白人神社
徳島県美馬市穴吹町口山にある神社
白人神社(しらひとじんじゃ)は、徳島県美馬市穴吹町口山にある神社である。奥宮に「日猶同祖論」の根拠として知られる磐境神明神社がある。
なお、北海道の幕別町に漢字で書くと同名の神社(白人神社)があるが、「白人」はアイヌ語地名であり、「チロット」と読む[1]。
歴史 編集
伝承によると、仁賢天皇の時代にこの地に白髪の老翁が天下り、この地を「宮内」と改めるよう発言したのが起源とされる。
保元の乱の後、讃岐国の崇徳上皇を尋ねた源為朝が、阿波国との境にある相栗峠で弓を引いたところ、うなりをたてた矢はこの毘沙門獄に当たり、はねかえって白人神社におちた。この古来弓は、現在は神社の宝物となっており、旧正月14日お的神事が今に伝えられている。
慶長年間(1596年-1614年)の初めに稲田示植によって再興されたと云われる。徳島藩の家老であり脇城主の稲田家の信奉が厚かった。
一般的には狛犬を置く神社が多い中、白人神社では神様の使いとされるうさぎが置かれており、このうさぎを撫でると開運につながると云われている。
祭神 編集
境内社 編集
交通 編集
参考文献 編集
- 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603)
脚注 編集
- ^ “白人神社/北海道幕別町(Chirotto Jinja,Makubetsu Hokkaido Japan) - 神社と狛犬見て歩き”. goo blog. 2023年12月6日閲覧。