皆実町六丁目停留場

日本の広島県広島市南区にある広島電鉄の停留場

皆実町六丁目停留場(みなみまちろくちょうめていりゅうじょう、皆実町六丁目電停)は、広島市南区皆実町三丁目・五丁目・六丁目にある広島電鉄宇品線皆実線路面電車停留場。駅番号は宇品線がU9、皆実線がH9。両線の乗り換え停留場である。

皆実町六丁目停留場
Hiroden Minamimachi 6 01.JPG
宇品線ホーム
みなみまちろくちょうめ
Minami-machi 6-chome
所在地 広島市南区皆実町三・五・六丁目
北緯34度22分27.12秒 東経132度27分50.61秒 / 北緯34.3742000度 東経132.4640583度 / 34.3742000; 132.4640583 (皆実町六丁目停留場)座標: 北緯34度22分27.12秒 東経132度27分50.61秒 / 北緯34.3742000度 東経132.4640583度 / 34.3742000; 132.4640583 (皆実町六丁目停留場)
所属事業者 広島電鉄
駅構造 地上駅
ホーム 各2面2線
乗降人員
-統計年度-
(宇品線)3,639[1]人/日
(皆実線)1,444[2]人/日
-2019年-
開業年月日 1935年昭和10年)12月27日[3]
乗入路線 2 路線
所属路線 宇品線
駅番号 U9
キロ程 2.8 km(紙屋町起点)
U8 御幸橋 (0.5 km)
(0.3 km) 広大附属学校前 U10
所属路線 皆実線
駅番号 H9
キロ程 2.4 km(的場町起点)
H8 皆実町二丁目 (0.4 km)
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歴史編集

当停留場は1935年昭和10年)に宇品線の停留場として開設された[3][4]。ただし当地にはそれより前に宇品線の路線が乗り入れており、停留場が設けられていた。ここではその停留場についても取り扱う。

宇品線は1912年大正元年)に紙屋町停留場から御幸橋の西詰にある御幸橋停留場までの区間が開通、橋の東側の当地で電車が運行されるようになったのは1915年(大正4年)のことである[5]。ただし当時は御幸橋上の軌道は通じておらず、前述の区間と橋の東詰から宇品[6]までの区間とに分かれていた[5]。橋の東詰には御幸橋東詰停留場[7](みゆきばしひがしづめていりゅうじょう)が置かれ、御幸橋停留場との間で橋を渡る徒歩連絡が行われていた[5]。また御幸橋東詰から宇品までの軌道は京橋川の東岸、宇品地区の西堤防沿いに敷かれており、全線が単線であった[5]

2つの区間が軌道によって結ばれたのは1919年(大正8年)のことである[8]。徒歩連絡の必要がなくなった後も御幸橋東詰停留場は存置され、1927年(昭和2年)ころには専売局前停留場(せんばいきょくまえていりゅうじょう)に改称された[8][9]。名前の通り停留場前には専売局(のちの日本たばこ産業広島工場)が置かれていた[5]

西堤防沿いに敷かれていた軌道は1935年(昭和10年)に東にある宇品通り上に移設され[5]、専売局前停留場はこのとき廃止された[4]。そして同日新線上に開設されたのが当停留場である[4][10]。当時の停留場名は皆実町停留場(みなみまちていりゅうじょう)であった[4][8]。皆実線が開業し2路線が分岐する停留場となったのは太平洋戦争下の1944年(昭和19年)で[8]、停留場名はこのとき皆実町三丁目停留場(みなみまちさんちょうめていりゅうじょう)に改称したとされる[4]。しかしその翌年の1945年(昭和20年)8月6日原爆投下により市内電車は全線が休止される[8]。それでも宇品線は当停留場を含む電鉄前から向宇品までの区間が同月中に復旧、皆実線は遅れて1948年(昭和23年)に全線が復旧した[8]。停留場名は戦後まもなく専売局前停留場1949年(昭和24年)ころに専売公社前停留場(せんばいこうしゃまえていりゅうじょう)と相次いで改称された[4]。その後1962年(昭和37年)ころに再び皆実町三丁目に改称され、皆実町六丁目と称するようになったのは1971年(昭和46年)からのことである[4]

年表編集

  • 1915年大正4年)4月3日 - 宇品線の御幸橋東詰 - 宇品間が開通、御幸橋東詰停留場と御幸橋停留場の間は徒歩連絡を実施[8]
  • 1919年(大正8年)5月25日 - 軌道専用橋の完成により御幸橋 - 御幸橋東詰間が開通[8]
  • 1927年昭和2年)ころ[9] - 御幸橋東詰停留場が専売局前停留場に改称[8]
  • 1935年(昭和10年)12月27日 - 専売局前 - 宇品間が旧線から新線に移設[8]。旧線の専売局前停留場が廃止され、新線上に皆実町停留場が開業[4]
  • 1944年(昭和19年)12月27日 - 皆実線が開業し接続[8]皆実町三丁目停留場に改称[4]
  • 1945年(昭和20年)
  • 戦争直後、専売局前停留場となる(時期は不詳)[4]
  • 1948年(昭和23年)7月1日 - 皆実線の運行を再開[8]
  • 1949年ごろ - 専売公社前停留場に改称[4]
  • 1962年ごろ - 再度、皆実町三丁目停留場に改称[4]
  • 1971年(昭和46年)5月1日ごろ - 皆実町六丁目停留場に改称[4]
  • 2008年平成20年)9月 - 皆実線ホームに上屋を増設[11]

構造編集

広島電鉄の市内線はほぼすべての区間で道路上に軌道が敷かれた併用軌道であり、当停留場も宇品通り千田通りが交差する皆実町交差点の上に軌道が敷かれている。交差点から南と西方向へ宇品線、北方向へ皆実線が通じ、3方向の線路は相互に接続してデルタ線を形成している[3]ホームは低床式で[12]、交差点の西側(皆実町六丁目に所在)に宇品線ホーム、北側(皆実町三丁目および皆実町五丁目に所在)に皆実線ホームがある[3]。いずれも2面のホームが2本の線路を挟み込むように向かい合って配置された相対式ホームである[3][12]

デルタ線の一辺、西方向と北方向を結ぶ線路は営業運行では使用されないが、千田車庫から回送されて当停留場が始発・終着の5号線となる電車が存在しており、回送線としては日常的に使用される[5]。また、1958年(昭和33年)の広島復興大博覧会の際には臨時系統として広島駅 - 比治山下 - 皆実町六丁目 - 鷹野橋 - 八丁堀 - 広島駅の循環線が運行され、このとき営業列車が使用したという事例もある[5]

運行系統編集

当停留場には広島電鉄で運行される系統のうち1号線、3号線、5号線、それに0号線が乗り入れる。当停留場を経由して皆実線と宇品線を結ぶのは5号線で、それ以外の系統は宇品線のみを使用する。広島電鉄が定める乗換え指定電停の一つであり、当停留場で行先の異なる電車どうしを乗り継ぐことができる[13]

広島駅へ行くには1号線と5号線が利用できるが、5号線のほうが所要時間が短い[14]

宇品線上りホーム   広電本社前ゆき
  紙屋町東経由)広島駅ゆき
  西広島ゆき
宇品線下りホーム    広島港ゆき
  宇品二丁目ゆき
皆実線下りホーム   広島港ゆき・宇品二丁目ゆき
  当停留場止まり
皆実線上りホーム   比治山下経由広島駅ゆき

周辺編集

停留場は京橋川に架かる御幸橋の東にあり、北側には猫田記念体育館ゆめタウン広島が隣接する[3]。ゆめタウン広島は2008年(平成20年)に開業したショッピングセンターで、日本たばこ産業広島工場の跡地を利用している。

  • 大学湯

隣の停留場編集

広島電鉄
宇品線
御幸橋停留場 (U8) - 皆実町六丁目停留場 (U9) - 広大附属学校前停留場 (U10)
皆実線
皆実町二丁目停留場 (H8) - 皆実町六丁目停留場 (H9) (- 広大附属学校前停留場)

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 広島県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
  2. ^ 広島県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 川島令三 『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、11,80頁。ISBN 978-4-06-295157-9 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、37-38頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  5. ^ a b c d e f g h 『広電が走る街 今昔』82-85・89頁
  6. ^ 当時の終点であった宇品停留場は現在の広島港(宇品)停留場の位置とは異なり、広島市営桟橋付近に存在した。海岸通停留場も参照。
  7. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年、49頁。 
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  9. ^ a b 『広電が走る街 今昔』89頁では1929年(昭和4年)。
  10. ^ 『広電が走る街 今昔』では専売局前停留場の移転および改称として扱っている。
  11. ^ 第100期中間報告書 (PDF)”. 広島電鉄. p. 2 (2008年). 2017年3月7日閲覧。
  12. ^ a b 川島令三 『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103-109頁。ISBN 978-4-7942-1711-0 
  13. ^ 電車のご利用方法:乗換え制度”. 広島電鉄. 2016年9月18日閲覧。
  14. ^ 電車標準所要時分”. 広島電鉄. 2016年9月18日閲覧。

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集