畑中しんじろう(はたなか しんじろう、1982年5月5日 - )は、日本お笑い芸人。本名、畑中 慎二郎(はたなか しんじろう)。かつての所属事務所はよしもとクリエイティブ・エージェンシー東京吉本)、LOL、トリプルワン北海道を拠点に活動する。

畑中しんじろう
ニックネーム しんちゃん
生年月日 (1982-05-05) 1982年5月5日(41歳)
出身地 日本の旗 日本北海道
血液型 A型
言語 日本語
方言 標準語
出身 NSC東京校9期
コンビ名 しんしゅう(解散)
ハイアンドロー(解散)
町のベーカリーズ(解散)
しんちゃん&カール
相方 松橋周太呂(しんしゅう)
菅良太郎(ハイアンドロー)
岡部秀範(町のベーカリーズ)
カール鈴木(しんちゃん&カール)
芸風 漫談、1人コント
事務所 吉本興業/よしもとクリエイティブ・エージェンシー(2003 - 2013年)
北海笑事/LOL(2015年 - 2020年)
トリプルワン(2020 - 2022年)
活動時期 2003年 -
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来歴 編集

北海道出身[1]。小学生時代からザ・ドリフターズや、ダウンタウンが憧れだったこともあり、当時の作文で『将来は吉本に入りたい』と書いていたこともあった[2]

かつては同期の松橋周太呂とのコンビ『しんしゅう』として、その後同じく同期の現パンサー菅良太郎とのコンビ『ハイアンドロー』として活動していたが、2007年3月に解散。その後、後述のアイドルキャラを確立してピン芸人として活動。2008年1月2日放送の『新春大売出し!さんまのまんま』(関西テレビフジテレビ)に『今田耕司のお薦め芸人』の番外編として出演(正規のお薦め芸人はエド・はるみ渡辺直美もう中学生)。今田に"吉本一の男前"と紹介される。以後、テレビに出演する機会があり、「よしもと男前ランキング2008」にもランクインした。

2012年5月に、1期後輩のブレーメン岡部と『町のベーカリーズ』結成を発表。2013年4月2日のツイッターにて、町のベーカリーズ解散を発表。解散後は吉本興業を退社し地元札幌に帰郷、しばらく芸人を休止してススキノでバーを経営した。相方の岡部はピン芸人に転向(のち「かたつむり」に加入)。

帰郷後はアフロンゲ丸山やカール鈴木など北海道の芸人と知り合ったことをきっかけに、北海道を拠点にタレント活動を再開した。2014年よりカール鈴木とのコンビ「しんちゃん&カール」として「笑RAPS」などのライブに断続的に出演。2015年3月、アフロンゲ丸山が代表を務める芸能プロダクション「北海笑事」(後に「LOL」に社名変更)に加入[3]。また、札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校(学校法人滋慶学園グループ)のお笑いコースの講師を担当。2016年にアフロンゲ丸山が死去し、LOLに所属の間、彼の相方とのユニット活動もピン芸人の活動と並行して行っていた。

2020年4月より札幌市の芸能事務所トリプルワンに、しろっぷ(元札幌吉本)とともに加入し、2022年まで在籍。

2022年より豊平区平岸でスタートした平岸ハイヤー主催のお笑いライブ「Hokkaido-1グランプリ」に「しんちゃん&カール」として出場し、5月の月間チャンピオンに輝く[4]、その後9月のグランドチャンピオン大会では5組中最下位。

人物 編集

  • 血液型はA型。身長174cm。体重57kg。
  • かつては吉本男前ランキングのランクイン常連であり、2010年度14位、2011年度第13位、2012年度第17位。2009年よしもと男前芸人ランキング第10位で同期の村上純しずる)は、「僕が選ぶ本当の男前芸人」として名前を挙げている。
  • 天然で抜けている部分があり、同期の囲碁将棋根建からは「男前のくせにバカというかわいい奴」、同じく同期のゆったり感江崎からは「おっとこまえのおばかさん」と評されたことがある。
  • 女装が非常に似合う。
  • たまに自分のことを「しんちゃん」と呼ぶことがある。
  • 好きな食べ物はとんこつラーメンとミニトマト。
  • Tiktokでの活動も行っている。

芸風 編集

  • 衣装はピンクのタンクトップにハチマキ、白の短パン。更にローラーシューズを履いている場合もあり光GENJIを彷彿とさせる。本人曰く『アイドルだから』とのことである[5]。なお『タンクトップは女性用のを着ている』と話していたことがあった[2]。短パンは小学6年生用のものである。北海道に拠点を移してからもこの衣装は継続している。
  • ネタはアイドルになりきったキャラクターで1人コントを演じることが多い。体から出てくるのは汗ではなく桃の天然水という設定。
  • 2008年のTV初出演当時の芸風は、趣味の麻雀を題材としたネタであり、あと牌一つでが揃う所まで来て『ウソだろこの手牌!』と言い、並んだ牌姿をリズムに乗せて読んだ後で『これってもしかして○○○(役名)?』と言って踊り、『●●(牌名)をツモれば○○○(役名)! 3、2、1』と言った後、ハズレの牌を取るというオチのパターン。これを色々なシチュエーションに当てはめて、麻雀ネタとほぼ同じ流れでショートコントを演じることもあった。
  • その他には聖闘士星矢のテーマソング「ペガサス幻想」を歌いながら、ジェンガなど色々なパフォーマンスを行うネタがある。
  • 舞台においてはタイガーマスク勇者など様々な衣装でネタを展開することもあり、アイドルも数あるキャラクターの1つであることがうかがえる。
  • 2008年には自身がリーダーを務める畑中アイドル軍団「KABUTO」を結成。リーダーのしんちゃんの他にメンバーは、エリートヤンキー・西島(にしじくん)、ジューシーズ・児玉(だまくん)、囲碁将棋・文田(文様)、井下好井・井下(イノッチ)、バース・近藤(こんちゃん)、モッキンバード・佐藤(ヨーヘイ)、ジャングルポケット・斉藤(CHS)、トレンディエンジェル斎藤(GHS)、かたつむり・林(ダイケ)。また、かつてフルーツポンチ・亘(わたりくん)、山椒魚・小谷松(汁くん)も在籍していた[6]

出演 編集

テレビ 編集

年始の「さんまのまんま」で紹介された芸人として渡辺直美と共にVTR出演。
第2回に出演、キャッチコピーは『UPテンポなファンキーboy』。この回は麻雀ネタとほぼ同じ流れで『学校の先生』のコントを演じた。
2008年3月27日「人間プロファイリングQ ハメ込みナンバーズ」(ピン芸人の年収当て)に出演。2007年の芸能活動による年収はドラマのエキストラを中心に10万円だったことを明かす。
2009年7月20日
2008年7月5日「カウントダウン芸人2」で芸人300人に"今おもしろいネタ"をアンケートした結果、『聖闘士星矢を歌いながらライターに手をかざす』が6票で45位に。

ラジオ 編集

映画 編集

  • YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100
    • 「ニュース」(後藤輝基(フットボールアワー)監督作品)
    • 「SECONDHAND」(清水圭監督作品)

舞台・ライブ 編集

雑誌 編集

脚注 編集

  1. ^ STVラジオ. “畑中 しんじろう | パーソナリティ | STVラジオ”. STVラジオ. 2022年3月26日閲覧。
  2. ^ a b 上記『女性自身』2008年3月18日号内の記事による。
  3. ^ aflonge (2015年3月6日). “今日からまた北笑に新人が入りました。...”. アフロンゲ丸山(アフ&ヨッシー). 2015年3月9日閲覧。(Archive.is)
  4. ^ HOKKAIDO-1グランプリ | 平岸ハイヤー主催”. 平岸ハイヤー株式会社Next. 2022年6月2日閲覧。
  5. ^ 2008年3月27日放送の『笑っていいとも』出演時の本人の発言より。
  6. ^ 亘はフルーツポンチとして売れて活動が困難になったため。小谷松は山椒魚の解散に伴い、引退したため。

外部リンク 編集