磯部稲村神社(いそべいなむらじんじゃ)は、茨城県桜川市にある天照皇大神などを祭神とする神社。旧名は磯部稲村宮。常陸国新治郡の式内小社。旧社格は郷社[1]

磯部稲村神社
Isobe Inamura-jinja Worship hall.jpg
所在地 茨城県桜川市磯部字稲置779
位置 北緯36度22分06.0秒
東経140度08分27.2秒
座標: 北緯36度22分06.0秒 東経140度08分27.2秒
主祭神 天照皇大神
神体 要石
社格 式内社論社
郷社
創建 景行天皇40年(111)10月
本殿の様式 流造
別名 磯部大明神
例祭 11月15日
地図
磯部稲村神社の位置(茨城県内)
磯部稲村神社
磯部稲村神社
テンプレートを表示

歴史編集

景行天皇40年(111年)10月、日本武尊伊勢神宮荒祭宮である礒宮を移祀したと伝えられる。

天慶2年(939年)には平貞盛平将門の追討を祈願した。嘉祥2年(849年)には洪水または干ばつの際に岩瀬町山口集落の鏡ヶ池で祈雨祭を執行した。平安時代以降は、香取神宮千葉県香取市)の神官だった大中臣氏が神領・神域を治めた[2]

永享元年(1429年)には鎌倉公方足利持氏から神領として25貫文(230石相当)を寄進され、永享10年(1438年)には、磯部稲村神社の神主・磯部祐行が、持氏に花見噺『櫻児物語』一巻を献上した。 その物語を目にした第6代将軍の足利義教が、世阿弥元清に謡曲「桜川」を作らせた[3]天正13年(1585年)には関東兵乱で結城氏に神領を没収されたが、江戸時代初期には井上氏に保護され、後水尾天皇からも礒部大明神勅額(現存)を授与された。元禄9年(1696年)には武蔵国赤沼藩藩主の内藤正友から社領として15石2斗5升2合を寄進される。

社名編集

磯部稲村神社は、古来より磯部宮・磯部稲村宮・桜川明神・磯部大明神・稲村神社・桜川磯部稲村神社の称号がある。常陸西大社稲田姫神社関係文書(常陸国分寺極楽寺蔵)には新治郡礒部稲村宮として常陸28社(延喜式内社)の一に載せられている。

祭神編集

主祭神

摂末社編集

祭事編集

日付 祭事名
1月1日 歳旦祭
2月節分の日 節分祭
2月初午の日 初午祭
2月11日 建国記念祭
4月第2土曜 稚児成長祈願祭
4月15日 鎮花祭(祈年祭)
6月30日 夏越の大祓
7月24日前 祇園祭
11月23日 献穀祭(献納米品評祭)
12月31日 年越し大祓

交通アクセス編集

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ 茨城県神社庁:茨城県神社庁 県内神社紹介 磯部稲村神社 2019年7月10日閲覧。
  2. ^ 寛元3年(1245年)の古文書(鹿島神宮所蔵)
  3. ^ 社頭掲示板より

外部リンク編集