福寿寺

京都府南丹市にある曹洞宗の寺院

福寿寺(ふくじゅじ)は、京都府南丹市にある曹洞宗寺院。山号は医王山[1]。通称、京都帝釋天(きょうとたいしゃくてん)の名で知られる帝釈天堂を管理している。

福寿寺

帝釈天堂
所在地 京都府南丹市八木町船枝志里ノ内1
位置 北緯35度06分35.27秒 東経135度31分18.92秒 / 北緯35.1097972度 東経135.5219222度 / 35.1097972; 135.5219222 (福寿寺)座標: 北緯35度06分35.27秒 東経135度31分18.92秒 / 北緯35.1097972度 東経135.5219222度 / 35.1097972; 135.5219222 (福寿寺)
山号 医王山
宗派 曹洞宗
創建年 (伝)宝亀11年(780年
開基 (伝)和気清麻呂
文化財 帝釈天堂
増長天、多聞天像
法人番号 5130005007485 ウィキデータを編集
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概要 編集

福寿寺所蔵の「紫雲山小倉寺縁起」が伝える伝承によると、宝亀11年(780年)、和気清麻呂丹波国船井郡吉富庄舟枝村(現在地)にて帝釈天像を感得し、一宇を建立し、紫雲山小倉寺と称したのが帝釈天堂の始まりであるという。[2]

以来、京都仙洞御所園部藩主小出伊勢守等、多くの人々の崇敬を集めてきた。また、近畿地方庚申信仰の一大拠点であり、江戸時代には「庚申さん」の名で知られていた。現在でも庚申の日には多くの人が参詣する。

帝釈天堂は、福寿寺本坊から離れた山上にあり、山麓から本堂石段下まで約700メートルの間には、「願いの鐘」と呼ばれる鐘が108基、数珠のように連なる。参拝者がそれを1つ1つ静かに打ち鳴らすことによって、帝釈天に願いを聞いてもらう趣旨となっている。境内には庚申にちなんで石像や木像等、に関連したものが多い。

祭日 編集

  • 初庚申 - 毎年最初の庚申の日
  • 終い庚申 - 毎年最後の庚申の日
  • 大祭 - 5月第2日曜 11月第2日曜

関連項目 編集

境内 編集

脚注 編集

  1. ^ 曹洞宗近畿管区教化センター
  2. ^ 『日本歴史地名大系 京都府の地名』(平凡社、1981)、p.440

外部リンク 編集