矢田寺(やたでら)は、奈良県大和郡山市矢田町[1]にある高野山真言宗の寺院。正式名称を金剛山寺(こんごうせんじ)という。

金剛山寺
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本堂
所在地 奈良県大和郡山市矢田町3506
位置 北緯34度38分58.3秒
東経135度44分11.5秒
座標: 北緯34度38分58.3秒 東経135度44分11.5秒
山号 矢田山
宗派 高野山真言宗
本尊 地蔵菩薩(重要文化財)
創建年 天武天皇8年(679年
開基 智通天武天皇(勅願)
正式名 矢田山金剛山寺
別称 矢田の地蔵さん
アジサイ寺
札所等 大和十三仏霊場第5番
大和北部八十八ヶ所霊場第55番
文化財 木造地蔵菩薩立像、木造阿弥陀如来坐像ほか(重要文化財)
本堂、木造二天王立像2体、梵鐘(県指定文化財)
公式HP 矢田寺 大門坊ホームページ
法人番号 9150005002646 ウィキデータを編集
矢田寺の位置(奈良県内)
矢田寺
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あじさい

別名「あじさい寺」とも呼ばれ、境内には約10,000株、約60種のアジサイが植えられている。 さらに矢田寺大門坊では、古くより容眞御流(ようしんごりゅう)華道の家元として、華道研究も盛んに行われている。

なお、京都寺町通三条にある金剛山矢田寺は、現在は宗派が異なるが、京都矢田寺の寺伝によると奈良時代初期に当寺の別院として開かれたとされている[2]

歴史編集

寺伝によれば天武天皇勅願により天武天皇8年(679年)に智通が開基。七堂伽藍四十八坊を造営、十一面観音菩薩吉祥天を安置したという。その後の戦乱などにより多くを焼失し、現在は矢田寺僧坊・矢田寺大門坊・矢田寺念仏院・矢田寺南僧坊の4つの僧坊を総称して矢田寺と呼ばれている。

矢田寺の名は万葉の昔からの地名が矢田の里であったことに由来する。

建造物編集

  • 本堂(奈良県指定文化財)

境内には春日神社本殿(国の重要文化財)もある。

文化財編集

重要文化財編集

  • 木造地蔵菩薩立像 - 矢田寺本尊。
  • 木造阿弥陀如来坐像
  • 木造地蔵菩薩立像
  • 木造閻魔王倚像(奈良国立博物館寄託)[注釈 1]
  • 木造司録坐像(奈良国立博物館寄託)
  • 木造十一面観音立像
  • 木造虚空蔵菩薩坐像(矢田寺北僧坊所有)
  • 木造毘沙門天立像(矢田寺南僧坊所有)
  • 絹本著色矢田地蔵縁起 3幅

奈良県指定文化財編集

  • 木造二天王立像(頭部新造)2体 - 体部は奈良時代の作。近世初期に改造されていたが、1999年に完成した解体修理で旧状に戻した[3]
  • 梵鐘
  • 本堂

アクセス編集

  • 近鉄郡山駅より奈良交通バス(20系統 矢田寺ゆき)20分「矢田寺」下車、徒歩7分。 ※ただし、1日数本のみ。
  • 近鉄郡山駅より奈良交通バス(71・72系統 小泉駅東口ゆき)14分「横山口」下車、徒歩25分。
  • 大和小泉駅(JR大和路線)より奈良交通バス(71・72系統 近鉄郡山駅ゆき)16分「横山口」下車、徒歩25分。
    ※紫陽花シーズンの6月には近鉄郡山駅および法隆寺駅(JR大和路線)から矢田寺ゆきの臨時バスが運行される。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 重要文化財に指定されているのは、矢田寺閻魔堂に安置の閻魔王像(寺のサイトに写真掲載のもの)とは別の小像である。

出典編集

  1. ^ 添下郡矢田郷、生駒郡矢田村矢田
  2. ^ 矢田寺(矢田地蔵尊)(駒札)”. 京都観光Navi(京都市産業観光局観光MICE推進室). 2017年8月12日閲覧。
  3. ^ 神田雅章「金剛山寺二天像の修理と新知見」『月刊文化財』476、第一法規、2003

外部リンク編集