神奈川県立鶴見高等学校

神奈川県横浜市鶴見区にある高等学校

神奈川県立鶴見高等学校(かながわけんりつ つるみこうとうがっこう)は、神奈川県横浜市鶴見区にある県立全日制普通科高等学校。旧横浜東部学区に属する。

神奈川県立鶴見高等学校
地図北緯35度31分9.5秒 東経139度39分46.3秒 / 北緯35.519306度 東経139.662861度 / 35.519306; 139.662861座標: 北緯35度31分9.5秒 東経139度39分46.3秒 / 北緯35.519306度 東経139.662861度 / 35.519306; 139.662861
過去の名称 神奈川県立鶴見中学校
国公私立の別 公立学校
設置者 神奈川県の旗 神奈川県
設立年月日 1941年1月18日
創立記念日 10月23日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 2学期制
学校コード D114210010017 ウィキデータを編集
高校コード 14101B
所在地 230-0012
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要 編集

鶴見の丘の上に建つことから、行事などでは鶴陵という言葉をよく使用する。生徒や地元民「県鶴(けんつる)」または「鶴高」と称する。1958年昭和33年)より文化祭と体育祭をあわせて鶴陵祭(かくりょうさい)と命名、校歌制定前に作成された応援歌は鶴陵健児の歌、同窓会報やPTA広報誌のタイトルは鶴陵である。

敷地の隣には神奈川県立三ツ池公園がある閑静な環境で、桜の季節は多数の花見客で賑わう。また、敷地内には縄文時代後期の小仙塚貝塚が存在し、1879年(明治12年)以来断続的な調査が行われている[1]1966年(昭和41年)の改築工事時に縄文土器が出土し、敷地内の崖には貝層が露出している部分もある。

高台にあるにもかかわらず旧横浜東部学区と川崎東南部を中心とした地元からの自転車通学者が半数以上を占める。

教育方針 編集

人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ自主的精神に充ちた心身ともに健全な国民の育成を期する。

学校行事 編集

旧学区 編集

学区撤廃以前は「横浜東部学区」(1981-2004年度/以下各校)に属していた。

沿革 編集

  • 1941年
    • 1月18日 - 神奈川県立鶴見中学校設立認可。
    • 4月8日 - 神奈川県立横浜第一中学校(現・神奈川県立希望ヶ丘高等学校、当時の所在は横浜市西区)の一部を借用して開校。
  • 1943年10月23日 - 鶴見区下末吉町130番地に移転。これにより、10月23日を開校記念日と定める。
  • 1948年4月1日 - 学制改革により神奈川県立鶴見高等学校と改称。
  • 1950年 - 男女共学を実施。校旗および校歌制定。小学区制(一校一区制)導入。
  • 1954年 - 横浜市立鶴見工業高等学校普通科の募集停止に伴い定員増。鶴見区全域が学区となる。
  • 1959年 - 鶴陵祭文化祭、鶴陵祭体育大会という名称で鶴陵祭が始まる。
  • 1961年 - 本館鉄筋校舎落成。
  • 1964年 - 15 / 16回生卒業記念の噴水完成。オートバイ通学を禁止。東京オリンピック聖火リレーで第75区を担当。
  • 1968年 - 新館校舎竣工。
  • 1969年 -
  • 1970年 - 生徒会主催により映画鑑賞会を開催。第1回の上映映画はいちご白書。この後何回かの中断を経て芸術鑑賞会として学校行事となる。
  • 1971年 - 格技場竣工。
  • 1973年 - 服装の自由化を実施。
  • 1983年 - 陸上競技会を改め三ツ沢競技場にて第1回陸上記録会が始まる。神奈川県立三ツ池公園にて第1回マラソン大会が始まる。
  • 1990年 - サッシ取替え工事完工(窓枠が鉄からアルミへ)。
  • 1991年 - 創立50周年記念式典挙行。
  • 1993年 - コンピュータの導入に伴い専用PCルームを設置。

部活動 編集

部活動が盛んで、70%以上の生徒が部活動に所属している[3]

運動部 文化部
剣道 バレーボール S.O.S.(軽音楽サークル) 書道
硬式テニス ハンドボール 華道
サッカー バドミントン 茶道
柔道 野球 写真
水泳 ラグビー 吹奏楽
ソフトテニス 陸上競技 生物
卓球 ラクロス 美術
バスケットボール ダンス 漫画研究

交通アクセス 編集

出典 : [4]

乗車駅 系統 下車停留所・徒歩所要時間 運行事業者
JR 京浜東北線鶴見線 鶴見駅
京浜急行電鉄本線 京急鶴見駅
鶴05・鶴06川50[5] 寺尾中学入口」、5分 臨港
JR横浜線横浜市営地下鉄ブルーライン 新横浜駅 鶴02[6] 「三ツ池口」、12分
東急新横浜線 新綱島駅 鶴03[6]
JR横須賀線湘南新宿ライン 新川崎駅 鶴04[6]
東急東横線 菊名駅 鶴01[6] 「貯水池前」、15分
JR京浜東北線・横浜線 東神奈川駅 7・29系統[7] 「北寺尾別所」、7分 横浜市営

著名な出身者 編集

五十音順

学術・研究 編集

政治・行政 編集

経済・経営 編集

文化・芸能 編集

マスメディア 編集

スポーツ 編集

脚注 編集

  1. ^ 神奈川県立歴史博物館 (2008), pp. 24–25.
  2. ^ 「高校紛争全国に広がる 2ヵ月間で49校も」『朝日新聞朝日新聞社、1969年10月28日、朝刊、12版、15面。
  3. ^ 2017年(平成29年)度 学校案内より。
  4. ^ アクセス”. 神奈川県立鶴見高等学校. 2024年3月18日閲覧。
  5. ^ 川崎駅西口バスターミナルからも乗車可能
  6. ^ a b c d 鶴見駅西口からも乗車可能
  7. ^ 横浜駅東口からも乗車可能
  8. ^ 岸由二 (2017年4月1日). “<コラム流域思考>春爛漫の綱島・鶴見川~憩いの場となった川辺は地域の誇り”. 横浜日吉新聞. 一般社団法人 地域インターネット新聞社. 2021年8月19日閲覧。

参考文献 編集

  • 神奈川県立歴史博物館『神奈川県貝塚地名表 : 神奈川県立歴史博物館総合研究「神奈川県内貝塚の分布と形成に関する研究」』神奈川県立歴史博物館、横浜、2008年3月、24-25頁。 NCID BA87928309OCLC 676676556全国書誌番号:21506499 

関連項目 編集

外部リンク 編集