百草園駅

日本の東京都日野市百草にある京王電鉄の駅

百草園駅(もぐさえんえき)は、東京都日野市百草にある、京王電鉄京王線である。京王西管区所属[1]駅番号KO28京王百草園の最寄駅である。また、スタジオジブリ映画『耳をすませば』の主人公である月島雫が住む住宅地域の最寄駅『向原むかいはら駅』のモデルとして広く知られる。

百草園駅
北口(2012年4月)
もぐさえん
Mogusaen
KO27 聖蹟桜ヶ丘 (1.7 km)
(1.7 km) 高幡不動 KO29
地図
所在地 東京都日野市百草209
北緯35度39分27秒 東経139度25分51秒 / 北緯35.65750度 東経139.43083度 / 35.65750; 139.43083 (百草園駅)座標: 北緯35度39分27秒 東経139度25分51秒 / 北緯35.65750度 東経139.43083度 / 35.65750; 139.43083 (百草園駅)
駅番号 KO28
所属事業者 京王電鉄
所属路線 京王線
キロ程 28.0 km(新宿起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[京王 1]7,062人/日
-2022年-
開業年月日 1925年大正14年)3月24日
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歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎をもつ。橋上化以前は地下道内に駅事務室と改札口が設置されていたが、バリアフリー化が困難という理由で橋上化されている。トイレは2階(橋上駅舎)改札口内にある。ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」が併設されている。

曲線区間中にある駅のため、各駅停車の10輌編成化に合わせて新宿寄りの一部については、線路を付け替えることによって曲線を緩和している。上りプラットホームの北側に設置された駐輪場が、かつての路盤跡である。曲線が緩和されたとはいえホームはカーブしているため、乗降の際は足元に注意が必要である。なお、下りのプラットホームは、玉南電気鉄道開業時のホームが後に嵩上げされたものが現在でも使用されている。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1   京王線 下り 京王八王子高尾山口多摩動物公園方面
2 上り 調布明大前笹塚新宿 都営新宿線方面

利用状況 編集

2022年度の1日平均乗降人員7,062人である[京王 1]

近年の1日平均乗降人員及び乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[6]
年度 1日平均
乗降人員[7]
1日平均
乗車人員[8]
出典
1955年(昭和30年) 1,002
1960年(昭和35年) 1,754
1965年(昭和40年) 3,625
1970年(昭和45年) 5,642
1975年(昭和50年) 6,957
1980年(昭和55年) 6,504
1985年(昭和60年) 6,908
1990年(平成02年) 8,060 4,115 [* 1]
1991年(平成03年) 4,199 [* 2]
1992年(平成04年) 4,271 [* 3]
1993年(平成05年) 4,455 [* 4]
1994年(平成06年) 4,479 [* 5]
1995年(平成07年) 8,957 4,585 [* 6]
1996年(平成08年) 9,002 4,614 [* 7]
1997年(平成09年) 4,581 [* 8]
1998年(平成10年) 4,510 [* 9]
1999年(平成11年) 4,208 [* 10]
2000年(平成12年) 8,176 4,112 [* 11]
2001年(平成13年) [9]8,252 4,123 [* 12]
2002年(平成14年) 4,036 [* 13]
2003年(平成15年) 8,003 3,967 [* 14]
2004年(平成16年) 7,806 3,868 [* 15]
2005年(平成17年) 7,933 3,964 [* 16]
2006年(平成18年) 7,727 3,896 [* 17]
2007年(平成19年) 7,859 3,989 [* 18]
2008年(平成20年) 7,906 4,025 [* 19]
2009年(平成21年) 7,734 3,937 [* 20]
2010年(平成22年) 7,627 3,879 [* 21]
2011年(平成23年) 7,550 3,828 [* 22]
2012年(平成24年) 7,510 3,814 [* 23]
2013年(平成25年) [9]7,541 3,830 [* 24]
2014年(平成26年) 7,524 3,811 [* 25]
2015年(平成27年) 7,919 4,003 [* 26]
2016年(平成28年) 7,943 4,016 [* 27]
2017年(平成29年) 7,823 3,951 [* 28]
2018年(平成30年) 7,967 3,888 [* 29]
2019年(令和元年) 7,620 3,836 [* 30]
2020年(令和02年) 6,012 3,027 [* 31]
2021年(令和03年) [京王 2]6,627 3,358 [* 32]
2022年(令和04年) [京王 1]7,062

駅周辺 編集

バス路線 編集

南口 編集

百草園駅

北口 編集

百草園駅北
  • ひのミニバス
    • <O-落川路線> 金田公園経由 高幡不動駅行 / 聖蹟桜ヶ丘駅行

付記 編集

  • 映画『ふりむけば愛』(1978年公開)では、主人公(三浦友和)の居住地という設定になっている。
  • 映画『耳をすませば(1995年公開)では物語の舞台となったのは隣の聖蹟桜ヶ丘駅多摩市)とその周辺であるが、主人公が住む街の最寄駅(劇中では「向原駅」)は百草園駅がモデルとなっている(OPの駅舎の構造やコンビニなどの位置関係は劇中とは大きく異なる)。

駅名の由来 編集

当初の「百草」は駅設置場所の地名から。地名の由来は江戸時代に造園され、武蔵野が草深い地だったことから名付けられた「百草園」があることによる。現在の駅名は百草園に由来する。

ギャラリー 編集

隣の駅 編集

京王電鉄
  京王線
特急・急行
通過(以下のようにイベント開催時には臨時停車する場合がある)
区間急行(上りのみ運転)・快速・各駅停車
聖蹟桜ヶ丘駅 (KO27) - 百草園駅 (KO28) - 高幡不動駅 (KO29)
  • 2013年3月まで百草園での「新緑まつり」・「春の百草園まつり」・「梅まつり」・「紅葉まつり」開催時は、土曜・休日のみ一部の特急・準特急・急行が臨時停車していた[注釈 1][出典無効]
  • 2023年からは百草園での「梅ライトアップ」開催時に、一部の特急・急行が臨時停車しており、「紅葉まつり」開催時にも一部の特急が臨時停車している。
  • 百草園での「梅まつり」・「紅葉まつり」開催時に、一部の特急が隣の百草園駅に停車する。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 京王電鉄によると、「飛田給駅味の素スタジアム)や東府中駅東京競馬場)や中河原駅せいせき多摩川花火大会)と比べて利用客が少なく、新宿駅から「特急」に乗った場合、「府中駅で各停に乗り換えられるのになぜ臨時停車するのか」という意見があり、2013年4月から臨時停車は実施しないことにした」とのことである。

出典 編集

  1. ^ 京王電鉄鉄道営業部管理課「駅管区・乗務区のあらまし」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、43頁、ISSN 0040-4047 
  2. ^ a b c 京王ハンドブック2020” (PDF). 京王電鉄広報部. pp. 102・118 (2020年8月). 2020年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月3日閲覧。
  3. ^ a b c 京王電鉄広報部「総説:京王電鉄」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、10頁、ISSN 0040-4047 
  4. ^ 京王ニュース2009年4月 > 百草園駅の橋上駅舎化工事に着手します”. 京王電鉄. 2009年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  5. ^ 鉄道事業:駅改良工事・バリアフリー化の取り組み > 百草園駅
  6. ^ とうけい日野 - 日野市
  7. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  8. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  9. ^ a b 京王電鉄鉄道営業部運転課「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第64巻第8号(通巻893号)、電気車研究会、2014年8月10日、27頁、ISSN 0040-4047 
東京都統計年鑑
京王電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2023年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月1日閲覧。
  2. ^ 京王電鉄株式会社. “1日の駅別乗降人員”. 2022年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月1日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集