社会方言 (しゃかいほうげん) とは、社会階層による言葉の違いを指す概念である[1]方言のうち、同一地域内にあっても、社会階層や民族の違いなどによって言語体系が異なるものを「社会方言」と呼ぶ[注 1]。社会方言は、欧米など工業化都市化が進んだ資本主義社会で多く見られ、日本語などは社会方言がない言語である[1]。日本語は、欧米と同様に都市型資本主義者社会の言語であるが、それにしては珍しく社会方言がない[1]

注釈 編集

  1. ^ 英語圏の言語学者が「dialect」と言う場合、一般的に認識されている「方言」だけでなく、職業・趣味などが一致する者同士の間でのみ通じる表現方法(専門用語業界用語ジャーゴン)を含むことがある。

脚注 編集

  1. ^ a b c 方言からみた日本語らしさ”. nihongo.hum.tmu.ac.jp. 2020年10月21日閲覧。