神道不遷流(しんとうふせんりゅう)とは、西牧一雄が開いた柔術の流派である。

神道不遷流
しんとうふせんりゅう
発生国 日本の旗 日本
発祥地 岡山県浅口郡金光町占見
発生年 大正時代
創始者 西牧一雄
源流 不遷流神道六合流
主要技術 柔術捕縄術棒術、整骨
伝承地 岡山県浅口郡金光町占見
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歴史 編集

 
1922年 西牧一雄

流祖は西牧一雄である。 神道不遷流は、不遷流と神道六合流を折衷した流派である。

西牧一雄は明治23年10月18日に金光町占見に生まれる。中藤覺助から不遷流柔術を学び免許皆伝を授かった。

また田邊又右衛門の門人の中杉増太から不遷流を、帝国尚武会野口清から神道六合流柔術を学んだ。

野口清門下の俊足として知られ、大正15年より八か月にわたり内地北海道遍歴の柔道修業を行った。

金光町占見に私立の尚武館を設立し多くの門人を育てた。

西牧までの系譜 編集

不遷流 編集

  • 武田物外
  • 武田貞二義孝
  • 小幡惣右衛門義明
  • 中藤覺助義輝
  • 西牧一雄

  • 武田物外
  • 武田貞二義孝
  • 田辺虎次郎義貞
  • 田辺又右衛門義和
  • 中杉増太義教
  • 西牧一雄

神道六合流 編集

  • 野口潜龍軒源兼信
  • 西牧一雄


内容 編集

初傳、中傳、奥傳、秘傳からなる。

初傳の表形は大日本武徳会柔道形(投の形)から、裏形は神道六合流制定基本型の手解七本、不遷流の大変之形である。

中傳之形は神道六合流からの抜粋である。

注釈 編集

脚注 編集

参考文献 編集

  • 中野銀郎著『接骨學會紳士録』接骨學會事務局,1936年

関連項目 編集