硫化鉛(IV)
硫化鉛(IV)は、化学式PbS2で表される化合物。この材料はより一般的である硫化鉛(II)(PbS)と硫黄を600度を超える温度で高圧で反応させることで生成される[1]。PbS2は関連する硫化スズ(IV)(SnS2)と同様、ヨウ化カドミウム型構造で結晶化する。このことはPbに4+の形式酸化数を割り当てるべきであることを示している[1]。
硫化鉛(IV) | |
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lead(IV) sulfide | |
別称 lead disulfide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12137-74-5 |
PubChem | 24863442 |
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特性 | |
化学式 | PbS2 |
モル質量 | 271.332 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
p型半導体であり、熱電材料でもある[2]。
脚注
編集- ^ a b Silverman, M. S. (1966). “High-pressure (70-kilobar) Synthesis of New Crystalline Lead Dichalcogenides”. Inorganic Chemistry 5 (11): 2067–9. doi:10.1021/ic50045a056.
- ^ Cava, R.J. (2011). “Pressure Stabilized Se-Se Dimer Formation in PbSe2”. Solid State Sciences 13: 38–41. doi:10.1016/j.solidstatesciences.2010.10.003.