男と女のラブゲーム

武田薬品「タケダ胃腸薬21」のCMソング

男と女のラブゲーム』(おとことおんなのらぶげーむ)は、日本のデュエットソングである。

男と女のラブゲーム
武田鉄矢芦川よしみ楽曲
リリース1986年CM放送)
1987年11月11日(レコード発売)
規格CM放送・シングルレコード
ジャンル演歌デュエット
時間3分52秒
レーベルポリドール
作詞者魚住勉
作曲者馬飼野康二
その他収録アルバム
収録曲

概要 編集

  • 当初はCM用にサビの部分のみが作られた曲であったが、問い合わせが殺到したためにフルサイズ版が制作されレコード化された[1]
  • 「飲みすぎたのは、あなたのせいよ」というフレーズが話題を呼び大ヒットし、カラオケで一種の社会現象を巻き起こした歌である。作詞は魚住勉、作編曲は馬飼野康二による。
  • 1986年から1987年にかけてレコード会社7社の競作となったが、CMに出演した武田と芦川のデュエット版は、武田が「イメージに合わない」と拒否したため、当初レコード化はされなかった[2](他人の曲(それも演歌)を歌うことに抵抗があったという[3])。最初にレコード化されたのは、日野美歌葵司朗のデュエット(1986年12月21日レコード発売)である。日野と葵のデュエット版レコードは当初、葵の出身地である名古屋地区限定で販売されたが、反響の大きさから全国発売が決定した[4]。また、競作歌手の中で田辺靖雄九重佑三子高樹一郎津山洋子の2組は実際の夫婦である[4]
  • 1987年度のJASRAC発表による楽曲別の著作権使用料分配額(国内作品)では、「命くれない」「雪國」に続いて年間3位にランクインされ[5]、1988年JASRAC賞の銅賞を受賞した。

アーティストによるカバー 編集

ディスコグラフィー
アーティスト 形態 レーベル 規格番号 リリース 備考
日野美歌 & 葵司朗 シングル ミノルフォン
徳間ジャパン
7KAT-4009 1986年12月21日 B面(カップリング)「横顔」
シングル TKDA-30566 1992年4月25日 カップリング「涙のナイトイン東京」
ロス・インディオス シングル ポリドール 7DX-1483 1987年2月20日 B面「東京待ちぼうけ」
芦川よしみ & 矢崎滋 シングル 日本クラウン CWA-413 1987年3月1日 B面「あなた、いってらっしゃい」
田辺靖雄 & 九重佑三子 シングル アポロン AY07-61 1987年3月5日 B面「愛の迷いみち」
黒沢ヒロシ & 石川みゆき シングル キングレコード K07S-10170 1987年3月5日 「ヒロシ&みゆき」名義
B面「知らず知らずのうちに」
高樹一郎 & 津山洋子 シングル 日本コロムビア AH-809 1987年3月21日 シングル「昭和放浪記」のB面曲
前田吟 & 滝里美 シングル テイチク RE-755 1987年3月21日 B面は「さよなら模様」
武田鉄矢 & 芦川よしみ シングル ポリドール 7DX-1536 1987年11月11日 シングル「男と女のはしご酒」のカップリング
10CX-1486
日野美歌 featuring 新沼謙治 シングル 日本コロムビア COCA-16904 2014年8月20日 カップリング「氷雨」
伊弉冉一二三(CV:木島隆一)・観音坂独歩(CV:伊東健人) 単行本特典CD EVIL LINE RECORDS NMAX-1332 2019年6月25日 ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- side F.P & M (1) CD付き限定版 (著:城キイコ、コミックZERO-SUM一迅社) ドラマトラック内挿入歌

カップリング「Wrap&Rap ~3分バイブスクッキング~」

日野美歌と葵司朗のシングル 編集

男と女のラブゲーム
日野美歌葵司朗シングル
A面 男と女のラブゲーム
B面 横顔
涙のナイトイン東京(再発盤)
リリース
ジャンル 演歌デュエット
時間
レーベル ミノルフォン
作詞・作曲 魚住勉(作詞)
馬飼野康二(作曲)
チャート最高順位
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男と女のラブゲーム』は、1986年12月21日に発売された日野美歌葵司朗によるデュエットシングル。1992年4月25日には再発盤がリリースされた。同曲は、この日野と葵による歌唱版が広く知られている。

収録曲 編集

オリジナル盤
  1. 男と女のラブゲーム
    作詞:魚住勉/作曲・編曲:馬飼野康二
  2. 横顔
    作詞:さいとう大三/作曲・編曲:馬飼野俊一
    ※葵司朗のソロ楽曲
再発盤
  • 両楽曲共に、作詞:魚住勉/作曲:馬飼野康二
  1. 男と女のラブゲーム
    編曲:馬飼野康二
  2. 涙のナイトイン東京
    編曲:馬飼野俊一

続編 編集

  • 1987年には、続編として「男と女のはしご酒」が、同じく「タケダ胃腸薬21」のCMで武田と芦川の2人の歌唱で披露された。今回はスポンサーの強い勧めもあり[2]、CMと同じ武田と芦川のデュエットでレコード化。カップリングには前作「男と女のラブゲーム」を収録した。

脚注 編集

  1. ^ 「作家で聴く音楽」第七回 馬飼野康二、JASRAC公式サイト。 - 2017年2月8日閲覧。
  2. ^ a b 読売新聞』1987年11月5日付東京夕刊、11頁。
  3. ^ 『読売新聞』1988年3月31日付東京夕刊、8頁。
  4. ^ a b 『読売新聞』1987年2月26日付東京夕刊、8-9頁。
  5. ^ 「音楽著作権使用料 国内1位は『命くれない』3曲にJASRAC賞」『朝日新聞』1988年5月24日付東京夕刊、13頁。
  6. ^ a b c d e f オリコンランキング情報サービス「you大樹」

関連項目 編集