真実 (2019年の映画)

2019年の映画

真実』(しんじつ、: La vérité: The Truth)は、2019年フランス日本ドラマ映画。監督は是枝裕和、主演はカトリーヌ・ドヌーヴ、共演はジュリエット・ビノシュイーサン・ホークリュディヴィーヌ・サニエなど。主演のドヌーヴ自身を想起させるフランスの国民的大女優が出版した『真実』と題された自伝本をめぐって、虚実入り乱れたドラマが展開する[4]

真実
La vérité
監督 是枝裕和
脚本 是枝裕和
製作 ミュリエル・メルランフランス語版
福間美由紀
出演者 カトリーヌ・ドヌーヴ
ジュリエット・ビノシュ
イーサン・ホーク
リュディヴィーヌ・サニエ
音楽 アレクセイ・アイギ[1]
撮影 エリック・ゴーティエ
編集 是枝裕和
製作会社 3Bプロダクションズ
分福
MIムービーズ
フランス3シネマ
配給
公開
  • イタリアの旗 2019年8月28日(ヴェネツィア国際映画祭)
  • イタリアの旗 2019年10月10日
  • 日本の旗 2019年10月11日
  • 大韓民国の旗 2019年12月5日
  • 香港の旗 2019年12月19日
  • フランスの旗スペインの旗 2019年12月25日
  • オーストラリアの旗 2019年12月26日
  • エストニアの旗 2019年12月27日
  • シンガポールの旗スロベニアの旗 2020年1月2日
  • フィンランドの旗 2020年1月3日
  • ギリシャの旗 2020年1月16日
  • トルコの旗 2020年1月17日
  • ロシアの旗 2020年2月6日
  • ベルギーの旗 2020年2月26日
  • タイ王国の旗 2020年2月27日
  • セルビアの旗 2020年3月4日
  • ドイツの旗 2020年3月5日
  • ポーランドの旗オーストリアの旗 2020年3月6日
  • スウェーデンの旗 2020年3月13日
  • 中華民国の旗 2020年4月10日
  • オランダの旗 2020年6月4日
  • リトアニアの旗 2020年6月5日
  • ポルトガルの旗 2020年7月2日
  • アイルランドの旗 2020年7月17日
  • ハンガリーの旗 2020年8月27日
  • デンマークの旗 2020年10月8日
  • インドネシアの旗 2020年12月2日
  • ノルウェーの旗 2021年2月12日
  • イスラエルの旗 2021年5月27日
  • メキシコの旗 2021年7月1日
  • アルゼンチンの旗 2021年7月8日
上映時間 108分
製作国 フランスの旗 フランス
日本の旗 日本
言語 フランス語
英語
興行収入 フランスの旗 $2,831,491[2]
日本の旗 2億5000万円[3]
世界の旗 $5,260,319[2]
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第76回ヴェネツィア国際映画祭でオープニング作品に選出された[5]

ストーリー 編集

フランスの映画スターのファビエンヌが自伝本を出版する。お祝いのためにアメリカで脚本家として活躍する娘のリュミールと、彼女の夫と娘がパリにやってくる。久々の再会に喜ぶ彼女たちだったが、やがて、自伝本の内容をきっかけに、隠された親子の秘密が暴かれていく。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替版声優[6]

製作 編集

キャスティング 編集

2011年にジュリエット・ビノシュと企画の相談を始め、2017年にカトリーヌ・ドヌーヴの出演が決まり、2018年にイーサン・ホークの出演が決まった[8][9]

撮影 編集

主要な撮影は、2018年10月に開始し[10]、2018年12月13日に終了した[11]

公開 編集

本作は、2019年8月18日の第76回ヴェネツィア国際映画祭でオープニング上映として、世界初上映された[5]

日本では2019年10月11日に全国上映された後、11月1日に特別編集版が全国上映された[12]

作品の評価 編集

アロシネによれば、フランスの33のメディアによる評価の平均点は5点満点中3.8点である[13]Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『真実』は是枝裕和の最高傑作とは言えないかもしれないが、脚本・監督としておなじみのテーマを彼らしい繊細なタッチで再度取り上げている。」であり、158件の評論のうち高評価は87%にあたる138件で、平均点は10点満点中7.2点となっている[14]Metacriticによれば、33件の評論のうち、高評価は26件、賛否混在は7件、低評価はなく、平均点は100点満点中75点となっている[15]

出典 編集

  1. ^ リュドミラ・サーキャン (2020年1月5日). “「こんな接し方は今までなかった」 ロシア人作曲家 是枝監督との仕事を語る”. Sputnik スプートニク. ロシアの今日. 2020年1月6日閲覧。
  2. ^ a b The Truth” (英語). Box Office Mojo. 2021年7月4日閲覧。
  3. ^ 『キネマ旬報』2020年3月下旬特別号 65頁。
  4. ^ 真実(2019)”. WOWOW. 2021年7月4日閲覧。
  5. ^ a b Chang, Justin (2018年11月23日). “Hirokazu Kore-eda carries on through success and sadness with the release of his Palme d’Or winner, ‘Shoplifters’”. Los Angeles Times. 2019年2月9日閲覧。
  6. ^ 真実(2019)”. ふきカエル大作戦!! (2019年10月11日). 2019年10月11日閲覧。
  7. ^ a b c 是枝裕和「真実」日本語吹替版も公開決定、宮本信子、宮崎あおい、佐々木みゆが参加”. 映画ナタリー. 2019年9月19日閲覧。
  8. ^ Wiseman, Andreas (2018年7月16日). “Juliette Binoche, Ethan Hawke & Catherine Deneuve To Star In ‘The Truth’ Palme d’Or Winner Hirokazu Kore-eda”. Deadline. 2019年2月9日閲覧。
  9. ^ 是枝裕和監督最新作に国際的スターが結集!主演はカトリーヌ・ドヌーブ”. 映画.com. 2019年7月27日閲覧。
  10. ^ Binoche, Juliette (2018年10月17日). “Today shooting with Kore-eda 🖤”. Instagram. 2019年4月23日閲覧。
  11. ^ パリで撮影していた新作の映画、無事にクランクアップしました。日本では「暴徒化!」ばかりが報じられているようですが、多くのスタッフやキャストも撮影の無い週末は様々なデモに参加していて、映画もデモもストも!日常と地続きで当たり前にあるというのがこの半年の滞在中の一番の気付き、でした。”. Twitter. 2019年7月27日閲覧。
  12. ^ 是枝裕和監督『真実』特別編集版が新たに劇場公開 E・ホークらにスポット”. CINRA.NET (2019年10月19日). 2019年12月4日閲覧。
  13. ^ Critiques Presse pour le film La Vérité” (フランス語). AlloCiné. 2021年7月4日閲覧。
  14. ^ The Truth (2019)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年7月4日閲覧。
  15. ^ The Truth Reviews” (英語). Metacritic. 2021年7月4日閲覧。

外部リンク 編集