっていたが、2008年9月21日に開通し、通行不能区間は解消した。ただし、第3工区の一部、南倉沢トンネル・南倉沢橋を含むL≒2.7kmの区間については依然事業中であり、当面現道を利用する。

沿革編集

  • 1975年度(昭和50年度) - 1工区事業着手
  • 1990年度(平成2年度) - 4工区事業着手
  • 1995年度(平成7年度) - 2工区、3工区事業着手
  • 1998年度(平成10年度) - 2工区用地・工事着手
  • 1999年度(平成11年度) - 2工区甲子大橋・柄沢橋・観音川橋工事着手
  • 2002年(平成14年)1月21日 - 甲子トンネル工事着手
  • 2006年(平成18年)8月4日 - 甲子トンネル貫通
  • 2008年(平成20年)9月21日 - 下郷町内の一部を除く区間が開通

関連項目編集

外部リンク編集