発情娘 糸ひき生下着』(はつじょうむすめ なまひきなましたぎ)は、吉行由実監督の日本映画。35mmカラーフィルム作品。

発情娘 糸ひき生下着
監督 吉行由実
脚本 五代暁子
出演者 林由美香
川瀬陽太
石川雄也
原知佐子
制作会社 吉行オフィス
配給 大蔵映画
公開 日本の旗 1998年3月20日
上映時間 60分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

概要 編集

1998年3月20日、大蔵映画配給のピンク映画として公開[1][2]

2009年には『ベストフレンド』のタイトルで一般公開[3]。R-18作品。

第11回ピンク大賞では本作の脚本で五代暁子が脚本賞を受賞(『超いんらん 姉妹どんぶり』でも脚本)。川瀬陽太がが主演男優賞を受賞[4]

ストーリー 編集

紙一枚の結婚という形式にとらわれたくはない。けれど彼の浮気を止めるためには結婚という制度も必要なの?  交際4年目のカップル、マリカと晃。さらに晃に恋心を抱く友人、シュンを加えジェンダーを越えた愛と友情の三角関係を描くポップなラブストーリー。「好きな人が好きな人…って、好きだよね。」[3]

登場人物 編集

マリカ
演 ‐ 林由美香
ディスプレイ・デザイナー。晃と同棲4年目。結婚という形式にとらわれない生き方を望むが、一方で浮気にも悩む。
シュン
演 ‐ 川瀬陽太
イラストレーター。晃の幼馴染で、彼に思いを抱き続けるゲイ[5]。マリカや晃などごく近しい仲間カミングアウト済みだが、その外周には性志向をオープンにしていない。好きな人の好きな人は好き、という理由でマリカとも友人関係を築く。心優しき半面、悩みを抱える。
中沢晃
演 ‐ 石川雄也
マリカの彼氏。測量会社に勤務するサラリーマン。単身赴任で家を空けることとなり、マリカにシュンを紹介する。
杉崎
演 ‐ 吉行由美
晃の同僚でカメラマン。
ヒナコ
演 ‐ 河名麻衣
マリカの友人。デパート勤務。シュンをベッドに誘う。
シュンの母
演 ‐ 原知佐子
息子思いの母。表立ってカミングアウトはされていないが、察している。

スタッフ 編集

  • 製作担当:国沢実
  • 脚本:五代暁子
  • 監督:吉行由実
  • 撮影:小西泰正
  • 照明:渡波洋行
  • 編集:酒井正次
  • 録音:シネ・キャビン
  • 音楽:加藤キーチ
  • 現像:東映化学
  • 助監督:瀧島弘義
  • 制作:オフィス吉行
  • 配給:大蔵映画

脚注 編集

  1. ^ 発情娘 糸ひき生下着”. 日本映画情報システム/文化庁. 2020年11月22日閲覧。
  2. ^ 発情娘 糸ひき生下着”. 日本映画データベース. 2020年11月22日閲覧。
  3. ^ a b R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6”. ポレポレ中野. 2020年11月22日閲覧。
  4. ^ PG-WEB-SITE -AWARD- ピンク大賞 受賞記録”. pg-pinkfilm.com. 2020年11月21日閲覧。
  5. ^ 川瀬陽太、ピンク映画で培った役者魂「いかに環境にハマるか」”. Smart FLASH/スマフラ. 光文社 (2020年11月7日). 2020年7月13日閲覧。

外部リンク 編集