メインメニューを開く

眠れる森 A Sleeping Forest』(ねむれるもり ア・スリーピング・フォレスト)は、1998年10月8日から12月24日まで毎週木曜日22:00 - 22:54に、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は中山美穂木村拓哉[1]

眠れる森
ジャンル テレビドラマ
原作 野沢尚
企画 亀山千広
脚本 野沢尚
演出 中江功
澤田鎌作
出演者 中山美穂
木村拓哉
仲村トオル
ユースケ・サンタマリア
本上まなみ
陣内孝則
オープニング 竹内まりやカムフラージュ
プロデューサー 喜多麗子
制作 フジテレビ
放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 1998年10月8日 - 12月24日
放送時間 木曜 22:00 - 22:54
放送枠 木曜劇場
放送分 54分
回数 12
眠れる森 - フジテレビ

特記事項:
初回は20分拡大(22:00 - 23:14)。
最終回は26分拡大(22:04 - 23:24)。

番宣コピーは「記憶だけは殺せない」。

目次

あらすじ編集

蘭専門の植物園で働く実那子は、3か月後に恋人・輝一郎との結婚を控えていた。実は、実那子は15年前の市議会議員一家惨殺事件の生き残りの次女であったが、当時の記憶を失っていた。事件直後、警察は実那子の姉・貴美子と恋人関係にあった大学生・国府を逮捕する。

ある日、実那子は事件の直後にもらったラブレターを見つけ、その差出人に会うため、故郷の「眠れる森」に出かける。そこで待っていたのは、実那子の過去から現在までのすべてを知る謎の男性・直季だった。同じころ、模範囚だった国府が仮出所し、「あいつに相応しい地獄を考えている」と告げて行方をくらます。

不審かつ不可解な行動を取る人物が錯綜する中、実那子の葬られた記憶と過去、そして惨殺事件の真実が明らかになっていく。

登場人物編集

主要人物編集

大庭実那子〈27〉
演 - 中山美穂(子供時代:井端珠里[2]
旧姓は森田。植物園「オーキッド・スクエア」の職員として働いており、婚約者の濱崎輝一郎との結婚を目前に控えている。幼い頃に交通事故に巻き込まれ、両親と大学生だった姉を亡くし、叔父の養女となって成長した、と思い込んできた。
真相は、15年前の森田家惨殺事件でただ1人殺されず、その時の記憶を伊藤直巳による催眠療法で封印されていた。催眠療法で、事件と事件前についての記憶を隠蔽され、「一家は交通事故で死んだ」という別の記憶を植え込まれたのである。そして、その催眠療法が切れるのが15年であったことから、事件の記憶が脳裏に少しずつ甦る。
出会った当初の伊藤直季には好印象は抱いておらず、あまつさえ憎悪を覚えることもあったが、父親の伊藤直巳と会って話を聞き、幼い頃の記憶を分かち合う大切な存在と認識するようになる。
伊藤直季〈25〉
演 - 木村拓哉(子供時代:長谷川純(当時:ジャニーズJr.))
しつこく実那子に付きまとう、謎の男。コンサート会場などでのライティング演出の仕事をしている。事件後に実那子へ手紙を送り、15年目(手紙を出したのは事件の翌年秋のため、14年後になる)に『眠れる森』で待っていると伝え、実那子との再会を果たす。
当初の直季は実那子に対して非常に挑戦的で傲慢な態度を見せて悪役・汚れ役に徹し、さらには実那子の行く先々に現れるなどして彼女を怯えさせた。自分の過去を捨てさせ、婚約者との仲を引き裂き、新しい実那子として生きるように伝える。
濱崎輝一郎〈35〉
演 - 仲村トオル
実那子の婚約者で、やり手のエリートサラリーマン。実那子とはコンサートホールの異臭事件をきっかけに出会い、その後は病院でも出会うなどして会話するようになり、結婚を申し込む。会社では非常に有能であるが、実那子と出会い、自分の上司の娘との婚約を破棄したことから、会社での立場は非常に危ういものとなっている。自分を陥れた敬太に金を渡して利用するなど、目的のためには手段を選ばない一面も見せる。父は画家・濱崎正輝で、母は失踪によって行方不明となっている。幼い頃に失踪した母に関することでトラウマがある。
国府吉春とは、大学時代の同級生であった。実那子の姉とも知り合いで、当時の実那子とも親しく、キャッチボールを教えたこともある。大学時代には空手部に在籍しており、実那子によれば、海外赴任中には様々な逸話があるという。
中嶋敬太〈25〉
演 - ユースケ・サンタマリア(子供時代:風間俊介(ジャニーズJr.))
直季の幼馴染みで、唯一の親友であり悪友。多額の借金を抱えている。15年前の事件の真相を直季とともに追う。直季に頼まれ、輝一郎を陥れるためにFAXを使って工作を行ったこともある。佐久間由理に惚れているが、彼女の幸せを願い、直季とよりを戻させようとする。
佐久間由理〈23〉
演 - 本上まなみ
直季の恋人。期限付きという約束で直季と交際していたが、期限経過後に別れを切り出された(由理は期限付きという約束を冗談だと思っており、期限経過後に直季に相手にされないことに取り乱していた)。しかし直季を忘れることができず、その後も幾度も直季に迫り、よりを戻そうとする。
清楚な雰囲気ではあるが、実那子に嫉妬するような一面も見せる。敬太に惚れられている。
国府吉春〈35〉
演 - 陣内孝則
濱崎輝一郎と同じ大学に在学しており、同級生でもあった。事件当時、実那子の姉と交際していた。事件の第一発見者であったが3日後に逮捕される。そして森田一家を惨殺した罪で死刑を求刑されるが、情状酌量によって無期懲役の判決を受ける。刑務所では模範囚として過ごし、15年で仮出所するが、実那子の行方を追うため保護司の元からも行方をくらます。

濱崎家編集

濱崎麻紀子〈失踪当時33〉
演 - 原田美枝子
輝一郎の母親。22年前に家族の許から突然失踪する。7年後に濱崎家には彼女の失踪宣告が告げられ、正輝も輝一郎も彼女が死んだと思っていた。しかし輝一郎の前に度々姿を現すようになる。
濱崎正輝〈63〉
演 - 岡田眞澄(第3話 - 第5話・第7話・第9話 - 最終話)
輝一郎の父で画家。息子にはどこか甘い。

実那子の家族編集

森田明仁
演 - 牧村泉三郎
実那子の養父。御倉市会議員。
森田加寿子
演 - 井上夏葉
実那子の実母。
森田貴美子
演 - 南美穂
実那子の父親違いの姉。事件当時、国府と付き合っていた。
大庭善三
演 - 信実一徳(第2話 - 第5話)
実那子の叔父。

直季の家族編集

伊藤直巳〈55〉
演 - 夏八木勲
直季の父親。現在は『眠れる森』にある別荘にて隠居生活を送っている。実那子の記憶を催眠療法で封印した。

中華料理「ニーハオ」編集

玉置春絵〈33〉
演 - 横山めぐみ
国府の懲役中に同じ房にいた玉置の妹。国府と獄中結婚したが籍は入れていない。真相を追う直季と敬太から国府の行方について聞かれたことがある。
玉置和良
演 - 山路和弘(第4話・第6話・第9話・第10話・最終話)
春絵の兄。現在は中華料理屋を営んでいる。国府とは服役中に同房にいた。

植物園「オーキッド・スクエア」編集

祥子
演 - 長嶺尚子(第1話 - 第4話・第6話・第8話 - 最終話)
美那子が働いている植物園の同僚。
中村
演 - 田山涼成(第1話 - 第3話・第11話・最終話)
美那子が働いている植物園の園長。

その他編集

武藤
演 - 佐々木勝彦(第1話 - 第3話)
九条物産部長。輝一郎の上司。自分の娘が輝一郎と結婚する予定であったが、婚約を解消したことで彼に遺恨を抱いていて、海外に左遷することも視野に入れている。
国府和彦
演 - 坂西良太(第5話・第6話)
国府吉春の親戚。
佐倉
演 - 森下哲夫(第8話)
御倉市会議員。森田明仁の元秘書。
小椋
演 - 佐川満男(第9話)
元福島県警察刑事。
恩田
演 - 石橋凌(第11話・最終話)
警視庁捜査一課刑事。物語の終盤で直季と接触する。

スタッフ編集

オープニング編集

このドラマのOPにドラマの伏線と真相が隠されており、いわゆるネタバレになっている。

  • 登場人物の服の色は、白の服装を着ているのは無実、黒一色が犯人であることを示している。
  • 倒れ込む、飛び降りる、うずくまる、ほくそえむ登場人物達はそれぞれの結末の暗示である。
  • 直季はハンモックで眠る美那子の元へ百合の花を持って必死に走る。しかし結局2人は会うことはできないという事を暗示している。
  • 一方、雨の中を走り去る輝一郎は逃げ惑うだけである。

放送日程編集

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1幕 1998年10月08日 15年目のラブレター 中江功 21.3%[4]
第2幕 1998年10月15日 つきまとう男 24.6%
第3幕 1998年10月22日 記憶が嘘をつく 20.9%
第4幕 1998年10月29日 暴行 澤田鎌作 23.4%
第5幕 1998年11月05日 隠れ家 25.3%
第6幕 1998年11月12日 真犯人 中江功 25.7%
第7幕 1998年11月19日 タイムカプセル 25.0%
第8幕 1998年11月26日 告白 澤田鎌作 24.4%
第9幕 1998年12月03日 マリアは見ていた 25.6%
第10幕 1998年12月10日 サンタクロース 中江功 26.9%
第11幕 1998年12月17日 殺人者 澤田鎌作 27.7%
最終幕 1998年12月24日 聖夜の結婚式 中江功 30.8%
平均視聴率 25.2%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)

脚注編集

  1. ^ 眠れる森”. フジテレビ. 2015年12月14日閲覧。
  2. ^ きゅうのひ おへんじその2 - 井端珠里オフィシャルブログ 2013年11月26日
  3. ^ カムフラージュ”. ORICON STYLE. 2016年1月3日閲覧。
  4. ^ “木村拓哉主演の「南極大陸」、初回は22.2%で“キムタク神話”継続。”. Narinari.com. (2011年10月17日). http://www.narinari.com/Nd/20111016514.html 2017年2月2日閲覧。 

外部リンク編集

フジテレビ 木曜劇場
前番組 番組名 次番組
今夜、宇宙の片隅で
(1998.7.9 - 1998.9.24)
眠れる森
(1998.10.8 - 1998.12.24)
リング〜最終章〜
(1999.1.7 - 1999.3.25)