砥峰高原
兵庫県神河町にある高原
概要
編集雪彦峰山県立自然公園に属する標高800~900mに位置する面積約90ヘクタールの草原で、波打つような緩やかな起伏が連続する周氷河地形の一種の化石周氷河斜面と呼ばれる地形で、秋は草原一面が銀色の絨毯 [1] [2] となる日本有数のススキの大群生地である。また湿原(砥峰高原湿地帯)では、多くの高山植物を観ることができる。
近代以前は茅葺屋根材の茅の伐採地であり、その環境を維持する為に毎年雪解けの時期に山焼きが行われてきた。それによってススキの大草原が出現することとなった。茅を伐採しなくなった現在もススキの大草原を維持することを目的とした山焼きが毎年4月に行われている[3]。
当地は、2010年公開の村上春樹原作の映画『ノルウェイの森』の主要撮影地となって以来、映画やドラマの撮影地として利用されるようになった。
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8月上旬
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10月下旬
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11月上旬
施設
編集- 展望台
- とのみね自然交流館
- 平家そば処交流庵
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展望台
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とのみね自然交流館
主なハイキングコース
編集主なイベント
編集- 砥峰高原の山焼 - 4月第1土曜日
- 砥峰高原観月会 - 9月中旬
- ススキ祭り - 10月中旬
備考
編集2017年の山焼きの際には、点火作業員の地元住民がススキに着けた火が引火し大火傷を負い、後日死亡した。そのため2018年の山焼きは中止し、2019年はイベントや見学客の立ち入りはせずに行う。
主な撮影地となった映画・テレビドラマ
編集交通アクセス
編集周辺情報
編集出典
編集- ^ “Google ストリートビュー 砥峰高原”. Google ストリートビュー (2015年10月). 2015年12月6日閲覧。
- ^ “Google ストリートビュー 砥峰高原ハイキングコース”. Google ストリートビュー (2015年10月). 2015年12月6日閲覧。
- ^ 兵庫県中播磨県民局発行「大河内高原利用ガイド」
- ^ 「いつもより早い火…おかしい」西日本有数のススキ群生地・砥峰高原火災 山焼き中止に見物客騒然 産経新聞 2015年3月29日
- ^ 「ノルウェイの森 ロケMap」神河町役場地域振興課発行
- ^ 「大河ドラマ平清盛 Location Map」神河町役場地域振興課発行
- ^ テレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル「上意討ち」2012年神河町砥峰高原LocationMap 神河町役場地域振興課発行
- ^ ロケ地めぐり(大河ドラマ「軍師官兵衛」) 兵庫県神河町公式観光サイト かみかわ観光ナビ(2014年12月18日閲覧)
- ^ 神戸新聞NEXT|文化|砥峰高原で合戦シーン撮影 16年公開映画「信長協奏曲」(2017年4月16日閲覧)
座標: 北緯35度9分10.1秒 東経134度41分20.9秒 / 北緯35.152806度 東経134.689139度