矢萩 喜從郎(やはぎ きじゅうろう、1952年2月25日 - )は、日本デザイナー建築家写真家

矢萩喜従郎
生誕 (1952-02-25) 1952年2月25日(68歳)
山形県
国籍 日本の旗 日本
出身校 早稲田大学大学院
職業 建築家
受賞 ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ特別賞(1980年)、金賞(1990年)
原弘賞(1988年)
桑澤賞(1995年)
講談社出版文化賞ブックデザイン賞(1995年)
勝見勝賞(1999年)
千葉県建築文化賞(建築文化奨励賞)(2003年)、日本建築学会作品選集(2005年)
神奈川県建築コンクール奨励賞(2008年)
所属 株式会社キジュウロウヤハギ
株式会社矢萩喜從郎建築計画
建築物 テラス・トリコロール(1995年)
テラス・セットカレ(1998年)
堀内の家(2000年)
市川の家(2003年)
コンカード横浜(2008年)
デザイン 『VISIONS OF JAPAN』(1992年)
『HIDDEN JAPAN-自然に潜む日本』(1993年)
WHY NOT?の家具(2007年)

経歴編集

東京学芸大学卒業、桑沢デザイン研究所卒業、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。グラフィック、エディトリアル、サインをはじめとするデザイン領域から、写真アート彫刻建築椅子家具照明評論出版等を手がける。慶應義塾大学理工学部非常勤講師、早稲田大学非常勤講師を務める。

受賞歴編集

  • 1978年 ベルトルト・ブレヒト生誕80周年国際ポスターコンペティション入賞
  • 1980年 ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ特別賞
  • 1988年 原弘賞
  • 1990年 ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞
  • 1995年 桑澤賞
  • 1995年 講談社出版文化賞ブックデザイン賞
  • 1999年 イドロスカーロ都市公園国際アイデアコンペティション入賞
  • 1999年 勝見勝賞
  • 2003年 千葉県建築文化賞(建築文化奨励賞)
  • 2008年 神奈川県建築コンクール奨励賞
  • 2014年 全国カタログ展:松永賞(審査員特別賞)受賞

グラフィック(Conceptual Works限定)、グラフィック展編集

  • 《Conceptual Poster from One Word 一つの言葉から拓かれるポスター》(100作品/1980─84年)
  • 「イメージミラーⅡ」(《Shot by a sight》5作品/G7 GALLERY/ 1988年)
  • [矢萩喜從郎展](《Events presented themselves to me in their logical sequence.》10作品含む展覧会/ggg/1989年)
  • 「イメージミラーⅢ」(《to the best of one's memory》8連作/アクシスギャラリー/1990年)
  • 「イメージミラーⅣ」(《Perceiving by sight》5作品/アシクスギャラリー、サントリーモルツクラブ巡回/1992年)
  • 《thin─skinned》(6作品/1993年)
  • 「ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞受賞者展」(ワルシャワ、クルリカルニア宮殿/1994年)
  • 《One's Point of View》(8作品/「デザインフォーラム」/銀座松屋/1994年)
  • 《Hidden Accumulated Vision》(10作品/1998年)
  • [矢萩喜從郎展](《View Points of Intersection》10作品含む展覧会/ggg/1999年)
  • 「勝見勝賞受賞者展[矢萩喜從郎展]」(《Existence Appearance through Insight》5作品含む展覧会/銀座松屋デザインギャラリー/2000年)
  • 「ポスター芸術の革命 ロシア・アヴァンギャルド展 Ruki Matsumoto Collection」(《ロシア・アヴァンギャルド、オマージュポスター》7作品/東京都庭園美術館/2001年)
  • 「矢萩喜從郎展」(《Magnetic Vision》100作品/ggg、後60点をdddに巡回/2009年)
  • 《The Space of Magnetic Vision》(10作品/2014年)

アート作品編集

  • 《Cube Dance》(円錐形金属鏡面+六色面立方体/銀座松屋/1981年)
  • 《Flying Scape》(銀座1丁目から8丁目の球体鏡飛行「全長6m作品」/1982年/銀座松屋/目黒区美術館パーマネントコレクション)
  • 「矢萩喜從郎 《Flick Scape》「回転体で現われるVISION」展」(21立体作品/金属/銀座松屋/1983年)
  • 《Untitled》(「無双窓」をコンセプトにしたドローイング1000作品/1983年)
  • 《Peerless Black and White「比類なきVISION」》[インスタレーション(立体)]
  • 《Peerless Black and White:Highway》[陸橋道路面アート/5年維持し使用される](「自然、ひと、対話」展/玉川高島屋SC/1984年)
  • 「アジア・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ」(《Shot by a sight》写真作品「1067×1510mm」/約100作品/バングラデシュ、オスマニー・メモリアル・ホール/1993年)
  • 「現代日本デザイン展」(《One's Point of View》]写真作品「1067×1510mm」/約100作品/韓国国立現代美術館、1994年)
  • 《CROSSING HEARTS》(大野秀敏との共作)
  • 《SIZZLING LIVES》(都営地下鉄大江戸線/本郷三丁目駅、春日駅設置/1999年)
  • 「矢萩喜從郎展[視触、視弾、そして眼差しの記憶]」(《Perceiving a View 視触》8半立体作品、《Figure with Memory》11写真作品、《視弾(眼)》、《視弾の記憶Ⅰ、Ⅱ]》[いずれも立体作品]/CCGA現代グラフィックアートセンター、2002年)
  • 《Hidden Accumulated Vision》、《Perceiving by Sight》(IC PROJECT/仮囲いアート/大阪/2007年)
  • 「メディエーション・ビエンナーレ」(《インスタレーション(仮想境界面/物体)》/ポーランド、ポズナン文化宮殿/2010年)。

映像作品編集

  • 《Flick Scape》(1983年)
  • 《人間とロボット展》(フランス、パリ日本文化会館、2003年)

建築展編集

  • 「矢萩喜從郎の建築」展(日本建築学会/講演会、イベント、企画プロデュース兼/2010年)

椅子・家具展編集

  • 「矢萩喜從郎の椅子」展(椅子7種/東京デザインセンター/2007年)
  • 「矢萩喜從郎の家具」展(スツール「IIIS」/テーブル「IIIT」/ヒルサイドフォーラム/2008年)[椅子7点、スツール、東京都現代美術館パーマネントコレクション/2008年]

写真展編集

  • 「Kijuro Yahagi─CONTAX CALENDAR 1995」展(銀座コンタックスサロン/1995年)
  • 「HIDDEN JAPAN」展(国際交流基金海外プログラムで1999年から11年間、67ヵ国、97都市(103会場)の世界巡回展、その後、展示全作品、神奈川県立近代美術館パーマネントコレクション/2013年)
  • 「Central America 中央アメリカの光と影」展(株式会社竹尾/2004年)

サイン編集

  • 京都国立近代美術館(1986年)
  • TEPIA(1989年)
  • ガーデンコート(ホテル・ニューオータニ/1991年)
  • 斎藤茂吉記念館(1992年)
  • つくば南1駐車場(住宅都市整備公団/1994年)
  • 豊田市美術館(1995年)
  • 長岡リリックホール(1996年)
  • NTTインターコミュニケーション・センター(1997年)
  • 大館樹海ドームパーク(1997年)
  • 群馬県立館林美術館(2001年)
  • 東北公益文科大学(2001年)
  • 「コンカード横浜」(2008年)
  • 東京国際フォーラム(サイン・リニューアル/2003年)
  • 神奈川県立近代美術館 葉山(2003年)
  • 島根県芸術文化センター(2005年)
  • 島根県立古代出雲歴史博物館(壁面サイン/2005年)
  • 東京大学環境棟(柏キャンパス/2006年)
  • 東京大学創立130周年記念[知のプロムナード](柏キャンパス/2008年)
  • 甑葉プラザ(2010年)
  • 東京工業大学附属図書館(2011年)
  • 鈴木大拙館(2012年)
  • 太子町 新庁舎(2015年)
  • 東京国際フォーラム(サイン・リニューアル/2016年)

照明編集

  • 東京国際フォーラム(地上広場「角柱型」照明+ガラス棟「円筒型」照明《KY─T Louver 照明》/2003年)
  • 《KY─T Louver 照明器具》(室内用3種「円筒型」/2004年)
  • コンカード横浜(《KY─T Louver》「角柱型」/外部照明、照明柱/2008年)

会場構成編集

  • 「ミロ展」(会場構成/伊勢丹美術館/1980年)
  • 「エゴン・シーレ」展(神奈川県立近代美術館/1986年)
  • 「槇文彦展」(会場展示グラフィック/フランス、パリ、IFA/1987年)
  • 「ドガ展」(会場構成/伊勢丹美術館/1988年)
  • 「アメリカの時代展」(会場構成/伊勢丹美術館/1988年)
  • 「アガム展」(会場構成/伊勢丹美術館/1989年)
  • 「ルネ・マグリット展」(三越美術館/朝日新聞社/1994年)
  • 「早川良雄、境界溶触の精神」(監修+会場構成/ggg/2006年)
  • 「ギャルリー・タイセイ 15年のル・コルビュジエへの眼差し」(会場構成/大成建設ギャラリー・タイセイ/2007年)
  • 「福田繁雄展」(会場構成/ggg/2010年)
  • 「棟梁堂宮大工の世界展」(会場構成/財団法人竹中大工道具館/ギャラリーエークワッド/2010年)
  • 「サヴィニャック展」(監修+会場構成/ggg/2011年)
  • 「モホイ=ナジ展」(会場構成/神奈川県立近代美術館/2011年)
  • 「ウィーン工房1903─1932展」(会場構成/パナソニック汐留ミュージアム/2011年)
  • 「ロトチェンコ展」(副監修+会場構成/ggg/2012年)
  • 「アフリカのビーズ展」(会場構成/神奈川県立近代美術館/2012年)
  • 「書築」展(会場構成/ヒルサイドフォーラム/2012年)
  • 「トマシェフスキ展」(監修+会場構成/ggg/2013年)
  • 「[谷口吉郎・谷口吉生]展 金沢が育んだ二人の建築家」(監修+会場構成/金沢市民芸術村/2014年)
  • 「モダン百花繚乱『大分世界美術館』展」(会場デザイン/大分県立美術館/2015年)

著書編集

  • 『自然に潜む日本』(1993年 写真+文 竹中工務店)
  • 『パサージュ』(1999年 朝日新聞社)
  • 『平面 空間 身体』(2000年 誠文堂新光社
  • 『多中心の思考』(2002年 誠文堂新光社)
  • 『空間 建築 身体』(2004年 エクスナレッジ
  • 『建築 触媒 身体』(2006年 エクスナレッジ)
  • 『視触 多中心・多視点の思考』(2014年 左右社

共編著編集

  • 『森羅映像 <映像の時代>を読み解くためのヒント』吉田直哉著 矢萩写真 文芸春秋 1994
  • 『点在する中心−〈創造〉をめぐる10の対話』(水沢勉との共編)(1995年 春秋社
  • 『早川良雄 日本のデザイン黎明期の証人』企画構成 DNPグラフィックデザイン・アーカイブ 2006 ggg books別冊
  • 『空間と形に感応する身体』(栗原隆辻元早苗との共編)(2010年 東北大学出版会)

作品集編集

  • 『KIJURO YAHAGI Selected Works』(1987年 キジュウロウヤハギ)
  • 『矢萩喜從郎・パサージュ』(1999年 朝日新聞社
  • 『Kijuro YAHAGI Touching Piercing and Tracing with Vision』(2002年 CCGA現代グラフィックアートセンター)
  • 『矢萩喜從郎』(2002年 トランスアート〈ggg Books〉)
  • 『The Sculpture of Kijuro Yahagi ─Imaginary Boundary Planes/Objects 矢萩喜從郎の彫刻─仮想境界面/物体』(2006年 矢萩喜從郎建築計画)
  • 『矢萩喜從郎/アトラクティヴ・ヴィジョン』(2009年 アー・ドゥ・エス パブリシング)

建築作品編集

  • 「テラス・トリコロール」(1995年)
  • 「テラス・セット・カレ」(1998年)
  • 「堀内の家」(2000年)
  • 「市川の家」(2003年)[第10回千葉県建築文化賞(建築文化奨励賞)受賞、日本建築学会作品選集2005]
  • 「コンカード横浜」(2008年)[第53回神奈川県建築コンクール一般建築物部門奨励賞受賞]

家具作品編集

  • 「WHY NOT?」(椅子、スツール、テーブル全作品)(2008年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション[1]
  • 椅子

 BALLOON(2007年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション]
 CURRENT(2007年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション]
 SWEEP(2007年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション]
 LINE(2007年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション]
 BROAD(2007年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション]
 LEAN(2007年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション]
 CRESCENT[東京都現代美術館パーマネントコレクション]

  • スツール

 111S(2008年)[東京都現代美術館パーマネントコレクション]

  • テーブル

 111T(2008年)

彫刻作品編集

  • 「仮想境界面/物体」23作品+インスタレーション1作品(2006年、『矢萩喜從郎の彫刻』展、東京、ヒルサイドフォーラム)
  • 「重力の記憶」(INADA Stone Exhibition/稲田石/2007年)
  • 旭川ポリフォニー「Polyphony Point」(2008年、東川市)
  • 「仮想境界面/物体」屋外彫刻3作品+半屋外彫刻1作品(2008年、横浜、コンカード横浜)

写真作品編集

  • 『VISIONS OF JAPAN』(1991年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • 『HIDDEN JAPAN-自然に潜む日本』(1993年 六耀社
  • 『VENT NOUVEAU ヴァン ヌーボ/インド遍』(1994年 日清紡
  • 『VENT NOUVEAU ヴァン ヌーボ/チュニジア遍』(1996年 日清紡)
  • 『TURKANA/ケニアの最小民族エル・モロ族』(1998年 日清紡)
  • 『Central America 中央アメリカの光と影』(2004年 日清紡)
  • 『INFLUENTIAL』(2004年 日清紡)
  • 『アフリカのビーズ展』(2012年 神奈川県立近代美術館

建築写真作品編集

  • 『豊田市美術館』(1995年 豊田市美術館
  • カレンダー『Figurative Horizon G.Th.リートフェルト』(1993年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • カレンダー『Figurative Horizon ルイス・カーン』(1995年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • カレンダー『Figurative Horizon アルヴァロ・シザ』(1996年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • カレンダー『Figurative Horizon ヘルツォーク & ド ムーロン』(1997年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • 『Hillside Terrace』(1997年 朝倉不動産)
  • カレンダー『Figurative Horizon ピーター・ズントー』(1998年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • 『FHコレクション アルヴァロ・シザ』(1998年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • 『FH Represent 1 ジュゼッペ・テラーニ』(1998年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • 『FH Represent 2 ヨハネス・ダイカー』(2000年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • 『FH Represent 3 ブリンクマン+ファン・デル・フルーフト』(2001年 アー・ドゥ・エス パブリシング)
  • 『FH Represent 4 ハンス・シャロウン』(2004年 アー・ドゥ・エス パブリシング)

脚注編集

  1. ^ 選定の内容については以下のサイトが詳しい。「矢萩喜從郎の[WHY NOT?]のスツール[111S]が、東京都現代美術館コレクションに選定」(CONDEHOUSEのサイト)

外部リンク編集