発達
心理学編集
概要編集
心理学における発達(はったつ)[1]とは、一般に受精から死に至るまでの人の心身、及びその社会的な諸関係の量的及び質的変化・変容をいう。英語の「development (ディヴェロップメント)」等、あるいはドイツ語の「die Entwicklung (ディー・エントヴィックルンク)」は、巻いた絨毯のようなものを開いていくような行為、様子をいうもので、開ききってしまったところが人間の終焉になる。
発達の三要素編集
発達には三つの構成要素があるとエリク・エリクソンはいう。彼が挙げているのは、次の三つである。
医学編集
医学、特に小児科学に於ける発達とは、機能的な成熟のことをいう(別称で発育とも言う)。物的な成熟である「成長」と対比している。
区別編集
専門分野編集
- 発達を特に研究する専門の学術分野としては、発達心理学がある。医療系や社会福祉系の大学では、人間に直接関わる専門職の教養として人間発達学といった科目が設定されている事が多いが、その多くは内容的にほとんど発達心理学と大同小異である。