白洋舍
株式会社白洋舍(はくようしゃ)は、本社を東京都大田区に置く、日本のクリーニング業界最大手の老舗クリーニング会社である。「舍」は旧字のため常用漢字の「舎」を用いた白洋舎とも表記される[2]。
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒146-0092 東京都大田区下丸子2丁目11番8号 |
設立 |
1920年5月6日 (創業1906年3月14日) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 4011001018621 |
事業内容 | クリーニング業 |
代表者 | 代表取締役社長 松本彰 |
資本金 | 24億10百万円 |
売上高 |
単体357億55百万円 連結489億77百万円 (2016年12月期) |
営業利益 |
単体8億8百万円 連結14億14百万円 (2016年12月期) |
純利益 |
単体6億58百万円 連結10億5百万円 (2016年12月期) |
純資産 |
単体75億11百万円 連結88億7百万円 (2016年12月31日現在) |
総資産 |
単体301億66百万円 連結376億64百万円 (2016年12月31日現在) |
従業員数 |
連結 1,341人 (2023年12月31日現在) |
決算期 | 12月31日 |
外部リンク | http://www.hakuyosha.co.jp/ |
沿革
編集社名の由来と三越との関係
編集白洋舍創業者五十嵐健治の半生は三浦綾子の小説『夕あり朝あり』に描かれた。
五十嵐は最初、北海道の開拓団に加わるが、順調ではなく、自殺を考えながら小樽の町をさまよっていた際、夜の明かりに引かれてキリスト教会に導かれ、自殺を思い留まった。19歳のときに五十嵐は洗礼を受け、クリスチャンとなる。その際信仰の先輩の会社を参考にしたとされる。
五十嵐が白洋舍を創業する前は職を転々とし、その中で洗濯屋とも出会う。のちに廣瀬商会を設立する廣瀬太次郎の紹介で百貨店の三越(現在は三越伊勢丹ホールディングス傘下)に在籍。10年間働き29歳の誕生日に独立。当時の三越の専務、日比翁助の許可をもらう。役員や三井グループなどの取引先を紹介してもらう。また三越から松坂屋(現:大丸松坂屋百貨店〈J.フロント リテイリング傘下〉)に役員が移った関係で最初の支店を名古屋に出すことになる。そのため松坂屋の本店に白洋舍の取次店が今でも存在する。また松坂屋と白洋舍はユニフォームレンタルの企業である栄リネンサプライに出資している。
なお社名に「舍」(旧字体)の字を使用している理由は、創業当初会社組織ではなかったために小屋を意味する「舍」の字を当てたため。新字体の「舎」を使用していないのは「突き出さず謙虚に世の中の方々に奉仕する心を常に持つ」ことを表す意味がある[5]。
出店地域
編集北海道(道央地区のみ、札幌白洋舍が運営)、宮城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県(静岡白洋舍が運営)、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県(広島市・廿日市市のみ)、福岡県。
上記以外の県にある同名の同業者は、本項における白洋舍とは何の関係もない。また、静岡白洋舍は浜松市にも出店しているが、同市には浜松白洋舎という無関係な同業者がある。
グループ会社
編集脚注
編集出典
編集- ^ コーポレートガバナンス・ガイドライン - 株式会社白洋舎
- ^ 株式会社白洋舎の情報|国税庁法人番号公表サイト
- ^ 固定資産の譲渡及び特別利益計上に関するお知らせ 2020年11月25日 株式会社白洋舍
- ^ 淀屋橋ビルを11億円で売却/住友商事が取得/白洋舎 | 建設ニュース 2020年11月25日
- ^ 「タモリ倶楽部」 2018年9月22日(土)放送内容 - 価格.com テレビ紹介情報
- ^ 『北海道リネンサプライ株式会社(当社グループ会社)の非グループ会社化について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年6月22日。オリジナルの2016年6月22日時点におけるアーカイブ 。2016年11月7日閲覧。